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最近うちで一番道徳が身に付いてきているのは小5むすこ。
むすめはまだ小2だし凸凹特性なので、仕方ない。
妻とぼくは、社会にどっぷり漬かり過ぎていて固定観念縛られているようなものなので、逆にむすこにむすこの言う「道徳」を教わっている程であります。
ここで言う「道徳」とは、学校の授業で習う「道徳教育」とは違うものですので予めご了承ください。
(そもそもぼくは「道徳教育」の授業で何をやっているのか興味が無いので知りません。)
うれしいことを言ってくれるむすこ
将来は一緒に住もう!
「おとうちゃん!ぼくがお金を稼ぐようになったら、お部屋がたくさんある家を作って、ここでおとうちゃんとおかあちゃんと、〇〇(ともだち)の家族と一緒に住もうね。」
「うれしいことを言ってくれるね。狭い部屋でもいいから住ませてくれればうれしいね。」
すごい野望です。しかし、ともだちも巻き込もうとしているのがむすこらしい。
車は買わないらしいです。
サッカーのスーパースターにでもなって億万長者になるつもりなのかもしれません。
そんな事を言ってくれて、うれしいことはうれしいのですがもしその高すぎる野望が実現したとしても、自分の為に投資をして欲しいなと思うのであります。
家族への忠誠としての道徳心が強いのが今のむすこです。
親切少年
先日、むすこが「ともだちと約束している」と言っていつもの公園へサッカーボールを持って出かけました。
ところが、しばらくして食卓に置きっぱなしのむすこのiPhoneがビービー鳴り出します。
だいぶ時間経つのにまだ公園に着いていないようです。
iPhoneを持っていても余計な荷物を嫌うので外には持ち出さないむすこです。
「まぁいいや」と思ってたら、もうiPhoneが鳴らないのでもう着いたのでしょう。
帰ってきてから「電話が鳴ってたよ」と言うと。。。。。
「あのね、ぼくが自転車で行く時に、坂で大変で辛そうにピザを運んでいるおじいさんがいたんだよ。ぼくが「大丈夫ですか?手伝いましょうか?」と言ったら、「手伝ってくれる?」と言われて運ぶの手伝ったんだよ。」
「で、それで公園行くの遅れたの?」
「そう、すぐそこだったけどね。」
「すげーな、そんな事できちゃうの??」
他には、特別支援学級や下級生の子に「サッカー」や「勉強」(うっそー)や「おどり」を教えてあげたり、まあよく気が利くようなのです。
電車で急に立ち上がって席を譲ったりとか、よく人を見ているもんです。
これを、実の妹にもやってほしいもんですが、照れくさいのかやってくれません。
それでも「あったところに、きちんと片付けろ!」、(裸族なので)「いい加減に服を着ろ!」、「宿題をきちんとやれ!」などなど、むすめを反面教師にしているようにも思えます。
ぼくがむすめに言う事をほぼ言ってくれています。楽です。
とにかく、親切さの道徳心も身に付いて来たむすこです。
色々楽になってきたのかな?
とにかく「経験主義」のむすこです。
経験したことから学ぶ。
全体像を見てしまう特性から全体が見られない時はすごく苦しい。そんなところから経験して全体を見ないと理解が難しいところがあります。
学習にしても、道徳心にしても、10歳を過ぎて、遊びや学校において世の中の全体像がおぼろげに分かってきたものがあります、その全体から細部における様々な問題点に直面・経験することによって、自分に出来る事は何か?と言う事が分かってきているのだと思います。
今は、全体から細部が見えてきて自分の役割を確認しているところです。
どうしたら他人は喜んでくれるのか?どこまで言えば妹は怒るのか?おとうちゃんはどうだ?おかあちゃんはどうだ?ともだちは?先生は?そんなことを試しているところなんだろうなと感じるところです。
そうやって自分の立ち位置を確認していくことによって、自分はいったい何なのか?と分かってきたところで、気持ちが楽になっていくんだろうな思うのであります。
見ていておもしろいです。
まとめ
むすこの道徳心について記述してみました。
冒頭にも書きましたが、学校で習うことはあくまで「道徳教育」であって教科書を読むと、チームワークだとか、約束だとか、決まり事だとかで、ちょっとぼくが読んでいても「ちょっと方向性が個別の物とは違うな」と思われました。
学校の「道徳教育」が全てでは無いので、この教科書通りの人間ばかりだとつまらない社会になっちゃう気がします。
彼らの社会で様々なことを経験・実践していく中で、日本における習慣や慣習を身に付けることがまず第一なのかな?と思うところです。
あまり、規範を気にし過ぎると疲れてしまうので、程ほどにね。
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