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うちの元気が取り柄の小4むすこ。ディスレクシアです。
短文であれば、ある程度は字は読めます。
字が読めるということと、理解することは別の問題とお考え下さい。
昨日記述させていたように、
むすこの場合、一文字づつ丁寧に読めば読むことが可能です。短文であれば。
なぜ、短文の条件が付くかと言うと「疲れてしまう」からです。
現代のほとんどの大人だって、今さら「漢籍・和書」を読んで来いと宿題が出ても一文字づつしか終えず、熟語もわからず1行ぐらいで「疲れて」しまって、やめてしまうんじゃないですか?
あんな感覚でしょう。
むすこが文を読む時の特徴事例
つまり、むすこが現在、文を読み込む特徴として。
- 1文字づつであれば、ゆっくり読むことが可能。
- 1文字づつ読むので、漢字の熟語、ことばの意味を理解するのは後回し。
- 1文字づつ読むので、句読点が突然登場するから混乱する。
- たどたどしい読み方になる。
- フレーズで読めない。
- 1文字づつ追うので、長文は読めない。疲れる。嫌がる。過呼吸始まる。
可哀そうですが、こんなことがわかってきました。
治そうとしても、ピーナッツアレルギーと同じで治ることはないでしょう。
できる事と言ったら、熟語の読み方、意味を覚えて推測しながら読む。
スポーツが得意なので、反射神経でなんとかやっていく。
ほとんど力業です。
ぼくが出来る事は、反射神経で読んでしまってあべこべに理解をさせないことに注意することです。
「とまれ」を「すすめ」と早とちりしてしまっては、取返しがつきません。
話しことばと書きことばが一致していないこともある。
話すことばは至って普通です。
読字が不得意なので、知識に欠けることぐらいです。
例えば、話しことばで「やね」と言う言葉は知っています。「家のやね」と答えます。
他方、「屋根」の漢字は知っていますが何が「屋根」なのかは知りませんでした。
つまり話し言葉の「やね」と書字の「屋根」は別のものだと記憶していたことになります。
これは1例ですので、他にもたくさんあるでしょう。
ぼくや、その他関係者にはゆっくりじっくりことばの読み方、意味を一致させる作業も必要とされるということです。
問題の意味がわからないまま進めることがある
久々の0点
また、目的が違う学習で覚えるまでに時間が掛かるものがあります。
例えば算数、かけ算(積法)の答え=積、わり算(除法)の答え=商
四則演算の答えは「和差積商」と言われています。
それを今まで、「たし算の答え」「ひき算の答え」「かけ算の答え」「わり算のこたえとあまり」なんて教えてもらっていたのに、突然わり算の答えを「商」なんて言い出してる問題を出してきました。
もうむすこは何がなんだかわからなくなったのでしょう。
久しぶりに「0点」を取ってきました。
このプリントを見て、(頑張って計算した後は見られる。答えは合ってるでも、見事に1個も「丸」が無いぞ)なんでだ?と思って、いちお問題の意味が分かっているか聞いて見ました。
「商って知ってる?」→知ってた
「整数って知ってる?」→知ってた
「じゃあ、どうしたの?」と聞くと、
「この時は分からなったから、ともだちに教えてもらったら全部合ったよ」と見せてもらったのが下のプリントです。
うーん、なんも言えない。
しかし、上の「計算プリント1」の方がちゃんと計算してるじゃん、下の「計算プリント2」の問題はなんじゃ?
(何のための問題なんだ?)と疑問に思ってしまいました。
まず、ことばの読み方と意味を理解させることが必要
ぼくの、私見はどうでも良いとして、こんな風に短文であっても設問の意味がわからないと全部間違いということになってしまういい例です。
ぼくは、気持ちの良いぐらいの間違えっぷりだなと感心してしまいました。
これで、むすこも学習してくれて、設問の意味が分からないと「終わり」と言うことがわかってくれればそれで良いと思います。
まとめ
文章を読ませることには、ひらがな、かたかな、漢字、熟語(読み方、意味)等をじっくり覚えさせることが必要。
できれば、文章を提示して、文章の中からことば・熟語を抜き出して学習させることが必要ということなんかな?と思います。
むすこには、音読はあんまり意味ないかな。
しかし、小数点のあるわり算。最初はごちゃごちゃしていて苦労しました。
ようやく見えてきたようで、進められるようになりました。
えらいぞ。
小1のむすめが、毎晩音読の宿題をぼくに聴かせてくれます。
熟語、文節、句読点、、、、いろんなところに気を遣って読むくせがついていて、むすこには悪いけど全然違います。
これは能力の差と言うよりも、特性の違いですね。
学習能力が全てと言って区別されると、むすこがダメな人間に区分されてしまう。
むすめよりも良いところもたくさんありますし、魅力的な人間だと思っているだけに。。。
親バカですみません。
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