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何の為の「音読」なのだ??

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小5むすこたちの授業で、せっかく新指導要領で「アクティブラーニング」を導入してそれに沿った授業をしていたのですが、このコロナのせいでディスカッションは控えるような要請がきてしまったようです。

むすこたちのクラスはどちらかと言うと、活発な子が多いです。予定していたことができなくて残念ですね。

そんな授業も楽しくレポートも提出していたところです。

声を出せないなら「じゃーICT活用しよう!」と言う事で「Google Jamboard」上で国語、総合、道徳で共同授業をしているようです。

自分の考えを端末に記述するのは得意なようで、課題の意味さえ把握できれば、取り掛かるのが早いのがむすこです。

授業にはICT支援員が来てくれて、Chromebookとアプリの使い方を教えてくれているそうです。

課題がみんな出来たら、電子黒板上で発表するそうです。

レベル高いです。

課題をチラ見させてもらいましたが、みんなおもしろい事書いていますね。

自分の小5の頃を考えると、幼稚だったよな?と差を感じます。

先生も課題を考えるのは大変だと思いますが、こどもの発想を大事にしているなと感じます。

小2むすめの担任とは大違いだわ。なんで同じ学校でこんなに差がでるんかね?大丈夫か?

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音読の宿題

5年国語の教科書

「Google Jamboard」上の課題が終わらない子が多いそうですので、終わらない場合はそれが宿題になっています。

大学生みたいです。

むすこは、前述のように始めると速いので、学校で終わらせてきます。

だから、課題の宿題は無し。

今、校庭での外遊びが出来ないそうなんで、休み時間を利用したりして終わらせてくるそうです。

学校の方が、聞ける人がいるから良いのかもしれません。

宿題が重なるので「音読の宿題」は無しになっています。

むすこは、漢字ドリルぐらいしかありませんので、余裕です。

むすこ的には一番キツイ「音読の宿題」が無いのはうれしいようです。

音読の宿題って一体。。。

1年生の頃から、ずーっと続けている「音読」の宿題ですが、文章を理解しているかどうか測る方法として用いれられていると思っていたのですが、どうやらそれはディスレクシアなむすこにはあまり意味の無いことでした。

文章を淀みなく読めていれば周りのおとなは満足すると同時に、こいつは「文章を理解している」なと考えがちだと思います。

でも、全くそうでは無く、文章をひとかたまりに写真のように頭に映してしまうむすこは、細部が分からずひと文字づつ追う事だけに一生懸命になっています。

これでは、音読をして文章理解をしろと言うのが難しいのです。

また、小2むすめの担任が授業中の音読時に「姿勢を正して!」「間違えないで!」「大きな声で!!」なんて自分の頭のチェックリストにチェックを入れるようなことを要求されているのを見ると、むすこがこいつの担任だったら、涙目になるところでしょう。

酷い扱いを受けていたむすめは担任に対しての反発心もあって、音読の宿題なんか2学期になってから1度もやっていません。それでも、テストでも重箱の隅をつつくような1点減点で99点とかありましたが、ほぼ国語も満点ですので、音読の宿題の効果と言うのは、家庭内検証でも疑問点が付くのであります。

やりたい人だけでいいんじゃないか?それより自由に他の本でも読ませた方が良いのではないかと思ってしまいます。

多分、クラス内での評価の一つにしているのでしょう。むすこは配慮をうけているので「だいたい、いいわ」で済むようにしてもらっていますが、むすめは「あ~、〇〇ちゃんあそこの送り仮名を端折ったね」(減点よ)等の指摘をされる立場です。

そんな細かい指摘ができる教師は自分で「エライ」と思われているのでしょうか?少なくともぼくはそう思ってしまいます。

家で「音読」の宿題にそこまでのものを求められたとしたらぼくは反発します。

実際、「音読カード」なるものがあって、区切りはちゃんと読めたか?とか、スラスラ読めたか?等、3項目あって出来たら2重丸をつけて、親のサインまで求めてきます。

そんな事に長い長い物語を音読させて、ぼくが「ほら、ちゃんと読め!真面目に読め!」なんて指摘をしていたら、それこそ以前のむすこのように過呼吸起こして、もうどうしようもない状態になってしまいます。

もう、文章大嫌いになるし、意味もよく分からないし、漢字も読みたくない!ってくるに決まっています。

事実、うちのむすこは3年生まではそんな状態でした。

適当に丸付けてサインして出せばいいのだ。今ではそう思っています。

むすこのディスレクシアはそんな事も気づかされました。

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感情を込めて読める

むすこは、「音読」作業(実際は文章を見ていない)は結構うまい方だと思います。

それは、ディスレクシアのおかげもあります。

矛盾したことを言いますが、実際そうなのです。

そもそも、音読をしながら文章の理解は、人の特性によっては難しいことだと思います。

ぼくがそうです。黙読じゃないと本の内容なんか入ってきません。

会社に入ってから、なんかの試験の時に同僚が「テキストを声に出して読めば、頭に入るぞ」と言われたので、やってみましたが音読ではさっぱり入りませんでした。

その代わり、どうせ読むならと思って自分の声をテープに録音して通勤の電車等でウォークマンで聞いていたら頭に定着しました。

忙しいので勉強なんかしてる暇も無いにも関わらず、その試験を楽勝で合格でしたので、その同僚に「なに?頭いいんだ、すげーな」と言われたことありますが、あんな小さいテープレコーダーを開発してくれたソニーさんのおかげです。要領がよかっただけです。

むすこは、それを授業で実践しているみたいです。

文字を一個一個追う事が苦手で読むことが苦手なむすこは、クラスでみんなで読んだり、誰かが読んでいる事を耳で聞いていて、文章をすっかり覚えてきてしまいます。

音読の宿題をする時には、ほとんど教科書を追わないで「音読」しています。

自信のないところを確認するために見る程度です。

勉強をしている身なので、勝手読みをしてもかまわないとぼくは思うし、むしろ勝手読みができるようになってることが素晴らしいと思いますが、みんなの前で変な読み方をして、ディスレクシアがバレたくないと言う気持ちがあるのでしょう。それにしても物凄い集中力だと思います。

教科書の覚えている箇所は目で文章を追えるようになるようですので、少しづつ意味がわかってきて感情を込めてうまく「読める」(?)のです。

その代わり、初見で読ませるとだめです。1段落か2段落ぐらいでやめてもらいます。

やはり、学校で求められる発達能力にビハインドがある分、違うところが発達すると言うのは当然なのかもしれません。

英会話の授業を楽しく伸び伸びやっているのはそのせいかもしれません。

「What do you want・・・・・・?」

「よく、覚えて来るね。スペル書ける?」

「わからない!書けない!」

まぁいいや。

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まとめ

ディスレクシアの子の音読について記述しました。

書いているうちに音読ってうちの子への効果に疑問をもってしまいました。

夏休みあたりから、「音読は口と読むことに疲れる時は、やめて良いよ。」と言って黙読を推して見ました。

「音読と声を出さない方とどっちがいい?」と聞くと

「声を出さない方!」と答えてくれました。

クラスの「読書キャンペーン」や図書室での読書は黙読しているみたいです。

どこまで理解しているか分かりませんが、涙をながしたり、自ら内容を教えてくれることもあるので、読書力と言うのがそこそこ育ってきているのかな~と感じます。

うるさく言わないで、自分の方法を見つけるために、見守っていこうと思います。

「音読」自体は悪いと思わないんですがね。。。。一律のやり方が合わないんですよ。

仕方ない、自分で考えるしかないんですよ。

本を読めなかったむすこ。初めて本を読んで大泣きしてました。
むすこが、本を読んで声を上げて泣いていたことは初めてのこと。よくやった。よかったよかった。

コメント

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