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本日は、小1むすめのお話です。
今のむすめの担任の先生は、むすこも前に担任をしていただいた先生。
むすこ当時も漢字の「型」については厳しくみられる印象は強かった。
ただ、むすこの場合は間違っていることがデフォルトだったのであまり気にもなりませんでした。
その頃は、ディスレクシアが分からなかった時期でしたので、不注意傾向が強いむすこの事を逆に、細かくみていただいて「ありがとう」と感謝の気持ちで一杯でした。
ただ、なかなか「〇」にしてくれないのでむすこは嫌がっていたのを記憶しています。
そんなことが、むすめにも、、、、、来年は今の先生「絶対嫌だ」と言う始末。
他人の事を嫌うことがあまりない時期の小学生兄妹ですが、今回の件でわかったような気がしてきました。(悪い先生ではないですよ。)
合ってるのに×
たくさん直されているぞ
いつもはむすめの持って帰ってくるプリントはよく見ることはないのですが、3つ連続で直されているなんて珍しいのでよく見てみました。
(何かちがうのかな?)
「気」「男」「手」
(確か前に、「「男」って漢字はむずかしいよ」ってつぶやいていたのはこの事か。。。)
ちょっと前に、むすめには「田と力だよ」と教えましたが、
「それは知ってるよ」と言われたので、何のことだろうと思っていました。
微妙なカーブを書くのが難しい
この、「気」「男」「手」3つの漢字で共通して直されているのが、
微妙なカーブを書くところ。
字体については合っているし、読めない事は全くない。
しかも、赤字で何度も直しを書かされても「まだちがう」と言われている始末。
これをむすこにもやらされていたと思うと、大変だったろうなと涙が出てきます。
ぼくが小学生の時に、ここまで細かく漢字やひらがなで注意を受けることはありませんでしたが、言われた事はまあない事はありませんでした。その時に(そんなに言うなら、目盛りでもつけてくれよ、その通りに書くから)と思いました。
それと、(早く高学年にならないかなー)とも思いました。
だって、大人の字を見ても、習った通りに書く人なんてまずいないんだもん。
きっとむすめもそう思っているはず。。。。
どう見たって合ってる
上の3文字、これのどこが、×なのかわかりません。
どう見ても、読めるし、足りない部品があるわけではない。
妙な字体のフォントの方がよっぽど×が付いてしまうのではないかと思います。
文化庁の「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について」
「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について 」概要
絶対こういう事は問題になっていると思って調べてみたら、文化庁の報告資料にありました。
題して「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について 」です。
平成28年2月末の資料ですのでそんなに古くありません。
長い資料ですので、要約ページだけ掲載いたします。
この資料で注目したいところ
1ページ目の「「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(平成28年2月29日国語分科会)」に書かれていることに注目しました。
○ 字の細部に違いがあっても,その漢字の骨組みが同じであれば,誤っているとはみなされない。
特に2番目の文言です。書き順の時とおなじですね。
「骨組みが同じ=読めればいい」そういうことじゃないんすかね?
こういうことであれば、字体に乱れがあると思われる児童への指導は合っていれば〇を付けてあげて、補足的に「これぐらいのカーブにすると綺麗にみえるよ」程度で良いのかと思います。
それに、美的感覚は人によって違いますし。
漢字の書き順や、止め、払い、はねの注意で気にしていること
自信をなくしかけているかも。。。。
むすめの場合、合っている漢字を一生懸命書いたつもりですが、ちょっとバランスが崩れていると大人の感覚で指摘され、ショックを受けています。親に言うぐらいですので、計り知れないものがあると思われます。
そんな時に気にしているのは、むすこの時と同様に「自信を無くしてしまわないか」「自己肯定感が下がってしまっていないか」と言うことです。一時の事かもしれませんが、心には何かが残るような気がします。
確かに、このプリントを貰ってきた日は少し荒れ気味で、わかっている宿題算数プリントも「わからないわからない」連発してなだめながら一緒にやってあげました。
わかっている問題も本当に自分が知っている事と合ってるかどうか自信がなくなってしまって、混乱している表れかと思います。
今後、むすこ同様注意してみておこうと思います。
そもそも、手の筋力が無い
小学校1年生。昨年まで保育園、幼稚園生だった子が成長早いとはいえ、そもそも字を書く手の筋肉と言うのが成長しきってないとも思います。
もともと、お手紙を書いたり、何か絵を描いたりするのが好きなむすめです。
そんな様子を見ても昨年よりは、本当に上手に字が書けるようになってきました。
それでも、バランス悪く字が左右に寄ったりするのは、手に力がまだまだ大人のように入れるのが難しいのではないかと思います。
ぼくには、きれいな字と言う定義がわかりません。今のうちに教科書に載っているようなきれいな字を書いて欲しい先生の願いはわかりますが、そんなの不可能です。ナンセンスです。
ほどほどにご指導いただき、そんな見た目より、思考力や洞察力か観察力を育ててもらう方に注力してもらいたいとプロの教育者にはお願いしたいと思います。
これは、むすこにも言えるかなとも思います。
まとめ
すみません。
今日は、むすめの直しプリントを見て、なんか腑に落ちないのでぶちまけるように記述してしまいました。
黙っていても仕方ないので、良い先生ですし信用もしていますので、こんなことを思っていると次回の面談でお聞きしてみようと思います。
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