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年も明けましたが、昨年末に今年はどれぐらいの本を読んだだろうか?と数えてみました。
目標としては仕事業務の小難しい本からマンガまで含んで50冊としていました。
もう出来るだけ、電子にしようとまずはkindleの書棚を数えてみると。。。。
マンガだけで100冊を超えていて、もう数えるのをやめました。。。。
かなり厳選したつもりだったのですが。。。
で、和書だけだと(数え間違いがなければ)71冊。。。
昨年読んだ本でベスト3は何?と聞かれても、もうこんなおっさんになると「ふんふん」と読み進められるのですが、感覚の精度がだいぶ落ちていて「おいおい、これで終わり??」とついつい鼻で笑ってしまうこともあることを反省しないといけないなと思うおっさんです。
そんな中でこれはいいなと思った本をいくつか挙げて見ようと思います。
コミック
僕らには僕らの言葉がある
盲学校で何好き野球をやっていた子が、普通高校に入学して硬式野球を始めて「ダチ」が出来てもまれて行くと言う話です。ありふれたストーリーを想像してしまいますが、ちょっとこのマンガはちがう。
個人的には「盲者」というところを「知覚推理」と言う風に置き換えて読んでしまう場面もあり泣けてきました。
合理的配慮的なツールの場面も出てきます。
苦労してようがしなかろうが、不自由だろうかそうでなかろうか、万人におすすめです。
君と宇宙を歩くために(1)
妻に進められて飛び飛びで読んでいたものが単行本になったので購入しました。
著者のあとがきにもありましたが「テーマの一部を言語化せず」です。
症例症状を具体的な障害名で日常的にあらわすと言うのは、専門家からの支援・治療には必要なものかと考えていますが、その子・親に取って十字架を常に背負わされているようになるように感じます。
それを敢えて言わないことで、少年たちのリアルな心情が伝わって来て思わずもらい泣きをするところもありました。
むすこがたまに泣いているのはこう言うことと同じなんだろうな。
これも、またまた置き換えて読んでしまったコミックでした。
和書
ライト兄弟 イノベーション・マインドの力
史実に基づいた大作です。
飛行機が無いところから始めてる訳ですから、航空工学なんか無かったでしょうし、それをゼロから揚力・抗力の計算を突き詰めて、材料、金策、飛ばす実験をする場所の確保等を地道にやって成功に導けたと言うお話しです。
技術革新発明を最初にする人たちって本当にあきらめないですよね。
それがすごいと思います。
それで飛行成功を最初に認めてくれたのはフランスだっていうのも、大西洋をわたって売り込んだのもすごい。
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
妻が今ハマっている「言語学」。
ぼくもかじってみようと思って、この本を手に取ってみました。
ぼくは言語学には素人ですが「オノマトペ」と言うのがテーマでわかりやすかったです。
中1むすこは「オノマトペ」今は恥ずかしいのか使う機会がすくなくなっていますが、かつては「オノマトペ」でよく表現をしていました。
語彙が少ない時期はそれで一生懸命自分を表現していたのだと思います。
大きくなって「知覚推理」が遅いのがわかっているので、それが使えなくなるのは学習の仕方を洗練させていくのが尚更難しくなりますよね。
今も家ではたくさんオノマトペで表現して良いんだよ。
それか、ゆっくりゆっくり書いてあることを理解していこう。
奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語
今となっては、学習上の困難が「知覚推理」の問題とわかってはいますが、それで文字が読めないのではなくて(理解が追いつかなくて)読むの辛いむすこ。
根本的に文字の推理力が遅れるために、文字を読むことが億劫で異様に嫌がっていた頃がありました。
そのために特性上、理解がみんなより遅れるのは仕方ない。
読むのが辛くて教室の音読が満足にできなくて恥ずかしかった。また、勉強が嫌いになるのはあたりまえてました。
そして一か八かで、このフォントの教科書を与えたら読むのが幾分楽になったとのこと。
それと同時にむすこの立場を楽にしてくれたのがこのフォントだと思います。
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