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ディスクレクシア中1男児と非認知能力:経験と実践

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うちの中1むすこはディスレクシア、特に読みが弱い。

最近では、逐次読みがかなり減り、一聴しただけではわからないぐらいになる時もあります。

これも、小学校低学年の頃と比べて、自信がついて来たと言う事が主に挙げられます。

但し、語彙の積み重ねが中学生レベルより2年程遅れてしまいましたので、がんばって読めても、完全に意味が取れているとは限りません。

意味の分からない文章を読むのは疲れますよね。

今そんな状態です。かなり頭の中はがんばっています。

この、学習障害(最近では単なる言い換えですが、限局性学習症、LDとも言います)「非認知能力」と呼ばれているものにも影響を及ぼしていました。

「非認知能力」とは、思考や学習といった認知能力以外の能力のことで、「自己制御」、「感情調整」、「社会的認識」などが含まれます。

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ディスレクシアと非認知能力

ディスレクシアは、読み書きだけでなく、組織性や計画性、時間管理などの非認知能力にも影響を及ぼします。

しかし、これらの能力は日常生活や学習において重要であり、特に中学生にとっては、自己管理や学習の自主性を高めるために必要なスキルとなると思うところです。

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非認知能力を育てるための取り組み

そんな、「非認知能力」ですが、教育業界等の方々は「大事」と色々と言い始めているので目にします。

下記は、文科省の資料です。

この資料は幼児からの「非認知能力」への取り組みが書かれているので、うちのように小3の終わり頃に気付いたとしてもそれは手遅れのように思っていますが、それはどうなんだろ???

確かに、そう言われると幼児~低学年の頃は、自己制御の面でも時間管理は全く出来ませんでした。

感情調整も、社会的認識も一見できていそうでも、「ほとんどの自分には関係無い」と思う事だと感情をむき出しにすることは皆無でも、そっぽ向いて何も聞いていないことが多く見られました。

この資料のように、「4,5歳ぐらいから介入した方がいいんじゃねー」と言われても、ぼくのようにこどもを自分と同じように考えていると、気付くのが2,3年遅れてしまうのがほとんどであることでしょう。

それは、申し訳ないけど、仕方がありません。

そこはここから仕切り直しで、ディスレクシアを良い事に、良い事悪い事分別して向き合っていくことにしました。

そのひとつにこの「非認知能力」への取り組みだったと思います。

その経験としては、、、、

  • 組織化と計画性
    スケジュールを作って貼りだすと言う事はしません。
    家と言う組織での事を、毎日、毎日をルーティン化して生活しました。
    例えば、お風呂は何時に入る。ごはんはいつ食べる。と言ったことです。
    たまたま、ぼくが在宅で仕事をしているのでなせる業かと思います。
    それに、やらないといけないことを付け加えていました。
    最近では時間を自分で見て逆算をして身の回りの事を自分でやるようになって、ぼくもずいぶんと楽になりました。
    テスト勉強の計画もそれなりにやっていて変わって来ました。
  • 感情調整
    ディスレクシアなので、学習に関してはかなりフラストレーションがたまります。
    逆に最初の頃は出来ないむすこをみるとフラストレーションがたまります。
    そして、お互い感情的になることがしばしばあります。
    しかしながら、その感情の認識と言うのがよかったと思います。
    ぼくが感情的になれば、むすこも感情的になるし、ぼくが穏やかにしていれば、穏やかに学習できる。そんな感じです。
    おかげで今では「おとうちゃんと勉強するのは楽しい!」と言ってくれています。
    つかれるんだけどね・・・
  • 社会的スキル
    これは、ぼくの方ではどうしようも無いので、学校と加入しているサッカークラブでの様子を見守っています。
    むすこは、人の手を借りて生きる処世術を持っているようです。
    そんな事が幸いして、ともだち作りが親がビックリするぐらい得意な方です。トラブルは皆無です。
    これにより、社会的スキルは良い方向に行ってると思います。
    コミュニケーション能力、社会的認知機能は珍しいぐらいある方だと感じています。
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失敗とお試しの連続

かけっこ

非認知能力を育てることは、ここまでは失敗とお試しの連続です。

むすこは少しづつですが、時間管理のスキルを大幅に向上させ、自分の感情をよりうまく制御する方法を学んでいます。

しかし、まだ社会的スキルの向上は、下手にぼくよりはうまくできているので、助かっています。

わからないことは、周りの人に聞き、助けてもらい、ここまできましたので、彼がこれらのスキルを更に向上させていければと思っています。

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まとめと次のステップ

非認知能力を育てることは、一夜にして達成できるものではありません。

それは時間を必要とします。

ぼくは息子が自己制御、感情調整、社会的認識などの重要なスキルを磨くことで、ディスレクシアと上手に付き合い、自己肯定感を高めることができると信じています。

最後に心がけたこととして3つを挙げてみます。

  • ひとと比べない(うちはうち、ひとはひと)
  • 強制しない
  • 親が先回りして口を出したり世話を焼かない。

結構難しいですけど、今でもこれを肝に銘じてこどもたちと向き合っています。

リソースと参考文献

ディスレクシアや非認知能力について学ぶための追加のリソースや参考文献のリンクをリンクします。

これらは私たちが息子の非認知能力を育てることに役立ったものです。

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ディスレクシアを持つ子供の非認知能力を育てるための一助となれば幸いです。

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