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前回の学習指導要領改訂から大きく取り入れられてきた「アクティブラーニング」。
当時むすこの5年生の担任との面談で「特に国語が大きく変わっちゃいましたねー」とぼやくほど読み物が減り、主体的にかつ対話をもとめるいわゆるディスカッション的な授業が大幅に増えました。
先生はぼやいていましたが、むすこにとっては大チャンス。
その理由は、不得意な物語を読む授業が減り、なぜかディスカッション的なものは好きな方で、自分の主張ができる授業が増えたのですから。
でも間違えてはいけないのは、覚えないといけない漢字が減った訳ではないし、不得意なものを置き去りにするわけにはいきません。
ぼくが見ている感覚としては、単元ごとにメリハリがついた感じです。
現代物語、評論文、古典、民話そしてディスカッション的なもの。
要所は付いていたと思います。
中学生になっても、教科書を見る限りは小学校のものを踏襲している感じです。
国語に関して昔ほど嫌がってはいませんので、中学でもマイペースでがんばっているように思えます。
そんな、ディスレクシアを抱える中1のむすこがディスカッションを大好きな理由と、それがもたらす効果について記述してみたいと思います。
ディスレクシアは、読み書きの困難さを特徴とする学習障害の一つですが、それにもかかわらず、むすこはディスカッションを通じて多くの恩恵を受けています。
アイデアの表現と共有
ディスレクシアなむすこにとって、思考やアイデアの表現は常に難しい課題です。
いわゆる、言語化ってやつです。
しかし、ディスカッションは彼にとってアイデアを表現しやすくする手段となるようです。
ディスカッションでは、他の参加者とアイデアを交換し、意見を述べる機会があります。
その過程で、むすこは自分の考えを対話や身振り手振りで言語化しやすくなり、自信を持って発言することが不思議と楽しくできるようになるようです。
情報の吸収と理解
むすこにとって、テキストを読み込むことは時間と努力を要します。
しかし、ディスカッションでは、口頭で情報を受け取ることができます。
他の参加者の発言や意見を聞くことで、新しい知識や視点を得ることができます。
さらに、自身の疑問や理解について質問をすることもできます。
このような活発な議論の場において、むすこは他の人からの情報を吸収し、理解を深めることができます。
コミュニケーションスキルの向上
ディスカッションは、コミュニケーションスキルを磨く絶好の機会だと考えています。
むすこはおともだちと対話し、相手の意見を尊重しながら自分の意見を伝える必要がでてきます。
これによって、彼はコミュニケーション能力を向上させると同時に、他者と協力する重要性も学ぶことができているようです。
ディスカッションは、彼が他の人と円滑にコミュニケーションするための貴重な訓練の場となります。
正しい、ことば遣いをしているかどうかは別の問題ですけどねwww
自己肯定感の向上
ディスレクシアを抱えるむすこにとって、かつて学業や読み書きの困難さによって自己肯定感が低下したいたのは間違いありません。
しかし、ディスカッションに参加することで、彼は自分の考えや意見が価値があるということを実感することができます。
おともだちや先生からのフィードバックや肯定的な反応を受けることで、彼の自己肯定感が向上し、自信を持って学習に取り組むことができるようになった側面もあったような気もします。
まとめ
ディスレクシアを抱える中学生のむすこがディスカッションが好きな理由とその効果について記述してみました。
ディスカッションは彼にとって、アイデアの表現や共有、情報の吸収と理解、コミュニケーションスキルの向上、自己肯定感の向上といった多くのメリットをもたらしていると考えています。
ディスレクシアを抱える子供たちがディスカッションを通じて自己成長し、学習の楽しさを見出すことができるよう、私たちは彼らをサポートしていくべきだと思うところであります。
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