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約3年、コロナのせいで正味2年半通い続けた、小6むすこのST先生の個別指導。
この個別指導も、もうすぐ卒業です。
次は中学校で支援教室の方でお世話になります。
この日も、4年生程度のことばの学習指導をしてもらいました。
つまり、今6年生なので2年程度の遅れがあると言う事になります。
3年前からこの個別指導に通い始めたのは、当時LDと境界知能がわかったからです。
LDで境界知能の子のは、2年以上の遅れと言うのがひとつの基準のようです。
それで、中学校の支援教室に行ける事になったのだと言うのが各所先生方達の見立てです。
選定理由は公表はしてくれないですが、みなさんおっしゃるので恐らくそうでしょう。
3年前当時小学校のSC先生には「学校の支援クラスも行けるよ」と言ってくださったのですが、むすことどうしても合わない子(でも抜群に頭はいい。多分御三家に行っちゃうかも)が情緒の方で通っていることと、勉強が出来ないからと言って支援クラスに通うのが恥ずかしくて、学校内の方は拒否しました。
そんなわけで、ぼくが時間を作って、ある時は自転車、ある時は車で、またある時は電車で、このST先生の個別指導時間に連れて行っているのであります。
作文、話をもっと深めよう!
この日も4年生と、それよりもう少し突っ込んだ問題をやってもらったそうです。
先日、「作文」はうまいなんて親バカぶりを披露してしまいました。
この日もある題材を決めて、100文字程度の作文をいくつか作ったそうです。
その今回の課題作文を、見せてもらったらだいぶ向上しているように見えます。
先生も「修飾語の使い方もわかってるし、だいぶうまいですよ。」と技術的な面はほめてくださいました。
でも、こうおっしゃいます。
「もうすこし、話を深めてほしいんですよ。」
なんだ?話を深めるって???
それはこんなことです。
むすこと会話をしてると、次にあげることばが多いのです。
「でもさぁ」
「なんで?(なぜ?)」
「そうだけどさぁ」
こんな感じで突っ込んできます。
うるさいぐらいです。
前から、ともだちにも言ってるのもたまに聞こえます。
これは、話の本質を突いてくる会話なのですが、それにより話が深まってきます。
こんな事を課題文章でも書いて欲しいと先生は言うのです。
なので会話上では、話を深めていくのは結構好きなんだと思います。
へんだなぁー
恐らく、今回の作文で話が深まらない理由としてはこうなんだと思います。
文章を書くこと、そもそも興味の無いものに本質を追求することが「めんどくさい」のです。
また、出遅れた知能レベルも関係しているのだと思います。
小学校卒業時の知識が追いついていないし、文章を読むのが苦手なので読み返す事はないし、文章の中で話を深めようと思っても出来ないのです。
逆に自分の感情や好きな事、体験した事を書いていくのは得意です。
2年の遅れは、恐らく進みが早い妹の小3のむすめ程度レベルです。
それだけに、精神的にも未だに勉強に対する姿勢と言うものも出来ていません。
境界知能の2年の遅れは、学習だけでなく精神レベルも遅らせてしまっていることでしょう。
そう感じた課題です。
まぁ、3年前は幼児レベルだったのに、ここで4年生~5年生程度に来ているという診断なのでかなりがんばったんでしょうね。
これから、卒業まで作文において、話を深める練習をしてくださるようです。
目の前の興味の無い課題でも、全て自分のものと意識が変われば絶対できるはずです。
今出来なくても、日々積みあがっている知識が溜まって行くと、その練習が役に立つ日が来ることでしょう。
現状の、語彙力不足から理解出来ないものもあると思いますが、もう少し精神的にお兄さんになって知らない世界も突っ込んで知るようになれば、君は大丈夫。
そう信じています。
指示語:こそあど言葉
中学に向けて取り組んだ課題は「こそあど言葉」です。
いわゆる「指示語」です。
今でも国語の読解問題で「指示語」が出てきます。
中学校ではこそあど言葉だらけの「英語」の進化したものが出てきます。
この指示語の概念をきちんと掴んでもらうのが狙いだそうです。
これも完璧ではありませんがよく出来ているそうです。
正確にできるようにこちらも合わせて継続して教えてくれるそうです。
まとめ
個別指導に行ってきた話を記述しました。
ST先生も振り返ってみると、むすこの事を3年前にこの授業を始めていただいた時より、積極性が出て、言うべきことを言って来るようになったと言っておりました。
成長云々もありますが、みなさまのおかげで自分に自信がついてきたことが大きいと思います。
それは、サッカーを続けていて体力的なものやサッカーの技量的なもの、それに将来の夢を見つけて実践しているところもあります。
でもね将来、あなたが困らないように、こうやって学力についてみんな寄ってたかったケアしてるんだから、その事もわかってね。今じゃなくていいから。
恩を着せるようにありがたく思えなんて言いたくないけど「あの時の事が役に立ってるよ」と思ってくれる日がいつか来てくれればそれで良いと思います。
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