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当たり前の話ですが、「献血」断られました。
先日、公園に日赤の献血カーが来ていたので「久々にやってみよう」と思って受付に行きました。
で、いちお持病の事をお聞きして見ました。
「ありがとうございます!体温測定と今のご体調の様子をお聞きしてよろしいですか~」
「あ、あの~、3か月前に脳梗塞やったんですけど、要件OKですか?」
のけぞる受付のお兄さん
「あ、念のために、先生に今の症状を聞いてみてください。」と言われ、献血バスの中に通されました。
バスの中に通される
“おいおい!バスの中って、みんな血を取っている傍らで問診か???”と思ったら、中にはおじいちゃん医師がお一人座っているだけ。
献血バスは2台来ていて、実際に献血を行っていたのはもう1台の方のようでした(たぶん、ぼくは入場できなかったので分かりません)。
当日は風はさわやかでしたが、気温30℃を超える日でも、バスは冷房も入れていません。
でも、バスの中は灼熱地獄と言う訳では無く、窓全開で風が通ってまぁまぁ過ごせる環境でした。
医師に尋ねる
そんなバスの中で、そのおじいちゃん医師にお尋ねしました。
「ラクナ梗塞を3か月前にやったのですが、献血は可能ですか?」
「今、どういう状態ですか?」
“どういう状態って、どう答えりゃいいんだ。。。”と述語がはっきりしない質問です。何が聞きたいのかわからないので、逆質問。
「何のことをお答えすれば、よろしいですか?」
「例えば、、、薬とか、外来で医師に診てもらってるとかですね」
最初からそう聞いてくれれば、大体の事は覚えているので答えらるのにね。
そう言いながら、そのおじいちゃん医師、手引き(あんちょこ)のような、病名が書かれている郵便番号帳のようなイメージの冊子をめくっています。それが2冊ありました。
その冊子を横目で見ていましたが、ありとあらゆる病名が書かれています。
献血が出来ない病気がこんなにたくさんあるのか!というよりこれ以外の病気の方が多いあるはずだから、病気と言うのは果てしなく多いんだろうなぁ。そんなことを思いながら見ていました。
その間、ぼくは薬の種類や医者に掛かっている事を話しました。
やっぱり献血はだめ。一生献血は無理
そして、その医師が冊子をめくるのを止めました。
止めたページを押さえる指の先に、ぼくの病名が冊子に掲載されていました。
「だめですね、献血はできませんね。」とひと言。
「あーやっぱり」予想していた通りのお答えです。
「あれでしょ、要するに脳血管疾患だから動脈硬化は確実に起こっているはずだし、今血液サラサラの薬も飲んでるから、血が止まらなく可能性もある。ここで万が一の処置はできないからね。。。」初めて的確なお話しをいただきました。
「では、一生献血は無理ですね。」
「そう、考えていただいてください。」
「どうも、ご面倒おかけして申し訳ありませんでした。ありがとうございます。」
「はいはい、気を付けてね」
そう言って、バスを降りると、外にいた受付のお兄さんが、
「どうもすみませんね。ありがとうございました。」とさわやかに見送ってくれました。
いえいえ、ご面倒かけたのはぼくの方ですわ。
「逆に申し訳ございませんでした。」と言いながら。
あのバスの中のおじいちゃん医師の眠気覚ましぐらいになったかな?と思った休日の昼下がりでした。
まとめ
脳梗塞は献血はだめという話を記述しました。
恥ずかしい話ですが「脳卒中」(脳梗塞・脳出血)のことが、既に献血のウェブページに「献血をご遠慮いただく場合」のページに掲載されていました。
きちんと見ておけばよかったですね。すみません。
何事も思い付きで行動してはいけません。慎重に自分の出来る範囲で調べる事が必要と改めて反省するところです。
後は、現在進行形で薬を処方されて飲んでいる方は「お薬手帳」を持って行った方が良いと思いました。あの、おじいちゃん医師も「薬」と言っていましたので。
ぼくは、もう一生献血は出来ないので、関係ないんですけどね。
あ~あ、「けんけつちゃん」のTシャツくれるって書いてあったから、むすめにもらっていこうかなと思ったのにな。
献血の後にアイスもらって食べたりすることももうないんだなと思うと、寂しさを感じた日でした。
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