前にもご紹介しましたが、今年3月に買ってあげた小5むすこの筆箱3号がきれいなままで、驚いています。
3号と言うのは、小学校に入学してから3個目だということです。
これまでの1号、2号はすぐにボロボロになっていて、自分でカッターを使って外側を切り刻んであったり、まともな「精神状態じゃないだろ。」と思って心配をしていたところでした。
それも、「小学生なんだからそんなもんだろ」と、嫌なことに顔を背けていた自分もこの分かりやすい信号を分かろうとしていなかったのも悪かったです。
ところが、ディスレクシアで相当苦労していたと言う事が3年生の終わりに分かって、学習を「やらせる」と言う方針から、「よりそって、無理はさせないでやる」方針に転換して気持ちが収まってきたようです。
それが今年の3月に買った筆箱を自ら傷をつけずに大事に使ってくれていることにも表れているように思うのです。
密かな楽しみ
鉛筆削りとwiscとかの検査結果
未だに、時間割通りの準備が自分でできないむすこ。
いちお、夜自分でやったと言う事にしていて、朝カバンの中と連絡帳の付け合わせをぼくがしています。
その時に、毎朝鉛筆を削るようにしてあげています。
前は、めんどくさくてなんでむすこの鉛筆削りまでしてやらないといけないか、いつもむすこに「鉛筆ぐらい削れ!」と怒っていたのですが、今はそんなことは自然に言わないようになりました。
むすこの特性が分かって、支援してやらないといけないことは何かが分かってきたから、むすこへの対応が地について来たからかと思います。
やはり、検査等は周りだけでなく自分を納得させることにおいても大事なんだなと思いました。
毎朝やってあげている鉛筆削り
その「鉛筆削り」ですが、あくまでぼくが感じたことだけで恐縮ですが、
「筆箱」の中と言うのは、むすこがどんな学校生活を送っているか分かってくるような気がします。
たまに昨日と違う消しゴムが入っていることがあります。その時は「ともだちと交換した!」と言いますし。
どこでいただいたのか知らない新しい鉛筆が入っていたりするのを見ると、むすこのともだちの多さや信頼関係がわかるような気がします。
逆に、朝削ったままで使った鉛筆が1本だけと思われる時等は「書くのがしんどかったのかなぁ」と想像することができます。
定型の子であれば、えんぴつの減り方でどれだけ勉強してきたかはかり知ることができるかもしれません。でも、うちの子は特性からなるべく書くのを避けたい方です。
えんぴつの消費の少なさでしんどさと言うのを測っています。
もちろん、そんなことをいちいちむすこに確認していませんので、そんなことを考えながらおとうちゃんが鉛筆削りをしているなんて夢にも思わないでしょう。
ただ、前は「えんぴつぐらい自分で削れ!」と言っていた癖に、言わなくなって毎朝おとなしく削っている父を不思議に思っているかもしれません。
シャープペンがいいと言わなくなった
LD発覚前後は、かなり筆圧が強く芯がすぐなくなり更にえんぴつをかじりまくってすぐにボロボロになり、鉛筆の消費量が激しかった方でした。
そんなこともあって、「シャープペンがいい」と言う事もあって合う「鉛筆シャープ」等の「シャープペン」を探しまくったのですが、いつの間にか全然そのようなこだわり等は無くなっています。
筆箱の世界
「筆箱」の中身と言うのはプライバシー空間に近いものがあって、むすこが学校での出来事が詰まっているところだなと勝手な想像をするのであります。
今年の夏休みもこのまま何も変化が無ければ終わります。
新しいえんぴつを買ってきましたので、短いえんぴつを一新して2学期をスタートさせてあげようとおもいます。
コメント