小5でディスレクシアむすこ。
去年と同じように、今年も終業式の日に宿題を片づけました。
長期休暇の宿題は、夏休みのものは絶望するのですが、不思議な事に冬休みのものはさっさと片づけられます。一部を除いて自分でできるものは全部終わらせました。
まるで、2学期終了に近づいて来た時の漢字・計算ドリルの怒涛の終了のさせ方のようにです。
理由は、まずは宿題が終われば後は遊びだけ。と気が楽になること。
それと、むすこにとって大きいのは約2週間と言う短い休暇日数の中で、終わりが読める宿題の量だということです。
全体を掴むの得意なむすこですが、全体が掴めないと気持ち悪くて仕方ないむすこ。
冬休みみたいな2週間程度の休暇が丁度良いのかもしれません。
冬休みの宿題をもらってまず俯瞰するむすこ
むすこの場合、宿題に限らずなんでもそうなんですが、まず全体を俯瞰してみる癖があります。
それで、今の自分に手に負えるかどうかを判断します。
簡単な問題の場合でも、中身を見ないで判断するので量が多いと嫌がります。
それで、今回の宿題はこれです。
- 書き初め(終了)
- お手伝い課題(これは家の人とやるので、未了)
- 漢字プリント(終了)
- 計算プリント(終了)
そもそも大した量でないですが、これなら先の見通しが立ったのでしょう。
終わらせられる時間を頭で計算して、さっさとともだちと遊ぶ時間を約束して出かけていきました。
ともだちはどうしてるんでしょうね。
むすこのペースに合わせているのか?振り回されているのか?
ご迷惑をかけていたら、すみません。
全体を俯瞰すると理解が速いので2学期に教え方を変えたこと。
学校は積み上げ型の学習
学校の積み上げ型の学習方法です。
算数に至っては、前に習ったことがわからないと次のことが分からなくなるような段取りになっています。
それが良いか悪いかは人によるでしょうが、
むすこみたいに全体がわからないと「何をぼくはやっているのか」と気持ちが悪くなるタイプの人間は、小学校入学以来「何のためにこれをやってるんだ?」状態が続いていて辛くて仕方ないと思います。
実は、ぼくもそのタイプの人間なので気持ちはよくわかります。
ディスレクシアが入ってるので更に辛い
しかもディスレクシア特性が入ってしまったので、ますますどこをどうやってどう見て良いのか分からなくて混乱が入ってしまっています。
長文の本等が読めないのはそのせいもあります。
このところの感染症における、学校側の都合による行事の遅れにより、学習の理解しないまま高速で先に進んでしまっているようなところがあり、うちのむすこなんてますます置いてけぼりになっているようなそんな気がします。
仕方が無いので、家では宿題を中心にむすこの特性に合った方法で行う事にしました。
答えを先に教えて全体を俯瞰させて理解する練習
例えば、算数なんかは先に答えを教えてからやらせます。
答えをただ教えるのではなく、例えば速さを出す問題であれば、
「これは1時間に何キロメートル走れるかを聞いている問題なんで、答えは10kmとなるんだよ。」と先に教えます。
そうすると、何故かむすこはその先に何をするのか分かって来るので、学校で聞いてきたことを頭の中で照らし合わせて、
「あ、そうか!」と式を書き始めて、簡単なわり算をして最後にしっかり単位を書いて完了させています。
ワーキングメモリが悪いとかなんとか言われることもありますが、断片的に基礎知識をショットガンのように先生が打って来ても覚えた事が応用にむすびつけるのが遅れるむすこです。
そうやっていくと、「いままでやっていたつまんないわり算の計算ってこういうものに使うんだ!」と合点がいくのではないでしょうか?
理屈を教えてから基礎問題を結びつけるようにしていくと、きっと良い方向に行くのではないかと思います。
むすこみたいな子たちには、文章問題か、実践に近い形の問題を先にすると面白がって計算問題をするんじゃないでしょうか。
これに電卓かエクセルでも採用してくれればもっと面白がるんじゃないでしょうか。
今は、模範解答片手に教えるようにしています。
まとめ
むすこの全体を俯瞰してしまう特性はこれからどういう方向になるか?ぼくも分からないですが、親でさえ分からないからこそ、むすこが自分で方向性を持ってもらえればと思ってその支援をしてやっていきたいと思います。
基礎的なことが嫌いな今は単純な計算問題や漢字書き取りは大嫌いです、それが何を考えるのに必要なのか?今気づき始めている時です。
ゆっくりでも良いのできちんと向き合ってくれれば、多分、小学校のレベルものは挽回できるんじゃないかな?と淡い期待を感じながら取り組んでいます。
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