むすこは、サッカーの試合をしている時によく「上から見えるよ」と言います。
自分は、コート上でプレーをしているのに、コートの上から見てるように全体を見える気がするらしい。
なんで、後ろから来るボールを追いかけてトラップ出来たり、それをしようとしたりするのは、どの辺でボールが落ちて自分の足で走ると追いつくと分かるからなのかもしれません。
全くわかりません。
その立体的な感覚ですがその感覚が3Dゲームでも活かされているようです。
ゲームの場合
スーパーマリオブラザースは出来ない。
懐かしのファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」ぼくが大学生の頃の大流行りしたゲームです。
8ビットのドット画で2Dの横スクロール。
当時は、これが家で出来るだけで驚きでした。大学生だったぼくはともだちと散々プレイをしました。
その「スーパーマリオブラザース」のことをむすこに聞いて見ました。
「あれは、嫌い。やっているとマリオが前を見ているように見たいけどみれないし、画面の横にしか行けないのがダメだ」と、更に続けます。
「あと、あのカクカクした画(ドット絵の事)が目にチクチクしてきて、頭が痛くなるからやりたくない」
横スクロールが特徴の「スーパーマリオブラザース」。マリオの視線通りに見えていないと耐えられなくて、縦横無尽に画面の中で動けないと無理なんだそうです。
しかも、あのドット絵がダメだなんて。。。。
平面に描いてあるものが苦手な特性が、ゲームにも出ていたようでした。
スーパーマリオオデッセイは好きだった。
1年生のクリスマスにswitchを買ってあげた時は「マインクラフト」を付けてあげましたが、そのすぐあとのお正月におじいちゃんに「スーパーマリオオデッセイ」を買ってもらっていました。
逆に「スーパーマリオオデッセイ」 は大変得意で、うちの中でクリアしたのはむすこだけです。
本がだめなむすこは、攻略本や雑誌等は一切見ていません。
で、むすこにこの間、聞いて見ました。
「オデッセイは好きだった?」
「オデッセイ?あーあれね。あれは、だって右左上下自由にいけるじゃん。マリオの視線はぼくの視線といっしょじゃん。それにね、マリオの体が丸い!」
もう、半分「オデッセイ」ことは忘れていそうでしたが、
完全に3Dゲーム向けの脳みその持ち主なんだろうなと言う事が、わかりました。
サッカーの試合と総合して良く言うと、空間認知の特性が強いそんな感じなんでしょう。
マインクラフトは?どう?
「最初、switchでマイクラやりたいからって買ったじゃん。マイクラはどう?3Dだよね。」と聞くと、
「あれはね、建築とか、襲撃で戦うとか嫌いじゃない。でも一つ苦手が合ってカクカク(ブロック)しているのが見づらいし、頭痛くなってくるんだよね」
確かに、建築は早いです。襲撃イベントの警報が鳴るといの一番に敵と対峙してやっつけてしまっています。
ここは、3Dゲーム得意の本領発揮ですが、むすこの特性としてブロックが苦手で頭が痛くなっていたとは。。。
知りませんでした。そう言えば、むすめとぼくと3人でマイクラやっていると、30分ぐらいでやめていることが何度もありました。マリオのドットとマイクラのブロックのカクカクの大きさは関係無く特性的に苦手だったんですね。そんな理由で途中で抜けていたんだね。
だから、最近マイクラやらないんだ。
その代わり、むすめがマイクラに夢中です。
フォートナイトに夢中の理由がわかった!
ここで、むすこが飽きもせずに、何年も「フォートナイト」に夢中の理由が分かってきました。
- 3Dゲームであると言う事
- ゲーム自体の作り方やコンピュータの技術が進んで現実に近い滑らかな画になっている事
- 「かたき」「鬼ごっこ」「サッカー」等のバトル好きキッズにはたまらない。
- アイテムを集める楽しみもある。
- 仲間と一緒にバトルに参加できる
最後に、「フォートナイトは血が流れない!」とむすこが付け加えていました。
見る人が見るとかなり暴力的なゲームです。
でも、上記に挙げた事全てがむすこの特性や好みに当てはまります。
特に、上の1番ですね。
この3Dゲームの空間認知特性が合わない人もいるはずです。
そのような子は、ゲーム好きなら他のゲームに走っていると思います。
2D派? 3D派?
むすこもむすこなりに最初は流行りのゲームはほとんど手を出しました(出させた)。
ポケモンは字を読まないといけないからダメだったし、スマブラは少しはやっていましたが2Dゲームなので何となく感覚が掴めないようでした。いとこのお兄ちゃんとやっていたことありましたが、ボロ負けしていました。
その代わり、いとこのお兄ちゃんとやっていたマリオカート8は初見でもかなり良い線に行っていました。
家でもグランツーリスモ等のカーレースは小学生にしては良いタイム出します。
「3D+バトル」これがむすこの特性と趣向にあっているようです。
空間認知が強い事のデメリット
ディスレクシアでよく言われるのは、鏡文字を書いてしまうこと等が言われます。
今読んでいる本にも「鏡文字」の事が取り上げられていました。
実はむすこは、「鏡文字」を書いていたことを見た事がありません。
これはぼくの予想ですが、むすこは自分の座標軸を常に把握している状態で3Dで周りを常に見て、過分なぐらいに様子を聴き取り・感じているのですが、文字を習いたての頃は2Dである文字を裏返しから見る事は敢えて絶対にしないで、自分と向き合った文字を画として脳へ送り込んでいたんじゃないかなと考えています。
過度に恥ずかしがり屋なところがあるので、「自分は絶対に間違えないぞ」と言う気持ちも強い子なのも影響していたのかもしれません。
そんなところも作用して、見たままを脳へ写し込んで、意味は後からでいいやという風に思っていたのかもしれません。
それで、自分を取り繕う為に表面上はうまいことやっても、必要な読み方や意味はそっちのけで画として文字を覚えてしまうのです。
そして本来読み書きの工程が自然と疲れ、めんどくさくなり、文章を読む事が嫌いになっていたような気もします。
むすめの方は逆です。取り敢えず習ったものを手紙やメモで書いています。保育園時代の習いたての文字は鏡文字だらけでした。
文字を意味のある文字として先に効率よく覚えて行っているようです。今でもそうです。
空間認知が良いからと言ってよい面ばかりでは無い。むすこを見てそんなことを感じます。
まとめ
空間認知の件は、むすこが日ごろから何気に色々と言っていてとても興味深いです。
今回は、ふとゲームの話をしました。
そんなところから、今フォートナイトに夢中な理由が少しわかった気がしました。
実は、ぼくも学生時分は横スクロールするゲームはあまり好きではありませんでした。
どちらかと言うと自分が向いている方向の縦スクロールのシューティングゲームが得意でした。
「ゼビウス」「スターフォース」「1941」「ツインビー」などなど
逆に「R‐type」等の横スクロール、あとシューティングじゃないけど「ストリートファイター」なんかダメでした。そこからゲームはあまりやらなくなりました。。。。(RPGは除く)
ぼく自身は空間認知はあまり無い方ですが、横スクロールが苦手なのはちょっと似ているのかもしれませんね。
そんな空間認知の事も以下の本に書いてありました。
むすこの成長はこの件において他の学校の勉強に付いていける子たちとはちょっと違います。
これから、どんな効果がでてくるのか注意深く見て行こうと思います。
これを活かせて、いい方向に進めばいいなぁ
ディスレクシアだから大丈夫!: 視点を変えると見えてくる特異性と才能
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