こどもの頃、時間がわからなかった小5のむすこ。
しかも、小5の最初の頃までほとんど時間を気にすることがありませんでした。
だから、朝は必ずNHK Eテレをつけっぱなしで、今年の3月までは朝のコッシ-(「みいつけた!」)が終わりそうな頃(大体8時ちょっと前)にいそいそと支度を始めて学校に行っていました。
それが、大変残念な事に4月からEテレでは8時の時間の区分けが無くなりそうな番組改編があって、時間タイマーとしてのテレビが機能しなくなって「こりゃ、困ったな」と思っていました。
時間の把握が苦手で、時計を見るのが苦手だったむすこでしたので、ここはぼくの声掛けをするしかないと考えていたのですが、ちょっと変わってきました。
時間を見るのも読むのも苦手だったむすこ
その瞬間瞬間を生きていて、連続性の無い生活を過ごしているこどもには、一般的に時間の把握と言うのが大なり小なり出来ていないのが普通なのでしょう。
おとなであれば、各自のスケジュールでおおよその時間を把握することが可能なんでしょうが、こどもにはそれは難しい。
特に、低学年時に時計の問題をたくさん出されて時間を見るのも読むのも嫌になってしまい、苦手意識が付いているむすこには時間に対するトラウマみたいなものもあります。
それに、学習から逃げるように、ゲームやスポーツに走るむすこには「このままズーっと好きな事だけが出来ればいいな」と考えていて時間にも無頓着でした。
時間の把握が苦手に加えて、時間の制約を忘れて遊んでいたいそんなことが頭に渦巻いて、5年生になっても時間を気にすることを無理にでも忘れていたいと言う気持ちが強いと思われます。
時間が分かってきた!
そのEテレの4月の番組改編後、7時45分から「おかあさんといっしょ」が始まるようになりました。
ぼくは、4月から7時45分にテレビを切るようにしました。
どうせ、ぼくが声掛けしないと学校への準備をしないから、テレビが付いていようが、消えてようが関係無いし、ダラダラテレビに頼っても仕方ないと思ったからです。
そんな、ルーティンにしてからしばらくしてから「ぼく、もう学校行く」と言うようになりました。
時計を見ると7時50分です。
「え?エライじゃん、自分で時間分かったの?」
「当たり前じゃん、あと10分で8時だから行く!」
そうすると、いそいそと「わたしも行く!」とむすめ。
それから、毎日7時50分には学校の用意をして行けるようになりました。
なんだ?時間分かってるじゃん。
何だかよくわかりません。
むすこに時間で注意されている妻。
うちの妻もむすめと同じような特性があるらしく、自分の興味で動く習性(失礼!特性)があります。
この間おもしろいやり取りを妻とむすこがしていました。
休日にむすこが11時半からのサッカー練習に行く前に、
「おかあちゃん昼飯まだ?サッカーあるから10時半には昼ご飯を食べて行くよ。」
「わかった、ごはん用意するよ。」
「もう!10時半だよ。」
「ごめん、ごめん。おかあちゃんが時間を把握してなかったよ。」
時間を逆算しています。しかもユニフォームを着て準備まで万全です。
学校で色々と鍛えられているのか?
それとも、自分でがんばって時間を意識するようになったのか?
とにかく、ここのところ自分の時間の把握が出来てきたむすこであります。
見通しの整理が出来るようになったか?
実はこれまで、時間の見通しが出来ないと不安になることが多かったむすこです。
例えば以前にも記述しましたが、電車に乗っても「あと何分?」「あと何駅?」と何度も聞いてきます。
今では聞いて来る頻度は減りましたが、無い訳ではありません。
だから前もって具体的に情報を知らせて、不安を出来るだけ無くすようにしています。
車酔いもその不安が原因とした事が大きいのかと思います。
しかも車の方が小さい部屋にシートベルトに縛り付けられるので余計に不安が増長されるようです。
そこで具体的な時間を見通せるように、だいぶ前からホワイトボードに大事な行事の時間を記載するようにしています。
そうすることによって、自分で時間の計算をしてそ隙間時間があればゲームができる。ご飯を食べる。着替えをする。そんなことの訓練を自然にやっていたようです。
そうすることによって、時間を把握できない事による情緒不安が改善し、「これをやったら、着替えよう、ご飯をたべよう」と自分なりにぶつ切りの事象を連続している時間に落とし込んで過ごせるようになったそんな気がします。
スケジュールを知らせておくと良い年齢になってきた。
このように事前にスケジュールや見通しを知らせておけばよいと言うこととしたのは、以前からあったわけではありません。
事前にスケジュールをしてしまったばかりに、嬉しい行事であればそわそわし過ぎたり、学習やテスト(前回WISCを受けた時もそう)等自分の嫌っている行事の場合は、不安が増長して憂鬱になったり、情緒が不安定になっていたこともありました。
今でも、まだこどもなのでそのようなことは無い訳ではありません。
しかし、成長と共にだいぶ落ち着いて来たように見受けられます。
今は、前もってスケジュール教えていた方がいいかな?
見通しが自分で立てられるようなスキルが出来てきて、また一歩大人へ近づいてきたなと言う感じです。
まとめ
実は、高学年になって時間に追われるようなことが多くなってきています。
学校でも行事や役割が多いし、遊び、宿題、身の回りの事。。。。。
特に学校行事ではかなり縛られて時間の配分を、自分達なりに考えざるを得ないような状況に追い込まれいて、必要に迫られて時間を読めるようになったのか?そんな気もします。
それを嫌と言わずに自分できちんとやるようになったむすこです。
ひとつひとつの経験の積み上げによってここまで出来るようになってきました。
成長により、日常生活が楽になって来るというのもあるのかもしれません。
「アレクサ、明日5時半に起こして!」
今日もアレクサに起こしてもらうむすこです。
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