ディスレクシアと言われている小5むすこは、自分の事を「障害」と認識しています。
親としても「学習障害」(Learning Disability:LD)と言われているので「障害」と言っている訳であって、ひょっとして「障害」と言うから「障害」と思い込んでいるだけなのかもしれません。
過去に色んな検査をしてその度にむすこは嫌がり、可哀そうなことをしてきました。
でも、その結果をお聞きして、それがその診断として正確なもので、むすこの場合のLDに対する論理的な回答をいただいていても、家に帰ってからしばらくすると、本当にそうなのかな?と懐疑的に思う事もちらちらあったりします。
信用していない訳では無いですが、疑ってかかる性質が出てしまう悪い癖です。
ただ、ひとつ言えるのは「学習障害」「ディスレクシア」と言う問いがかなり難易度が高く、人それぞれ微妙に違っていて、答えを出すのが難しんだろうなと言うのが、この2年ほどむすこに向き合ってきたことの感想です。
ディスレクシアの症状ってなんだ?
ぼくは、お医者さんじゃないので詳しくありませんが、
例えば病気であれば一般的にはまず検査をしてその結果を「病理学」的にか、あるいは「訴えている症状」があれば、体温、血圧やらスキャンをしたりして患者の以上を的確に判断する方法で疾患を特定していくことから始めるでしょう。
すみません。ちなみに、ぼくの勝手なイメージだけで間違えてはいけないので、上記前者の「病理学」と言うのをネットで調べると、簡単に言うと”病気によって体にどのような影響を受けるか?”とする学問らしいです。
上記の前者(「病理学」)、後者 (「訴えている症状」があれば、体温、血圧やらスキャンをしたりして患者の以上を的確に判断する方法で疾患を特定する)ことに「ディスレクシア」をあてはめてみても、人によって症状が違うし特定というのはかなり難しい。
むすこを含んで、学習障害と思われる方々みんなが、直面している困難さをリストアップして何につまづいているか診断する側にわかってもらう作業が必要。。。。
でも全部はわかってくれんだろうな。。。。
さらに、ひょっとすると視覚・聴覚の機能障害から他のものかもしれんし。。。。
要は、ディスクレシアや学習障害を厳密に診断出来るテストはあるのかな?と言う事を考えてしまうのです。(目安にはなると思います。)
むすめの発達障害の検査とむすこの学習障害の検査は、同じものを使用していました。
現状ではこれはこれで仕方ないことだと思います。
でも、兄妹ふたりの症状は全く違います。
しかも、むすめは無料で、むすこは有料です。
つまり、「学習障害」は、病気では無いとの現在の世間さまの認識なのでしょう。
このことから「学習障害」のことを、無知な心理学者、教育関係者や学校関係者に「疾患」として認めてられていないのです。従って、「学習障害」の事を認知として浅いのはその為なんだろうなと思うのであります。
親のやきもきとは裏腹に、教育現場の対策が進まないのはこのためでしょう。
ただ、少しづつ認知が微速にも進んできていることを感じます。でもだめだな。
むすこが「学習障害」が起こる構造
- 全体を見てしまい、細かいところを見るのが難しい。
- 森を見て木を見ない(見れない)
- イメージとして取り込めるけど、どういう意味かまでは認識しないことが多い。
- 意味や言語化が追いつかないので理解ができず混乱するがある程度何なのか理解するようにがんばってしまいます。
そのイメージがことば・言語としては役に立たない事が多いのは残念な事ですが、物体や事象として理解することには効果はあると思われる。
- 意味や言語化が追いつかないので理解ができず混乱するがある程度何なのか理解するようにがんばってしまいます。
- 脳に蓄積されたものが言語化されず他人に伝えられない情報になることが多いので、脳内で間違ったものに変化することがある。
- 脳内で間違った情報になっても、不思議な事に行動にまでは影響していない(むすこの場合)。
- 多分、周りの動きに同期しているからでしょう。先を雰囲気で読むことが変に長けているので、スタートダッシュが速かったりする。これは謎である。
- 混乱したり、パニックになることはほとんど無い。
- 間違った感情(低学年の頃はあった)が出てしまうこともあまり無い。
- 但し、間違った情報をことばとしてついつい発出している事は今でもある。本人はかなり細心の注意をしているようだけどある。これは担任も分かっていて「相当疲れているでしょう」と指摘をうける。
- これは独自の解決策があるんだろうと思われる。(自己解決策を類型化している)
学習障害の自己解決策の「生み出す」の怖さ
むすこのように「学習障害を人にバレたくない」と言う恐怖を持っている方たちは多分、過去の方々も自分なりの丸暗記に頼ったりする等の解決策を持って、成長してきたと思います。
むすこは、今の段階では意識してその領域に突入してきています。
その領域と言うのは、自己解決策を「類型化」していることです。
学校でも教科書以外にドリルやプリントを繰り返しやらせれることがあります。
むすこのクラスはそう言ったことは少ない方ですが、例えばむすこみたいな子に繰り返しドリルをやらせても課題の「オウム返し」をしているようなものなので、内容なんかさっぱりわからず「作業」としてやっています。
そうすると、「類型化」した学習による暗記やごまかしで「おれは理解しているぜ」と言う事を見せかけのことをするようになります。
これでは、本来の内容の勉強の主旨である理解等は進むわけはありません。
時間はかかりますが、回り道して「イメージ」の意味の把握が必要なんではないかなと思うのであります。
まとめ
全体を捉えて細かいところが見られない、細かいところを見て行くと疲れるので言語化しないでイメージで覚えていく。
ぼくにも、そんなところはないわけではありませんが、むすこの場合はそれが普通の事となっています。
かなり、機能がゆがんでいるため、文章を細かく見ることができずに、文章理解に欠損が生じているのだと思います。
これが、2年間むすこを見てきて思ったことです。
こんなことを基にディスレクシアの検査すると少しは精度があがるんじゃないかなと恐縮ながら思うのであります。
具体化できなくてすみません。
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