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ディスレクシアむすこ。強敵小数点かけ算ひっ算で自分で工夫する。

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小5ディスレクシアむすこ。

遊びから帰ってきたら(ファミレスの)「ジョナサン」に行こう!と約束しました。

「ジョナサン」大好きなむすこ。とても楽しみにしていたと思います。

ところが、、、、「終わった!」と言っていた宿題が終わっていないことが発覚。

すぐ終わるものかと思っていましたが、計算ドリル1ページ(ノート2ページ分)が残っていました。

しかも、ゴチャゴチャ感があって苦手でめんどくさがる「小数点」が付く掛け算です。

終わってから行くぞとなったのですが、この問題は時間が掛かりそうでしたのでジョナサンは「中止!」となりました。

気落ちするむすこ。可哀そうに。

そんなら、間違っても良いからゆっくり、ひとつづつ文字を見つめながらやりなさい。と告げ、ゆっくりぼくも手伝いをせずにやり抜きました。

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小数点かけ算のひっ算で工夫していたむすこ

赤矢印

そうしましたら、いつもは小数点の付け忘れをしたり、桁を間違えたりしてほとんど×なのに、意外や意外、丁寧にやると正解が多くなりました。

一部がこれです。

むすこの小数点のかけ算の計算です。
小数点を間違えないように赤で矢印を書いて場所を間違えないようにしています。

むすこの、小数点があるかけ算の計算が間違えている原因の一つが、小数点を付け忘れる事です。

筆算の計算式がぐちゃぐちゃになってしまっているのもありますが、そもそも小数点が付いていないで×をもらいます。

今回はこのページで小数点を忘れているのが最後の20番だけ。

あとの間違いは、覚えても覚えても不完全になっている九九の計算違いだけでした。

小数点は間違えないように赤矢印で工夫しています。先生にアドバイスもらったのでしょうか?

良い方法だと思います。

しかし、このひっ算の方法ってそう考えるとむすこのような子にはかなり負担でしょう。

大人だって嫌だし、間違えそうなので電卓を使うでしょう。

こんな赤矢印引っ張るより、電卓を使わせてくれる方向へ国として許してくれないものでしょうか?

遣米使節団とソロバン

1860年に日米修好通商条約批准のために、日本人として初めて米国に公式訪問した一行の中に小栗忠順(目付)と言う方が、1両小判とドル金貨の交換比率レートを交渉する任務を担当していました。

その時に、持って行った天秤(金の含有量を計算するためのもの)が正確だったことと、ソロバンによる計算の速さと正確さで米国人が驚いたと聞いたことがあります。

しかも、米国人が当時やっていた「筆算」よりも小栗のソロバンが何倍も速く正確だったと言います。

現代も日本では一般に活躍するソロバンですが、江戸時代当時のソロバンは現代の電卓であるといえて、ソロバンより電卓の方がより簡単で早くて正確です。

むすこは、ソロバンは出来ないですが、電卓は出来ます。

江戸時代から遅くて間違いがあるとも言えるひっ算が苦手な子は、自由に電卓やソロバンを使用可能にして、他の得意な事に頭を使った方が、今後の日本の為にもなるのでは無いでしょうか?

そんな気がします。

万延元年遣米使節 - Wikipedia

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計算式も読書と一緒

先日、読書・読字のやり方を変えて、「楽」にさせてあげよう。と言う記事を記述しました。

「読字」を楽にさせるために
全体を見過ぎているのが、これまでの失敗の要因ではないか?段々わかってきたむすこの特性。読書で解決してみよう!

今回計算問題の宿題をやってもらうにあたって、失敗したことはただ「ゆっくりやってごらん」としか言わなかったことです。

「横書きの計算問題」と「文章問題の文」が目が左から右に動いて意味を把握していくに対して「筆算」は左から右に行って更に縦も見ないといけません。
更に言うと繰り上がり、繰り下がりがあると縦横斜めをランダムに見て行かないといけない、かなり高度な計算方法を要求されることになります。

今のむすこにはかなりキツイ方法だと思います。鍛錬してできるかどうかは謎です。

むすこの場合、サッカーをやっている時等、グランドのような広い場所では全体をまず見て、縦横斜め状況を把握するのが得意のようです。
しかしながら、目の前の紙に小さく書いてある文字や数字は、全体を見過ぎてしまうので、ひとつひとつ個別に判断をしていくのが遅れて、工程が増えるとめんどくさくなって、投げやりになって×をもらってしまう傾向があります。

それだけに、全体を見過ぎて細かい事での眼球の動かし方が下手で縦横斜めと視点動かすことができないわけではないですが臨機応変かつ咄嗟にできないのです。

今回やった小数点かけ算の問題も1問ずつ何か紙をくりぬいて、今取り組む問題だけ見えるようにして、やっていったりすることが他に気を取られなく効果的だと考えています。

今回はそれをやりませんでした。

でも、むすこは自分で小数点の赤矢印を書いたりして自分なりに工夫してがんばってくれました。

もし、むすこがそのやり方が「やりやすい」と言う事であれば、念のために先生にはテスト等での色鉛筆やフリクションペンの使用許可もお願いしようと思います。

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まとめ

ファミレスのジョナサンには行けませんでしたが、小数点かけ算ひっ算の方法は分かっていると証明してくれたむすこです。

ひとつひとつの勉強が分かっていない訳では決してありません。

むすこも、学習障害と分かって1年半弱。

自分なりに工夫してきていることもわかりました。

自分で工夫をしているということであれば、弱点もわかっていると言う事。

むすこの工夫にぼくの知恵が追いついていけるかわかりません。

本当に親が口を出す問題ではなく、自分で改善できる可能性もあると言う事もあるかもしれません。

そしたら、いいな。すごいな。

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