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「読字」を楽にさせるために

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小5ディスクシアなむすこ。

クラスで始まった「読書キャンペーン」を始めています。

これを読む!と言った本の前に、まず詩集を読んでいました。

この本は、小4時週1ある図書室での読書の時間に「何もすることがない」と言っていたので、

詩や俳句を読むのは好きだったむすこに買ってあげた詩集です。

右側が買ってあげていた詩集です。

この詩集はとても気に入っていて、全部は読んではいないと思いますが拾い読み的に使っていたものです。

今回、読書キャンペーンの触りとして手にとっていました。

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始まった読書キャンペーンで明らかになったこと

むすこは、なかなか細かい一点に意識を集中をさせるのが難しくて、散漫になりがちです。

例えば、上画像の「フットボールアカデミー」と言う本があります、

普通の人がこの本をみかけると、
「本があるな→(表紙を見て)サッカーボール、少年、アカデミー → 少年サッカー育成の本だな(興味が沸けば)読んでみようかな」
となってそこから読書に発展するかと思います。

むすこのようなディスレクシアの場合「本があるな、嫌だなめんどくさいな」と全体から入って行って、大好きなサッカーの本であると言う事は後回しで、「本」全体的にいきなり把握しようとするようです。

ですので、本を読む時に、文章の文字を一度に目に映して、みかけだけで読んで行きます。
とにかく内容を把握できなくても、先を急いでいきます。

そんな見方なので、推測だけで読んだ気になりますので、正確なことばの意味の把握も、文字を読む事もできずに、ここまで至っているということのようです。

これでは、活字・フォントを読めると言う自信は全くつきませんよね。

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算数のたくさん出るドリルやプリントもいっしょ

小学生なので、学校であほみたいにたくさん計算問題が出るドリルやプリントが課題として与えられます。

プリントを持って帰って来て、全然出来てない場合に、色々むすこに聞いて見ると必ず「時間が無いと思って、、、、」と言います。

これも、上述の本の件と同じで、配られたプリントを見て表裏びっしり計算問題類が書いてあることをまず把握します(全体みかけの判断)。

これで、時間配分を計算するようなら良いのですが、そんなことをする余裕はありません。

ひとつひとつを見て行けばできる問題ですが、とにかく全体をやらないとだめだと先を急ぐ気持ちが出て自滅してしまいます。

持ち帰ってからの復習で、「1問だけやってみよう!」と言うときちんとできます。

やり方がわかっているだけ勿体ないです。

これでは、恐らく時間を伸ばす配慮をもらってもだめかもしれません。

100点満点のテストでおまけ込みの30点しか取れないより、同じテストで最初から問題数を少なくして50点満点で40点の方が余程本人の自信になるかと思います。

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詩集「ぼくは ぼく」を読んでいて

詩集は、字間もあって1ページの文字数も少ないので、全体を把握見る子には向いていて、
書いてあることばも理解するのにぴったりのようです。

もし、わからないことばがあっても聞いてきます。

「おとうちゃん、これどういう意味?」→ 育む(はぐくむ)

詩集だと、ひとつひとつの文字がむすこの目にも捉えることができ良いかもしれません。

そして、この本(「ぼくは ぼく」)を完読することができました。

絵本以外の本を読了するのは初めてだと思います。

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「フットボールアカデミー」はどうだ?

この本は普通の本です。中学年ぐらいの子が読むような本です。

「おとうちゃん、50ページまで読んだよ」と言うむすこ。

「じゃあ、なんて書いてあったか覚えてる」と聞くと

「え・・・・・・」

せっかく、読んだ気になっていたのに全く内容がわかっていません。

案の定です。

ただ、登場人物が分かっていたのは朗報です。

彼の頭の中には登場人物を全体として捉えてそこから文字をみかけで判断し推測しながらさっさと「読み」進めているのでしょう。

本当の内容はどうでもよく、とにかく先に進みたい。

そんな本の読み方に何の意味があるのかも分からず、とても可哀そうだと思います。

今後の読書の進め方

恐らく全体を見てしまったので、上から下へ文字を追うことはせずに全体をパッと見て「なんとなく」判断(読書)をしているのでしょう。

そこで、むすこにはこんなことをしていこうと思います。

  • 文章を読むときに目を上から下に動かす
  • 単語の集合として認識できるようにする

「1日短い時間(10分程度)」、改善できるまで「読んだ内容は問わない」、「単語について聞いて見る」(読み方は任せる、間違えていたらぼくが読み直す)

こんな事をやって文字と単語の認識ができるようにまずはやってみようと思います。

むすこと同じ本を読んでおく必要は無いと思いますが、できるだけ読んでおこうと思います。

まとめ

せっかくのやる気になった読書キャンペーンです。

これを使わないチャンスは無いかと思います。

読字については、個別指導でもやっていただいていますが、本人がやる気を出している今が一番チャンスかと思います。

このような事を進めていくと、文字や単語が見えてくると思います。

そうなると、「あまりにも速く読もうとする癖」や悪い癖である「集中しすぎて頑張り過ぎちゃう」ことも解消できるのではないかと考えています。

これにより、他の教科にも良い影響が出ればラッキーかなと思っています。

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