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むすこの学習障害、日本語、読字、長所、そして将来。

ディスレクシア
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「旅人」湯川秀樹

ご存じ、日本人初ノーベル物理学賞受賞の湯川秀樹先生の自伝的エッセイ『旅人 ある物理学者の回想』です。懐かしくて買って読んでいました。ちょうどぼくが中学生の時に湯川先生が亡くなった時、英語の先生に勧められて読んだ本です。

若かりし頃の湯川先生の事が書かれています。当時は難しく感じたのですが、その時に比べて大変読みやすく感じました。さすがおじいちゃんに漢籍を習っていただけあり、漢字、漢語は相変わらずたくさん使われています。

中学生当時は、この本に書かれている漢字や漢語の意味は学力的に知識がなく、読み飛ばしていたと思います。しかし話はおもしろいので、何となく前後の文脈から想像して読んだ記憶があります。

ぼくは国語は嫌いでしたが、漢字やひらがなぐらいはしっかりやってきたと自負があるので、意味のわからない難しい漢字がひとつやふたつあっても、文脈で通じますし、読書や知識を得ることが可能だったのかと思います。

そんなこの本(字ばかりの文庫です)を、何気にぼくの机の上においていたところ小4ディスレクシアむすこが、「なに?この本?」と言って手に取りました。

最初は、このカバー表紙の絵が気になったみたいです。

「ちょっと読んでみる。。。。」

「無理すんなよ」と言いましたが、広げて音読を始めました。

最初の2,3ページ読んだようで、「えーお父さん可哀そう。。。。」

お父さんが病気になり、腕に一生残る傷がついてしまったことが気になったようです。

お、おー、ちゃんと読めていたようです。

「こんな細かい字の本、よく読めたね」とぼくが言うと

「もうだめだ。。。。ところでこの人だれ?」

「日本人で初めてノーベル物理学賞を取った人だよ」

「すげー」と言って、裏カバー表紙の簡単な本の説明を読んで、返してくれました。

字ばかりの本と分かっているのに、自分から手に取って読もうとするなんて、奇跡が起こったとしか思えませんでした。

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むすこの学習障害について

読字が不得意

「読字」が弱いだけに、知識が頭に入ってくる量が絶対的にいわゆる定型的に発達した子に比べて少ない→自信がない。
その影響か、知能検査の結果も低くグレーゾーンと言う診断を受けました。

「グレーゾーンって何だよ失礼な、中途半端な事言わないではっきり言ったらどうだ」と当時は思いましたが、色々な事情があってそうとしか言えないと言うのがわかりました。
「んじゃー、がんばろうじゃん(親が)」と奮い立って1年が経過しました。

うちのむすこの場合、「学習障害」と言うラベルが貼られて、文字を読むのが不得意と言っても、上記のように天才的に知能指数が高い訳ではないし、突出して得意な学習科目があるわけではありません。

学習だけを見ると、きちんと指導したとしてもついていくだけでも大変。。。。

周りの子で、中学受験の準備を始めるために進学塾に今月ぐらいから本格的に通う子もいますが、とてもとても中学受験なんて恐れ多いと言うのが正直なところ。

そんなレベルです。

記憶力はあるぞ

「学習障害」のラベルが貼られて、1年やってきた結果、

どうやら、字、数字を「意味のある文字」と認識していないようで。

ほとんど「画」として認識していることがわかってきました。

画を描くのが上手かったりすれば、もっと違う才能が出てきたかもしれません。
描くのは嫌いではありませんが、突出して上手な訳ではありません。

確かに「画」を「文字」に頭の中で変換しながら、読字・書字をやるなんて疲れますよね。

そんなことをやっているので、直前の事を忘れてしまったりします。当然ですね。

こんな関係からかワーキングメモリが悪いのですが、記憶力だけは良いので、頭のDBをきちんと正規化できれば漢字もポンポン出てきます。

平面で認識・記憶するのは苦しんでいますが、立面(現実世界・経験)で認識・記憶する場合はすんなりいきます。

ワーキングメモリが悪くて、記憶力が良いなんて変だと思います、ぼくもそう思っていました。
しかしながら、実際そうなので誰にも否定させません。

成績は少し上向きで自信がついてきたかも

最近、むすこ自身のがんばりにより、ノートに花丸をもらうことも多くなってきましたし、どこにそんな自信があるのか「おれは、勉強は普通だ!」と言うようになってきました。

去年までは、「ぼくはバカだから。。。。」なんて言ってたのが噓のようになりました。

ぼくとしては、自尊心を欠落してしまうのが一番怖かったので、「普通だ!」と自信を持って言えるようになったのは大きな成長かなと思っています。

むすこの長所

勉強が「普通」になったと思っているむすこですが、正直、まだまだ勉強にはムラがあります。出来るものはできるようになりましたが、複雑な文章が絡むものや、ゴチャゴチャ書いてある図形の問題等は急ブレーキがかかります。

それは仕方がありませんが、これからもむすこに付き合ってきっかけがつかめればと思っています。

そんなむすこですが。

長所もあります。

一番は「人付き合い」です。

幼少の時のまま「あそぼ、あそぼ」といつも周りに言っているので、彼の周りにはともだちがたくさん集まってます。

親が見ていても、どうして上下問わずいつも集まって遊んでるんだろうというところです。

また、「女の子とは遊ばない!」と硬派ぶっていながら、近所で見かけるといつの間にか鬼ごっこしたりしています。

学校の先生の話しですと、女の子に鉄棒、ボールの蹴り方等を教えてあげているようなことも見かけるようです。

親でも、そんな人付き合いの才能は特別あった訳では無いので、むすこの場合学習面で欠落している分がそっちに行ってるように思えます。

勉強は、実はぼくが教えると勉強ができるともだちに教えてもらう方が頭に残るみたいで、放課後クラブ等で聞いてくるようです。

ともだち様様です。

将来について

本当に、むすこの脳みその中身については理解不能で分からない事ばかりですので、将来については自分で決めてもらいたいと言うのが正直なところです。

いまは、漠然とですがむすこ自身もなりたいものと言うものを決めているみたいです。

希望によっては、とてもレベル的に届かないものもあるでしょう。

そこのところは、自分自身で折り合いをつけて希望を言ってきて欲しいものです。

上の学校を希望するなら、自分で決めさせてがんばらせ、親はその準備をしてあげる。

何かをして独立していくかも本人に決めさせる。

親は、反対も賛成もせずにむすこの行きたい道を尊重する。

将来はこの世の中ですので、どうなるかわかりません。

正解があればそれに向かって欲しいものですが、そうではありません。

空気を読むことや、ともだちをつくるのが上手いむすこです。

自分の能力、勘と、他人との結びつきを大事にしてもらって決めてもらえばと思います。

まとめ

今回は、学習障害と言われて1年経って、むすこに対する思いを記述してみました。

冒頭の見向きもしなかった本を少しだけ開くことが出来た事で、成長と変化と改善が進んでいることを感じました。

この1年、カタカナ、漢字、ひらがなを一生懸命やってきてよかったと思います。

日本語のおかげで、ぼくが読んでいた本の中身を少しだけ共有できたことがとてもうれしかったです。

この変化にむすこ自身が気付いているかはわかりませんが、少し変わってきたことぐらいは感じていると思います。
もっと、自信をつけて将来おとうちゃんから自分から離れて行ってくれる時がくることを楽しみにしています。

寂しいだろうけどね。

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