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「ごんぎつね」今小4のお子さんで習っている子が多いかと思います。よく知られた児童小説ですね。
うちの、小4ディスレクシアむすこ。
毎日、この「ごんぎつね」の音読宿題苦労しました。(もう読むのは止めました)
今週は、3章~6章。
これは彼にとって相当きついものでした。
ぼくが読み聞かせをすることもありますが、ひらがなが多く、昔の文化が満載なので今読むと大人のぼくでも苦労します。一度も間違いなく読む方が難しい。
小さい頃はあんなにスラスラ読めていたんだろうと不思議に思います。
本日は、半分キレまくりながらがんばって音読していましたが、音読をギブアップした件を記述します。
読みづらいものは理由は?
上記に「青空文庫」のリンクをさせていただきましたが、それほど長い物語ではないですし、登場人物の心情がこの短い文の章毎にまとめられていてとても良い小説だと思います。
それに、教科書より気を遣った表記がしてあって、青空文庫の方が読みやすかったです。はい。
ではこの「ごんぎつね」、一体むすこに何がきついんだろうと見ていくと、むすこの読字困難なことが、これにまとめられるような気がしました。
「ごんぎつね」だけじゃない、古い物語はむすこにとって読みづらい
- (むすこにとっては)長い・・・読字が不得意な為(先の見通しがつかないとだめ)
- 当時の文化が理解できない。(興味なし)
- 古い道具や家財等が何か想像がつかない。(見たことないし、興味もない)
- 物語に入り込めない為、情景が思い浮かばない。(知ったことではない)
- 新しい漢字がまだ覚えられていない。
上記1.番の「読字が不得意」と言うのが、他の肢に全てにつながっています。
それに、古いお話が「理解できない」く、「理解しようとしない。」ダブルの障害があると思います。
いずれにしても、個別指導の先生が「経験から学ぶ」と言うことから、身近な出来事の文章は多少読めるものもあるが、古い物語を読むのが苦手と言うことがここでわかりました。
多少の挿絵はありますが、ほぼ文字だけですと、想像力が欠けてしまいますし、あらすじが全く読めてもいないようです。
よく考えてみると、昔の話なんか知らなくても生きていけます。でも、この程度のものは知っておいてもらうと、「鬼滅の刃」みたいな昔の日本が舞台のものも読みやすくなると思うんですがね。
「土間」ってなんだ?
具体的には、こんな感じです。
まず、「土間」(読み方もわからない)ってなんだ?から始まります。
むすこにとって分かるわけないですし、何をするところかもわからないみたいです。
昨年、遠足で郷土資料館に行った際に見ているはずですが、先生の話しを聞いているわけありません。
自分の興味や関わりあることとつながらないと関心が持てないからです。
こうしたことは、口で言ってもわかりません。
めんどくさいですが、何かのアニメかなんかで出てきた折にひとつづつ指摘するしかないですね。
※ちなみにアニメに出てきたので「井戸」は、よく知ってます。
社会・理科が嫌いと言わなくなった
逆に、説明文の話をすると、得意になったとまでとは言えませんが、最近社会・理科が「嫌だ!」と言うことを聞かなくなりました。
ここのところ、社会・理科の教科書は重量があるので、学校に置いているので様子はわかりませんが、この教科のテストも前に比べれば点数も取れるようになってきて、特に理科は説明を求めるような問題もきちんと回答できていたりしていますので、理解は増してきているのかもしれません。
3年生まで、社会は、説明文も読まないといけないし、見て、聞いて、そのことをまとめてレポートを書くこともあったので、1番嫌いな教科でした。
経験から学ぶ=見聞がある教科は嫌いではなくなってきているようです。
不思議なものです。
それだけに、今年の社会科見学が中止になってかわいそうだなと思います。
本人は気にしてませんが。。。。
経験から学べないからどうすれば良いのか?
特に、本を無理やり読めと今更むすこには要求しませんが、これから国語教科書等に出てくる文章は、知らないことを教えてくれるものが多く出てくると思います。
本は、知らない世界を手っ取り早く知識を入手できるとても良いものですが、それは難しい。
日本の古い文化に感心がなければ、ましてや海外の歴史なんかさっぱり理解しないでしょう。
じゃあ、どうすればいいか?
そこが今思案しているところです。
幸いなことに、アニメーションは結構はよく見ています。
今、動画と言う良いものがあふれているのでそれを活用していこうと思います。
NHK for school、NETFLIX、Amazon、Youtube。。。。
「7つの大罪」なんか結構難しいアニメなのにもう3周見ています。また見始めています。
「アーサー王伝説」とか「マーリン」がどこかで出てきた時にここで繋がってくれるとうれしいです。
とりあえずの対策
さて、目下の「ごんぎつね」対策ですが、こんな状態なので、デイジー教科書で聞かせても、ぼくが読んでも全く聞いていません。
ここで、困ったときのNHK for schoolです。「ごんぎつね」の動画がありました。
樫山文江さんがソバージュをかけているのが印象的な動画です。
結構食い入るように見ています。
こんな時代ですので、動画をもっと活用していこうと思います。
まとめ
実体験のできないものは、動画で印象付けるべし。
追記
追記:2020年12月5日
ごんぎつねのテストがあって持って帰ってきてくれました。
全然読めなかった割にはがんばってくれました。
(見直しで100点です。実際は45点です)
妻に言われた「答えは問題文にある!」と言うことを守っているところもあれば、全く文章に出てこない「松たけ」と書いてしまったり、問題文に無いことが出るともうお手上げと言うところが手に取るようにわかります。
半分も合ってませんが、これだけ書いてくれてうれしいです。
NHK for schoolで内容を理解して、ごんが最後に撃たれてしまうところを理解してくれて、涙してくれただけでも良しとしたいと思います。
大変でしたけど、がんばりました。
松たけが食べてみたいと言うこともわかりました。
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