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毎朝、朝ごはん食べ終わった頃に始まるのが、NHK Eテレ「デザイン あ(5分版)」(15分版は土曜日朝7時から)。
朝のこどもEテレタイムなので、大人の方にはあまり馴染みの無い番組だと思いますが、こどものいる家庭にはおなじみの番組。
うちのこども(特にむすめ)はごはんを食べるのも忘れて食い入るように見ています。
先日、その「FONTBAR」と言うコーナーの中で「UDフォント」がわかりやすく紹介されていたので、家族みんなで見てしまいました。
ぼくはデザイナーでも何でもないので、フォントの使用については、自分とむすこ、妻が見やすいかどうかということだけで判断しています。ぼくと妻には、老眼・近眼に優しいか?ディスレクシアなむすこは字を形で判別しますので、そこんところに優しいか?そんなところが我が家の基準となっています。
外部への提出文書もそうです。かっこいいかどうかより、読みやすいかどうかが問題です。
いろいろ見ていて落ち着いたのが、このウェブでは「UDデジタル教科書体」、MSOfficeで作成する外部への提出文書は「UDデジタル教科書体 NK-R」です。
最近では、小学校からいただくお知らせも「UDフォント」になっていて老眼・近眼と目にダメージをくらっているぼくにはとてもうれしいご配慮だと感じております。
「FONTBAR」いいね!
「デザイン あ」に戻ります。
この番組内でやっていた「FONTBAR」ですが、バーの店員がいてお酒を選ぶようにお客にフォントを紹介してくれる。そんな、フォントソムリエが出てくるコーナーです。
フォントに頓着しない人場合、適当に今設定されたフォントで文章を作って行って、ゴシックとか明朝とか何となく違うなぐらいでやっつけてしまうのではないかと思います。
このコーナー内では、その違いを2,3分で教えてくれる素敵なコーナーです。
おとうちゃん「UDフォント」紹介されてるよ!!
そんな、「FONTBAR」のコーナーが始まって、ぼくがお皿を洗っている時に、妻から「あ、おとうちゃんUDフォントだ!」と言われて、皿洗いの手を止めて見てみることにしました。
イワタUDゴシック
この日バーの店員が選んだのは「ゴシック体」の「イワタUDゴシック」です。
ヘルベチカとフーツラとイワタUDゴシックと比べると、左側の開きが違います。
これをフォントサイズを小さくして、遠くから見るようにぼかしてみると。。。。
右の「イワタUDゴシック」なら、はっきり「3」と認識できます。
「スゴイ!!」
右側の「ヘルベチカ」通常運転のぼくの裸眼です。素晴らしくうまい映像でビビりました。
「UDフォント」すごい!!
むすこが、唸ったのがこれ。
「濁点(゛)」と「半濁点(゜)」に本体の「フ」の角が重ならないように設計されています。
形で字を見ているむすこはこういう、部品がはっきりと分かれているとうれしいようです。
明朝体
翌日は、明朝体の紹介でした。
番組では、「文字がするする読めるように」と小説等の読み物に良いとの紹介がありました。
そして、明朝体にも色々種類があって、トメ、払いに特徴があるとのことです。
むすこが困った顔し始める
この「ありがとう」を見たときに、一言「見づらい!」と言いました。
「「り」が何でつながってるんだ?あと「う」もおかしい。」とのこと
分かっている方には何でもなく、流れるようなフォントできれいな字体だとぼくも思いますが、むすこには違う風に見えるようです。
確かに「り」ってあんなつなげて書かないですよね。「2画」って教えてもらいますよね。これじゃ「一画」だべ。
こんなのをひとつひとつ拾ってしまうのがむすこの目なのかと思います。だから長い文章は疲れて、嫌いになってしまったのでしょう。
濱明朝
最後に登場したのが、「濱明朝」と言う横線がすごく細いフォントです。
横浜がテーマで、港を行きかうフェリーや水平線をイメージした横線とその海から見える建築物を表現しているそうです。
これは、テーマとしてはおもしろいフォントだと思いました(見づらいって言われちゃったけど)。
まとめ
このように、うちのディスレクシアむすこには、基本的にゴシック体で文字の形がわかりやすいものが、読みやすい文字であるようです。
歳を取ってきて、ぼくのように目の劣化がはじまっていくと、わかるような気がします。
申し訳ないですが、看板とかに明朝使われていると読み返してしまってきているのはそのせいかもしれません。
本は大丈夫です。問題ありません。
街中の大事な標識・表示等は出来るだけ、読みやすいものにしていただくとありがたく思います。
そんな「デザイン あ」の視聴でした。
最後に、NHKさん。あまりにも番組が素晴らしいのでついついこんなに画面キャプチャしちゃいました。申し訳ございません。
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