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2学期が始まって約2週間。
夏休みは「行きたくないなー」を連発していました。
「授業が嫌なんでしょ」と言うと、笑顔で「うん」。
「でも、体育はうれしい。給食も、中休みも、好きだよ」と。
あ、学校が嫌いなわけではないんだーとちょっとホッとしました。
仕方ないですが、授業は嫌いなようです。
それでも、僅かですが以前よりは成績は上向き。
休校後からなので、先生の教え方や扱い方が上手なのだと思います。
むすこの状況をお伝えしといてよかったです。
授業での聞いたことは理解しているようですので、理解したことをどう表現していくか?
個別指導の先生から言われている。
(文字等の)「形をとらえるのが苦手」=覚えられない
これを改善できるようにしていけるよう、サポートしていこうと思います。
覚えられない≠暗記
カタカナ
普通の人には理解できないかもしれませんが、
むすこの場合、紙、ディスプレイ、黒板でも良いですが、文字として書かれたものの記憶に苦労しています。
全く覚えられないのではありません。覚えられるものに偏りがあります。
まずは、カタカナです。これには今でも苦労しています。
理由はわかりませんが、ひらがなと同じ読みでよくわからなくなっているのでしょう。今はだいぶ改善してきましたが、今でもひらがなとカタカナが入り混じった文字を書くことがあります。
そんなことがあっても間違いにも気づかないこともあります。
形をとらえられないというより、読みの重複等で混乱しているのも要因かもしれません。
そんな調子なので、文字全体を読むことが嫌いにつながっています。
教科書や黒板を見ても頭に入らないから授業が嫌い
補助ツールの活用
むすこにとって、学校の授業で、教科書を読まされたり、黒板の字を読んだり・書き写したりすることが苦痛で仕方無いと思います。
そんな時に使えそうなものを用意しました。
- 教科書の読みの予習→読み上げ教科書の活用(タッチペン、デイジー教科書)
- 黒板のノートへの写し→デジカメ撮影(スマホでもOK)NG
デイジー等の読み上げ教科書は家で使っているので問題ありませんが、学校へデジカメ付きスマホの持ち込みはNGが出てしまいました。
じゃあ、2学期は先生が板書したものを撮影してくれって提案してみようかと思います。
早く、うちの区でもGIGAスクール用のICTツール配布されないかな?(それで板書撮影させたい)
口頭で言っていることを覚えてくる
口伝えは覚えやすい
なぜか、人が言った言葉や、テレビ・アニメのセリフ、歌の歌詞はすぐに覚えています。
前にも言ってる寿限無をまた唱えだしましたし、教科書音読の宿題も1段落ずつぐらいでしたら覚えてきて唱えています。だから、むすこの音読宿題は教科書無しです。
教科書無しで音読するなんて「それでいいのか?」と他人は言うかもしれません。でも、これがむすこの特技と考えていますので、しばらくは好きにやらせてみようと思います。
試しに、「だめだ、教科書見ながら読め!」と言ったら、教科書を広げた途端、急にめちゃくちゃなになりました。やはり字が苦手です。
ただ、あまり字に触れないと困ることもありますので、テレビやNETFLIXには日本語字幕をつけるようにしています。Amazonプライムビデオもがんばってください。
覚える時にはリズムがあると良い。例えば「九九」
また、リズムがあると覚えやすいようです。
例えば「九九」。
むすこの場合、「九九表」は効果が無いわけではありませんが、「九九表」を見ながら覚えている訳ではなく、ともだちが言っていた口伝えで覚えています。しかもリズム付きで。
あのYoutubeなんかである「九九の唄」なんかは効果あると思います。
ただ、例えば「4×7=いくつ?」なんて途中の九九を聞くと、答えに時間が掛かります。
それは、段毎に1から順に言って行かないと答えが出て来ないからです。
そんな場合は「逆さにしても答え一緒だよ」と言っても混乱しているだけでしたので、自分で気付くまでもう言うのはやめておこうと思いました。
漢字も体を使って覚えるようにする
漢字については、カタカナ以上に苦労しています。
部首や部品をバラバラにして覚えていくことをやっています。
その時にやはり体を使った方が効果的だと思い、尻文字から始めましたら意外に効果あり。
今は尻文字を卒業し、担任の先生推薦の指なぞり文字を使って覚えさせています。
これも同様効果あり。
iPadにインストールしてある、Goodnote5にちびむす等からPDFをダウンロードして読みこませて、ApplePencil等のタッチペンで書いたりもしています。
反復練習は出来ないのでやらせていません。
暗記ができないわけではない
このように、口頭であれば暗記が出来ないわけではありません。
字に書いてあるものが不得意なので、自学習には苦労しています。
最近は宿題も自分でやっていますが、ぼくが丸付けをすると一行飛ばしをしていたり、
割り算の筆算問題の答えだけ書いていなかったり(あまり等、他の計算はあってるけど、答えだけ抜けてる不思議な計算式)。
後から見るとおかしなことをたくさんやっています。
本人はまだうまく説明ができないと思いますが、高学年になってどのように字が見えているのか聞いてみたいと思っています。
落ち着いて問題に取り組めるようになってきた
昨年と違い、一つ変わったころがあります。
3年生までは、テストをやらせても字は読むのも時間かかるし、時間制限はあるし、焦ることばかりでしたが、4年生になってから、「全部出来なくていいから、とにかく1個づつやっていきな。」と教えると、落ち着いて問題に取り組めるようになりました。
算数の文章問題も半分ぐらいはできるようになりましたし、それより50点以下の点数を取ってくることも少なくなりました。
ただ、文章問題で引っかかってるのか、明らかに7割ぐらいしか問題を処理することができません。
でも、それでいいのかなと思います。
とにかく今は、自分のペースでどれぐらいできるか勘を掴んでもらえばそれで良いと思っています。
あまり口うるさく指示をすると却って混乱しますので、問題どころではなくなりますので、そこは気を付けようと思います。
まとめ
ディスレクシアについては、治らないものなので何かその子にあったことをしていかないと、余計に混乱が進むと思います。
当人が好きな事をやらせて、うまく泳がせ、餌を与えながらやっていくしかないのかな?とぼくも漠然と考えています。
特に、感情的にやってしまうと混乱に拍車がかかりますので、ぼくも気を付けて穏やかに応対していこうと思います。
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