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視覚認知スキルにおける「恒常性」について

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むすこの視認知スキルの問題なのです。

メンタルローテーションに関わることで「恒常性」と言うことばがあります。

その「恒常性」と言うのが苦手であるのが大きな課題となっています。

恒常性とは、簡単に言えば、「形が変化しても同じものだと認識する能力」です。

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形状的な問題の辛さ

一般的に言うとこんなことが挙げられます。

  • 回転: 物体が回転しても、同じものだと認識できるか。
  • 拡大・縮小: 物体が拡大・縮小しても、同じものだと認識できるか。
  • 歪み: 物体が歪んでも、同じものだと認識できるか。
  • 部分隠蔽: 物体の一部が隠れていても、同じものだと認識できるか。
  • 背景: 物体が別の背景に置かれても、同じものだと認識できるか。

こんな事を言われると、事例をあてはめてしまうのですが、

小学生の頃に図形の問題が苦手だったのはこのことが言えます。

今では、多少は改善してきてはいるけど今でも立方体等の図形を描くのは難儀なようです。

こんなことでありますので、数学の図形を描くことばかりでなく、技術分野で立方体の等角図やらを製図させられて1mmでもズレれば×となるような試験では、相当苦しみました。

ただ、展開図と立体図をあてはめるのは何故か出来るようになってそれを得意としているようですので、ゆっくり改善はしているのだと思います。

地図が苦手なのもこの事から言えます。

スマホで見るGoogleマップのナビは常に進行方向に上に向いているので相性がいいようですが、平面の地図になると苦手で、別の世界を見ているように感じるのだそうです。

話を聞くと、大きさや色の問題はあまり無くて、物体の向きや視点が変わると辛いと言う形状を認知することが困難であるというような感じです。

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学習面での問題

学習面における日常的な問題としては、例えばプリント課題において、細部にとらわれすぎてしまって、あまり先に進めなかったり、ページの中で、何が重要か判断することが難しいことがあるようです。

一見深く考えているようには見えるのですが、要点がつかめなくて困っているそんな状況です。

困ってしまったとしても、途中で課題を諦めたりすることは彼の場合はありえないのですが、他の生徒よりも時間がかかるので、何とか終わらせるために適当に答えを書いてしまったりしているのを見受けられます。

テストでは、少し多めに時間を取る等の対策をお願いしています。

英単語はたくさん書いて覚えると混乱して何が何だかわからなくなります。従って、読みを中心にしたフォニックス学習を通して音とスペルの関係性を理解する方が、効果が期待できるので、家庭学習ではそのように行わせています。

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やっつけ仕事

サッカーやゲーム等を通じて瞬間的に物事を捉えるて行動することは何故か得意な方です。

それだけに、紙面上の問題は絶対に全部欄を埋めてやると言う意志が強いので、やっつけ仕事になりがちです。

「よく読め!」

「その図や写真を細かいところまでよく見ろ!」

こんなことを彼に言うのは簡単です。

しかし、特性である以上は自分自身でこの環境の中で適応していくしかありません。

おとなも言いっぱなしでなく、責任を持って向き合うことによって、むすこの将来の方向性が決まる。

そんな気がいたします。

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