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成長による、心のバウンダリー

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あ、話の前に、これは心理学の分野なのでしょうか?精神学の分野なのでしょうか?よくわかりません。

ぼくはいまから記述する分野では、倫理社会や一般教養でチラッと習った気がするなーぐらいで、この分野での学位も無いし、専門家では無いです。自分のこどもを見て来た範囲での話ですのでご了承ください。

中1のむすこは、自己と他人の境界(バウンダリー)にはうるさい部分もあるし、曖昧な部分があります(ありました)。

これはまだまだこどもで成長途上。特に思春期を迎えている真っ最中なので、曖昧な部分があって当然だと思います。

例えば、うるさい部分ですとパーソナルスペースや持ち物の事。物理的に明確に見えるものですね。

逆に、責任とか、思考など、見えない思考の部分に関しては曖昧な部分に挙げられます。

うるさい部分のバウンダリーはしっかりしてきています。持ち物や忘れ物。この間なんかはサッカー合宿の用意は全部自分でやって、ちゃんと持ち帰ってきました。これは多少は不安はあるのですがそれを親が不安だからと言ってうるさく突っ込んだり、親主導で手伝ったりしてはいけません。

まだ心が不安定な時期なのでそのバウンダリーが崩壊する可能性があるようにも感じます。グッと我慢して下手に手を出さないようにしています。

この間なんか、むすめがむすこのシャープペンやふとんを使ったりするだけで怒っていましたので、兄妹であろうとしっかり別の価値観と人間性を持っていると主張しているところなのでしょう。

このある種、境界線を引くと言う事は、他人が突き放すように感じるところもあるかもしれません。

それが、これから成長していくにつれて、成果や責任等の姿勢への現れとしてつながり、自己を守ることとなるのでしょう。

ですので、見えない思考に関するバウンダリーが今時点で曖昧な部分としてあっても、さほど心配はしておりません。

それよりか、自分で何とかやってみる。と言う考えが旺盛になってきましたのでそれを認めてあげて、不得意な部分(学習の部分)のみの手伝いをしてあげようと舵を切るようにしております。

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予め、話そうか迷った羽田の事故。

その、見えない思考バウンダリーの曖昧な部分を少し測ってみようと思う機会がありました。

先日、札幌に旅行に行ったブログを何度か記述しました。

札幌に出発したその日の夕方に羽田空港で大変な事故が起きました。

しかも、新千歳空港発の帰りに乗って帰る同型のJAL A350と言う飛行機が事故に遭ってしまいました。

その事件をぼくは、自分のiPhoneで確認しました。

「なんなんだ?こんなことが起こるのか?」

ぼくのともだちのJALのパイロットが「A350って一番新しくて静かで内装もいいよ。楽しんで行って来て!」と言われたばかりだし、その型の飛行機でこんなことが起こる訳無い!絶対ヒューマンエラーに決まってる!

現代の旅客機の着陸の方法も、フェールセーフ設計は当然されています。装置設計も系統を冗長化させて、例え一つが故障しても他のものを妨げないようにしている「もちろん機長の俺が着陸時に突然死しても大丈夫」なようにコンピュータや隣に座っているやつができるように冗長化している。と冗談ぽく彼が言っていました。

それに「着陸時」は「俺が操縦するより、今はコンピュータの操縦の方が安全だよ。見間違いも無いし、急な霧でもいけるよ。離陸時はそうも行かないけどね。だから着陸時はインシデントが起こった時に備えてるんだ。着陸時に操縦するのは天候が良い日に勘が鈍らないようにするだけだね。俺は今マーベリック(教官)だから。」そんな運用方法が多いようです。

彼が言うように新しい旅客機でそれ自体の機体が悪い訳ではないし、今や着陸も昔より信用度が増してる。。。。

そんな中、着陸時に小さい飛行機と旅客機がぶつかった事を聞きました。

「えー!!」絶句。。。旅客機のお客さんは全員無事!よかった!

そんな事を色々頭で考えながら、帰りは絶対大混乱になるだろうから、むすこにこの事故の話をしておいて、帰宅の心構えを今からもっておこうかな?と考えました。

迷いました。。。。

思考のバウンダリーがまだまだ曖昧で児童の頃と変わらず、やたら恐怖を外にあからさまに出して嫌がるかと思ったからです。

最悪の場合、恐怖が頭を支配して「電車か船で帰る」と駄々をこねて言いかねないかなとも頭をよぎりました。

でも、もう5歳児ではありません。一か八かでむすこの成長を信じてこの事故の話をホテルのテレビでYoutubeで映像を見ながら話しをしました。

「帰りに乗る同じ型の飛行機が、さっき飛びたった羽田の滑走路で小さい飛行機がぶつかって、事故が起こったって。」

「え?大丈夫だったのかな?」

「JALのお客さんは全員無事だって。」

「え?小さい飛行機は?」

「ダメだったみたい。」

「ぼくたち帰れるかな?」

「うん、今のところ通常運行になってるけど。」

「帰る日にならないとわからないね。」

「予定が変わったら、iPhoneにメールが来るから見とこうね。」

「うん」

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今年最初の収穫

飛行機の火事の映像は結構ショッキングなものですが、意外にむすこは落ち着いて聞いてくれて安心しました。

色々とむすこが混乱を表に出すようなことがあったら、ともだちから聞いていた話をして技術面や信頼できる会社であることを話そうと思っていたのですが、取り越し苦労でした。

おそらくは、むすこの頭の中は混乱していたと思います。

しかしながら、その事を外に出さずに落ち着いて整理して聞いてくれて、ぼくが一方的に押し付けるような会話ではなく対話をしてくれました。

「うん、成長したな!」

去年1年好きな事をやるよう泳がす事が功を奏したような気がします。

むすこに関して、今年最初の収穫がありました。

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