きちんと自分で考えて、気持ちを整理してきちんと伝えてきてくれました。

Jリーグサッカーも終盤大詰めの今日この頃。

先日、国立競技場で行われたJ1チームの上位チームの試合のチケットが手に入りました。

しかも、結構良い席！

新しい国立競技場は行った事がありませんので、これはいいな。。。

うちから、千駄ヶ谷の国立競技場まで電車で大体40分ぐらいです。

でも、土曜日。

むすこのサッカークラブ活動はナイターだけどギリギリのスケジュール。しかも、次の日の日曜日は朝から公式戦。。。

意外に、気持ちと体作りのコンディション作りは自分の中で自分なりに決めてやる性質のむすこ。

J1の強いチームの試合を見に行けるのはすごくうれしいけど、練習が第一と考えているに決まってる。

ここで、「おい、練習にはギリギリ間に合いそうだけど、国立にJ1見に行くか？」なんて言うと、迷ってしまい気持ちがそぞろになってしまうかもしれません。

小学生までは、楽しそうなものや辛い事が重なると心の整理が出来なくて、全てが破滅してしまうことがしばしばみられました。

果たして、「国立競技場」にJ１を見に行くのを誘っていいものか？

余計な雑念的なものにならないか？そんな心配になりました。

でも、むすこを見ていると、サッカーに関してはスポーツ少年団時代と全く違う気持ちになっていることが伝わってきます。

きっと、心の整理はつけられる！

ひとつの精神的な成長を見てみようと賭け的に、早速、中坊サッカー少年むすこに聞いてみました。

う～ん、どうしよう。。。。悩むむすこ。

「おい、今度の土曜日、クラブ練習が夕方6時ぐらいからあるけどさ、チケットいただいたからJ1の試合を国立に見に行く？J1は昼の試合だから、ギリ練習は間に合うよ。」

「え？！行きたい！！　あ～、でも練習あるでしょ。」

「国立終わってから、練習に電車で直接行っても良いし、おとうちゃん連れて行くよ。他の手としては、別に国立に無理に行く事ないよ。次の日は公式戦だしね。」

「そうなんだよ。。。。練習きちんとやりたいし。。。う～ん、どうしよう。。。」

「いやいや、そんな悩むなら。今回は断って、次回確実に行ける時にチケットきちんと買って行っても良いんだよ。そんな機会は、今回だけじゃないからさ来年だって再来年だって行けるよ。ともだちといけるかもよ。国立はそんなに遠くないしさ。」

「う～ん・・・・」

「今、返事しなくていいよ。よく考えてからでいいよ。」

「う。。。ん、どうしよう。見に行きたいし、練習も大事だし。。。」

案の定、悩ましてしまいました。。。

翌日は全くJ1の試合の話はしないむすこ。

忘れているのかな？

ところが、翌々日。学校から帰って来てから唐突にこう言います。

「おとうちゃん、この間のJ1の試合さ、また良く機会あるよね。やっぱりクラブの練習と次の日試合があって、コンディションも良くしておきたいからやめとくよ。」

「わかった、大丈夫だよ。気にしないでね。自分で決めたんだエライね。」

最初に「国立に行くか？」と言う話をした夜はあんなに悩んでて、一夜明けた翌日から全く気にもせず話題にもして来なかったのに、きちんと話をしに来てくれました。

最初から練習第一と考えていたとは思いますが、おとうちゃんがせっかく用意してくれたチケットを無駄にしちゃ申し訳無いと考えていたようにも感じました。

それでも、とにもかくにもきちんと自分で考えを整理して自分の考えややるべき事を決めて、きちんと伝えてきてくれてうれしく思いました。

今回も成長を見せてくれました。

その根本には、見るよりプレイする方が好きなむすこです。