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昨日に引き続き、小4むすめの話が続きます。
いつも朝にくまちゃんの画をツイートさせていただいている通り、画を描いたり、工作をするのが大好きです。
思い思いのものの作業をしたり、ネットからネタを収集したりで、1年中自由研究をしている少女なのがうちのむすめです。
学習面に関しては、親の言うぼくが言うのもなんですが、問題にするようなところはありません。
比べては可愛そうですがむすこが一生懸命がんばって1,2年遅れと言うところなのですが、むすめに関しては、何もやらなくても学校で覚えてきて、なんとかできちゃっています。
そんなところをむすこは「あいつは頭が良くてうらやましい~よ」とぼやいてますが、ぼくは頭の良し悪し、知能指数の数値では高低では無いと考えていますので「あんたには、底抜けの体力があるじゃないか!」と励ましています。
ぼくも妻も、こどもの頃から競争社会で生きて来た人間ですが、むすこが学習障害を持ってしまった以上、自分で何ができるかを、これまで自分に植え付けられている価値観や常識と思われるものを、経験や認識の範囲外のもので勝負してもらいたいとうちのこども2人には自分で考えてもらいたいと思います。
wiscの結果がそのまま、反復練習嫌いに出ています。
「知覚推理」と「処理速度」の差
さて、むすめですが先日の記述で反復「漢字ドリル」が苦手と言うことを記述しました。
本当に嫌がってます。
この手の反復ドリルは本当に嫌いみたいで、ここ2,3日で癇癪を起すようになりました。
様子を見ていると、単元が終わると先生が「はい、単元がおわりました。ここからここまで週末にやってきてください!」と言う感じで、ものすごく多い量の宿題が週末に課されます。
wiscの結果に照らし合わせると、目から入る情報を覚える(知覚推理)のが得意なむすめは、すでにその単元の漢字は全て覚えています。
その代わり、ゆっくり考えたいむすめは知覚推理に比べて、決して普通より悪い訳ではありませんが処理速度が劣ります。
処理速度が劣ると単純作業を素早くすることが苦手になります。
思考と作業が空回りする感じなのでしょうか?
実はwiscの結果では、この「知覚推理」と「処理速度」のふたつの差が50以上ありました。医師もSCも驚いていました。
反復ドリルが嫌いなのはそう言うところなのです。このように数字的に根拠が出ています。
それを、みんなと同じように単元が終わったと同時に反復ドリル練習をするなんてナンセンス極まりないと思ってしまうのでしょう。
しかも「週末は、ゆっくり色々と考える時間にしたい」と言っているぐらいですので、それまでがんばった学校の勉強から離れて、自分の時間を持ちたいと考えています。
それは、おとなと同じかな?
そこへ、畳みかけるような量の、ドリル練習宿題が漢字、算数と出されます。
もう、嫌で嫌で仕方ありません。
宿題の事を考えると負担が重すぎて、土曜日に楽しみにしていた水泳も辞めてしまいました。
わざと漢字プリントで「0点」をもらってくるむすめ。
そんな事に嫌気がさしたのか、この間の漢字プリントテストでは、へんとつくりをわざと反対に書いて変な漢字を綺麗に書いて提出して「0点」をもらってきました。
「これ、わかってるよね。」と聞くと。
「そんなのわかってるよ。わざとに決まってるじゃん!」と怒りながら答えていました。
わかってるならいいや。
深夜までやっていた宿題
そんな反抗的な態度を取っていますが今の先生は大好きなので、宿題はやっていかないと思っているむすめ。
先日は、どうしても終わらなくて、夜中の2時頃に電気つけっぱなしで漢字ドリルを途中までやって机の上で寝ていました。
それにしてもこりゃ、末期症状・・・・・
体や心を壊しては元も子もありません。
せっかく、良い才能をもっているのに、足並み揃えた学校での漢字ドリル練習で潰されてはたまったものではありません。
じゃあ、まずは漢字ドリルのどの辺が嫌いか?聞いて見ました。
「なぞるところ」
「最後までマスを埋めるところ」
「マスだけのページを全部埋めないといけないところ」
・・・・いやいや、全部じゃん。
漢字は覚えているんだから、提出物としてのドリルや成績もどうでもいいから、なんとか対策は無いかと考えました。
「やれるところだけやれば?例えば、1行目だか書いて行くとか」とぼくは言いましたが、本人は納得いきません。
やはり小学生としてはみんなと同じように出されたものはきちっと出したい。
でも、出来もしない事をやろうとしても辛くなるだけです。
むすこが小4当時にやっていた漢字ドリル対策をやるか!
そこで思いついたのが、かつてむすこが小4の時に試した方法でした。
小4当時ディスレクシアがわかって、ボロボロだったむすこの漢字練習、それなりにがんばりましたが、「マスだけのページ」だけは本当に嫌で、全部埋めろと言う宿題が出ると1日ぐらい掛かってしまったと思います。
そこで、「マスだけページ」に妻のオリジナル漢字問題を貼り付けてやってもらっていました。
もちろん、担任にはこのやり方を取り入れることにはご理解いただいての事です。
むすこは義理堅いところがあるので、「おかあちゃんが作ってくれたものだから!」と言って一生懸命取り組んでもらいました。
それを、「マスだけページ」貼り付けて、マスを埋める代わりとしました。
他にもミチムラ式等色々やりましたが、そんなこんなで書字の方は結構いけるところまで来て、むすこの弱みは「読み」だと言う事がわかりました。
むすことむすめの困りごとのタイプは大きく違います。
それでも、小学生でも辛い事を続けていても意味がありませんので、そんなことをやっていこうと担任にもお願いしていこうとお願いをしております。
むすめの場合はパズル好きですので、たとえば、漢字ビンゴ、漢字パズル、漢字シャドウマッチ(画像と単語を一致させるゲーム)など、様々なゲームやアクティビティを試してみたいなと思います。
まとめ
一番大切なことは、学習を楽しむことだと考えています。
これらのアイデアがむすめの学習経験を向上させ、漢字を愛するきっかけとなればと考えています。
最後に、この事は学校でも担任でも教材のせいではありません。
むすめそして家族の問題だと考えています。
たまたま、むすめが学校でのドリルと言う課題が合わないというだけで、そこを工夫してやってみようと言う考えです。
学校にはぼくらの考えは、むすこの前例があるので「ダメ」とは言わせません。
また、むすめにも寄り添う事が大事だと思っています。
理解はしていると言って、むすこばかりに手をかけて、むすめには自分でやらせてばかりだったのもいけなかったのでしょうね。
むすめはもう小4です思春期手前です。
近いうちに「おとうちゃん、もう自分で出来るからいいよ」と言ってくれると期待しています。
それまでは、寄り添ってあげたいと思います。
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