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小学3年生になると「総合」(総合的な学習の時間)と言う教科があります。
小1、2年生までは「生活」教科がありますが、これが3年生になると細分化されて「総合」「社会」「理科」になっているんだそうです。
昔、全員集合で「ドリフの国語算数理科社会」と言うのがありましたが、低学年ではそれは今では無いと言う訳です。
中高年のみなさんご注意です。
その3年生から始まる、「社会」「理科」は想像が付きますが、「総合」って何?とむすこ、むすめから言われるたびに聞いてしまう、おとうちゃんであります。
「総合」についてはこちらを
マインドマップ
小3のむすめは総合をほとんどタブレット(chromebook)を使って考えて、課題を提出しているようです。
たまたま、この間見せてもらいましたが、なんと画面上に練習用の「マインドマップ」が描かれていました。
本番の発表では、ひとそれぞれの方法で良いのでマインドマップを作って、何かのアイデアを膨らませる課題提出発表があったようです。
むすめの場合は、まずは紙の上でえんぴつで書きながら考えて作成していったようです。
それも見せてもらいましたが、そりゃそりゃ色鉛筆で多色にしてあり、いつも通り森のどうぶつたちがガイドしている、かわいらしいマインドマップが紙の上に描かれていました。
「すげーじゃん、こんなの学校でやってるの?かわいく描いてあるじゃん。」
「うん、そうだよ。」と照れ臭そうに、これは大事と連絡帳袋にいそいそとしまっていました。
それをどうするんだと聞くと、
- マインドマップをオンラインで提出(Chromebook上で描かなくてはいけない。)
- それを次の「総合」の時間にみんなの前でひとりづつ発表
そんな手順を言っていました。
ほー、、、、それのかわいい紙に描いたものをまたChromebookで描き直さないといけないのかい??
大変だな。。。と気にも留めずに、翌朝を迎えました。
しくしく泣きだすむすめ
さて、翌日ランドセルを背負って学校に行く直前になって、むすめがしくしく泣きだしました。
「な、なんだ、、急にどうした!?」
「総合の課題を提出してない。。。発表もあるから学校行きたくなくなった。。」
「なぬ?昨日のあのかわいい画の事か?出来てるじゃん。」
「あれを先生に提出してないし、発表の準備もしてないいいい、わー(涙)。今日学校に行かないとだめ?」
「う~ん、それは事情を先生に話して、提出の仕方がわからなかったら先生やともだちに聞いて解決してごらん。まずは学校に行かないと始まらないんでしょ。絶対何か解決策はあるはずだから。」
「発表もやだ~、嫌い、全然準備してないし~、お兄ちゃんはいいなぁ、発表好きでー、わぁー(泣)」急にむすこに矛先が向いて笑っちゃいました。
「いやいや、おにいちゃんは、発表好きだけど、資料作りはできないよ。がははは!! あんたは、あれだけかわいい自信作の資料が出来てるんだからすごいよ。」
こんな感じで持ち上げるだけ持ち上げて、学校に送り出しました。
いつもより速足で行ったところが笑えます。
今回は、学校が嫌だと言うより、資料作りに没頭し過ぎて時間が無くなってしまったむすめに問題があったのかと思いましたので、無理に行かせたというより、学校で解決策を見つけてもらうために行かせました。
むすめにも周りの人たちを巻き込んでひとつ課題を完成して欲しい、社会性の勉強になると思ったからです。
そこがむすことは違います。むすこは自分の弱い点を良く知っています。
その代わり、小学生なりの社会性が身に付いていて、小学生にして周りを巻き込んで解決する処世術が身についています。
周りもそれに応じて助けてくれている、得な性格です。
逆に、むすめは自分で全部完璧にやりたい子でありますので、その辺に欠けているところがあります。
成功しても失敗しても誰も笑いやしませんし、出来る範囲の塩梅はどんな感じか?自分でわかって欲しい。
笑われたら笑われたで、どうすれば良いのか?そこを身に着けて欲しい。そう願います。
むすめもそれはわかったのでしょう。
それが速足で行ったことにつながっているのかな?と思いました。
帰宅後
さて、帰って来てから「どうだった?」と聞いて見ました。
登校直前の涙とは打って変わって、ご機嫌です。
「大丈夫。先生がね。今日は時間が無くなったから来週にしましょうって言われた。助かったよ。」
「資料はどうした?」
「だいじょぶ。ともだちにやり方聞いて、提出したよ」
話によると、紙に描いた例の森のどうぶつたち満載のかわいいマインドマップをChromebookで写真を撮ってそれで提出OKだったそうです。
ひとつ賢くなりました。
よかったね。
大抵の事は何とかなる。自分で解決できる事を少しづつ覚えていければいいね。
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