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夜の10時、本やマンガを読んでいて眠くなってきた頃になると小3むすめがやってくる。
小6のむすこはいつも9時半には寝てしまう。
むすめもいつもならむすこと同じぐらいの時間に、歯みがきをし始め寝ています。
でも、むすめが大体この時間まで起きていると言うのは何か嫌な予感です。
そうです。やり忘れていた宿題です。
いや、彼女の場合はやり「忘れた」というのはあり得ません。
時間があると思うと、興味ややることがドンドン頭に溢れていて、ついついそっちに手を出してしまうのです。
そっちが優先されてしまうだけで、宿題を忘れると言う事はあり得なくてこんな時間まで起きていると言うのは、「めんどくさいな」と思う宿題だったからです。
決して忘れているのでなく。
「めんどくさい」気持ちが先送りにさせてしまうのです。
夜眠いのに宿題と丸付け
さて「寝るか」と、デスクトップのkindle(ぼくは家ではkindleはPC派です。マンガや雑誌は見開きで大画面で見やすい!)を閉じているとむすめがやってきます。
「おとうちゃん、宿題するから丸つけて!」
見ると、習いたての繰り上がりのかけ算繰り上がりありひっ算がドリルに15問ぐらい並んでいます。
凸凹むすめには似たような問題が、ズラリとならんでいるのはキツイ試練です。
「ひぇ~、今からこれ全部やるの??嫌にならない??」
お互い眠くて意識が遠のいているところでこれはキツイ。
「だいじょうぶだよ。やれるよ。」とクールなむすめ。
ぼくの机のすみっこで立ちながら問題をやり始めました。
途中で「あれ、あれ??」と戸惑っています。
「筆算はお尻(1の位)から計算するんだよ。迷っちゃうでしょ。ひっ算なんかおとなになったらやらないから今はそう言うやり方もあると覚えてね。」と言いました。
計算の得意なむすめはソロバンみたいなものが頭に入っているのか?それとも頭の中のくまちゃんが計算してくれてるのか?
暗算で処理するのが好きみたいです。その時は、頭(上の桁)から計算します。
学校でもこのひっ算計算のやり方を聞いていたのかと思いますが、これまで、自分で想像していたのと違うので戸惑ったようです。
「あ~、そうか、今までやってきた事と違うのね。」
1,2問注意をしました。
「だいじょうぶ、もうわかった。」そのままぼくの机のすみっこで立ちながらかけ算ひっ算を処理します。
見ていると、思考力どうのこのと言うよりも、作業です。処理です。
無事終わり、丸を付け全問正解で解放されました。
「もう、おとうちゃんも眠いし、明日も早起きだからもう少し早くやってよ。付き合うから。」
「うん」と言って、ドリルをランドセルに入れてベッドに潜り込んでいました。
ちょうどむすこのLDが分かった頃の問題だね
比べてしまうとかわいそうなのですが、
むすめと同じ3年生この頃、むすこははじめてのWISC-Ⅳを受けてLDと出た時期です。
むすこはこの程度のひっ算かけ算はがんばってやっていました。
単純な計算問題は嫌いではなかったからです。
文章問題が読めないむすこは、見える数字だけ拾ってかけ算の単元であれば適当にかけ算式を立てて計算していました。
図形の問題も同様です。
低学年ではそれが通用したのですが、3、4年生ぐらいになるとそれが通用しなくなります。
それで、LD・ディスレクシアが顕在化したと言う訳です。
全く、ここで気付いてあげるのが遅かったのか、ここで気付いてよかったのか??
むすめは逆です。
こんなにたくさんのわかりきった計算問題をやらせると、怒りまくります。
今回は、自分のやり方と違うことを教わってきたので不安がって15問の計算ドリルで問題点を解消しようと思ったから、がんばってこなしたのかもしれません。
文章問題や図形問題は落書きをしながらでも喜んでやります。
兄妹によって、特性のよって得意不得意がここまで分かれます。
こどもが生まれるまでは想像もつきませんでした。
きっと、親とも違う特性をもっていると思います。
むすこ・むすめふたりとも独り立ちした時、最低限の事が出来るように今後ともふたりの様子を見ながらこれからも支えて行きたいですね。
しかし毎日、朝早いんだから夜は眠いのだよ。。。。(=_=)
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