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先日、社会科見学にむすこが行ってきました。
いつもフル回転でちょっと疲れ気味でしたが、みんなと行けることに大喜びしながら出かけました。
行先は、国会議事堂と北の丸公園(科学技術館)。
国会議事堂は建物として見ておくのはいいだろうと、頭の中で複雑な気持ちで送り出しました。
先生も、「あの建物はすごいですね。感動しました。」とおっしゃる。
そうそう、ぼくも先生と同じ、建築物として見るのは大賛成。
すごいよね、ちょっとした高台にあるので、更に立派に見える。むすこの話だと5階まであるらしい。
いちお、むすこは国会で何をするのか、大体の事は覚えていてくれて、
「国会議事堂わぁ、会議をする!そこで全国から集まった人たちで、全国の法律を決める!」と家で教えてくれました。
おうおう、合ってる、合ってる。小学生ならそれでいいんじゃねー?
じゃあ、もう少し詳しく、おとうちゃん教えてと言われても、この国会で行われていることは、ぼくは公民で習ったことや憲法の「国会」部分の条文で書かれたことしかわからない。
「法律を作って提案して、審議して多数決で決めるところでしょう。そうそう、他にも細かい事あるけど。基本的にはそれ。」知っている事は、むすことあまり変わらない。
多分この先もその認識は変わらないでしょう。
他にむすこが教えてくれた事
「国会議事堂で一番高い(高価)な椅子は!天皇陛下が座る椅子!!」
「見せてもらったの?」
「もちろん!それとね。国会議事堂を端から端の距離は206mなんだって、ぼくが走ると何秒で走れるかな?」
「走ったの?」
「いいや、走らせてくれなかった。」
「走ったらよかったのにね、国会議事堂前で初めて駆けっこした小学生になったかもよ」
天皇陛下の椅子の値段は教えてくれなかったそうですが、そんな数字の話ばかりしていました。
200mと聞くと、国会議事堂と距離感が掴めればいいね。
さて、ところでそんな立派な建物の国会議事堂ですが、国会は多数決が原則なので、民主主義の御旗のもとに数でお決めになることは当然なのですが、それが本当に正解なのかな?と思う今日この頃です。
間違いをしでかしがちなのが人間ですので、多数で決めてもろくな判断にならないことが往々にしてあるものです。多数の意見で決めるのは結構。しかしながら少数の意見、反対の意見もひとまとめでいかないかんのが民主主義なんじゃあないかと思うのです。
例えば、多数の人間で決まってしまった事は仕方無いと思いますが、それが時代によって正しく修正されていく必要もあると思います。それが少数の意見が多少なりとも修正の段階で反映される必要があるような気がします。
その為には、この民主主義においては原則として公正に人々に公開されなければいけない。
そうしないと、国民・住民は正しい判断が出来ないのであります。
これまで、国の運営を公正に公開されてきたかと言うと、いささかなりとも疑問です。そりゃ高度な判断が必要なものだからナイショと言う事もあるでしょう。でもでも、つまらないことでも一部の人間に不利益になるようなことに蓋をすることにを繰り返しているようにも感じます。それが、様々な格差と言う問題が出てきているのでしょう。
うちで直面している問題としては、学習障害だったり、特性凸凹の問題もそうです。
むすこが「国会議事堂」に行ったと聞いてるそばから、とある役所の黒塗りだらけの審査要領をみていて「民主主義」って?そこの黒塗りの部分は民主主義が反映されているのか?と考えてしまった次第です。
最後に、むすこ的には工場見学のようなものがよかったらしいです。
去年はチョコレート工場でした。
でも、それなりに楽しんで来たようです。
そうは言っても、将来、自分のこどもに話が出来ればいいね。
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