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昨日の続きです。
続きを書こうと思って前日に匂わせることはあるのですが忘れてしまいます。
今回は、本当に昨日の続きです。
「ディスレクシア学習者に学習の忍耐と理解を保たせるためにはどうしたらよいか?」をいつも考えているのですが、答えはでません。
恐らく永遠に出ないのだと思います。
だって、ぼくはむすこでは無いのです。
でも、ほったらかしにするのは彼のためになりませんので、成績スコア云々は置いておいて、そもそも学習することで将来に渡って役に立つ事は何か?こんなことを教えているのであります。
ディスレクシア少年へのアプローチ「学習することの意味」
- (他人に)騙されない事
- 失敗すること(失敗は悪い事では無い。)
- 自己管理をすること
- 自己肯定感を保つこと(高めることではない)
- 興味の幅を広げること
- 質問できるようにすること
このように、はっきりストレートに言語化されたことばでは言いませんが、教えている時に具体的な例を示しながら「うんうん」と聞いているのか?理解しているのか?わかりませんが、説教じみた風にならないように気を付けてサラッと話をしています。
その上で、「基礎学力(小中学校のお勉強)」は大事よと言うような話をします。
だって、漢字やことばの意味を取り違えたら全然違うものになってしまう。そんな感じの話です。
ディスレクシア少年へのアプローチ「学習の忍耐と理解」
では、ディスレクシア学習者に学習の忍耐と理解を保たせるためにはどんなアプローチが必要か?を考えていることとして以下のことを心がけています。
もちろん、合う合わないことがありますので、本人の様子、希望、特性は十分に考慮しないといけないと考えています。
- 支援の個別化
- フィードバックは常にポジティブなものにします。
- 学習環境を適切なものにする。
- インクルーシブ
- 自己のイメージを肯定化していけるようにつとめる。
このようなことを各方面の関わっていただいている方々と情報を共有しながら育てていっているつもりです。
うちの子の場合、ともだちが一番です。
ともだちに優劣をつけずに関わることが大好きです。
そんな子ですので、上記「インクルーシブ」はとても大事で、差別や孤立させることなく、学習コミュニティに積極的に参加させることが重要だと考えています。
インクルーシブなアプローチを取ることで、学習者は自信を持ち、学習に対するポジティブな態度を維持することができます。
実際にそんな様子が微かにですが、出てきている教科・単元もありますのでとても大事なアプローチではないかと考えています。
ツールや理想も大事なのですが、お互いに尊重して同じコミュニティを過ごす事が一番必要だと思います。
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