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「ことばに深みが無い」事に、担任や特支の先生にも気付いておられるようでそれを出来れば改善しようと本人にも意識させた練習をしてもらっているようです。
ことばに深みをもたせる
「ことばに深みが無い」と言うのは、例えばこう言うことです。
「すきな食べ物はなあに?」と聞いたとしたら。。。
「トマト!」
以上ひと言(ひとつのことば)で話が終わってしまうような返事をしてしまう事です。
直接的で身も蓋もないって言えばそうだと思います。
じゃあ、トマトってミニトマトが良いのか、甘いのがいいのか、酸っぱいのがいいのか、色は真っ赤なのがいいのか、別に言う必要の無い情報であるとそれまでなのですが、会話の中で少しは具体的に付け加えることによって、本人の発言に深みが出て、話し相手も話い合いをしやすくなるので、会話が円滑に進むようになります。
社会に出たり、もう少し成長すると、大切な事になるでしょう。
そんな感じで自分の立場から話をする時には往々にして、単語で話しをしてしまうことがあります。
逆に、むすこの場合は他人の話しをする時にはことばが出て来てよくしゃべります。
小学校の頃に取り入れられたアクティブラーニングでディベート的な授業が得意と聞いていましたが、テーマが与えられて、道徳的で当事者の思いやるものの場合は、得意だったのかと思います。
担任の先生から、道徳の授業でよく発言する。とコメントでほめていましたので、よく発言することは今でも継続出来ているのかな?
こんな事から、相手の立場から物事を話をするのは得意なのですが、自分の立場から話をすることが苦手なんじゃないかな?と小さい頃から思うのです。
よく言えば「思いやりがある子」、その逆だと「自分の状態の言語化が厳しい」。
そんな感じでしょう。
自分のことを言うのが恥ずかしくて、頭の中が真っ白になってしまうと言うのもあるかもしれません。
どんな発言でも単語だけで話をするのではなく、文章で話をすることは今後とても重要な点になることでしょう。
経験から学ぶ
そんな中で、特支教室に通ってきてよくなったなと言うのは、自分の事を、自分のペースでゆっくり丁寧に話をしようとする姿が見られてきたことです。
そう思うと、少し工夫すると出来ない訳ではないようです。
特性的なものが邪魔をして、詳しく話をする事をやめてしまうのかと思います。
「こう言うやり方で話をしてみてはどう?」と大切なこととして話をしても、すぐ頭のどこかに消えてしまいます。
つまり、経験していかないと定着が難しいのです。
「経験から学ぶ」と言うのがここにも登場するわけです。
それを遊びの中で、特支の先生が色々と教材を持って来て鍛えてくれています。
教材を使うと、「経験」をして行くわけですから、コツを掴むのが早いそうです。
今その、むすこが「これはおもしろい!」と言っていた教材はこちらになります。
特にボブジテンは「欲しい!」と言うので買ってしまいました。
秋の夜長に付き合うかなぁ
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