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夏休みのとある昼下がり、小4むすめが洗面所でごく普通のI字の剃刀を持って何かをしていました。
「あ、おとうちゃんごめん。足の毛が気になるから剃ってるの。」
「あ、ごめんね、トイレ行きたかっただけだったから。」
「うん」
刃物を持っているむすめを見てびっくりしたぼくは、何か見てはいけないものに遭遇したみたいでそそくさとトイレの扉を開けて入りました。
しばらくすると、今度は中1むすこが。。。
「おとうちゃん、見て見て。足がこんなにスベスベだよ。」
「何したの?」
「足のすね毛を剃ったんだよ。」
「あ、ほんとうだつるつるじゃん、でも明日生えて来るから期待してて。」
「剃刀の使い方は、こうです。横に滑らすと肌が切れてしまいます。また、刃の立て方はこうです。」と自分の机で実演してくれました。
「おいおい!それじゃ机の周りすね毛が散らばるよ。普通はお風呂でせっけん付けてやるもんだよ。掃除機掛けといて。」
むすめがすね毛を剃っているのを見て自分もやってみたくなったみたいです。
むすこだって、そんなにすね毛はなくて、産毛程度です。
それでも、産毛をまき散らすなんてねー、後々虫でも湧くんじゃない?わかんないけど。
サッカーのすねあて(レガース)があたるところなんて、擦れてツルツルだし。
誰に自慢するんだよ!って感じです。
むすめもそれほど毛が濃いいわけじゃないし。
それでも気になるんですね。
自分の体に変化が出て来た気持ちは分からない訳ではないので、そっとしておきました。
後で、妻に聞いてみました。
そしたら、「足の毛が気になる」と言う事で相談があり、気の済むまでやらせるために剃刀を渡したそうです。
そうしたら、好奇心いっぱいのむすめは初めての剃刀を器用に使っていたと言う訳です。
うちは剃刀を使う機会があまり無いので、持ち合わせのI型の剃刀の使い方と注意点をむすめに教えて渡したそうです。
そのむすめが聞いた話を、むすこにも教えてくれたようです。
すね毛・産毛の話を置いといて、剃刀の使い方を知る機会を得られてよかったと思います。
毛の話ばかりで恐縮ですが、むすめの場合結構楽しんでやってる??
そんな感じがします。
第二次性徴に向けて、表面上や下の話等、色んなことを聞いて来るのですが何か自分の成長を楽しみにしているようで、今のところ前向きに捉えているように思います。
むすこもむすめもこれから色々な事があるでしょうが、ぼくらも成長を楽しみにしつつ、過度に立ち入らないように注意していこうと考えているところです。
剃刀の話に戻りますが、ぼくは過保護に育てられましたので、未だに怖くてI型は使えません。
T型も無理です。
毎日わずかに生える髭は電気シェーバーにお世話になっています。ブラウンのね。
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