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先日、特別支援教室担当の先生と2者面談(親のみ)をしてきました。
うちの自治体では特支教室拠点校から専門の先生に、各中学校に出向いていただいて週1日程度授業(指導)をしてもらう形です。
小学校は拠点校だったのですが、中学校は学校自体が小学校に比べて校数が少なくなりますので、それにともなって拠点校もだいぶ減るようです。
うちの場合、小学校までは外部の個別指導教室に通っていましたが、今度は中学内部のものを利用させてもらいます。
期待と不安が入り交じったながら拠点校へ自転車に乗って、面談に向かいました。
周囲の子たちとの関係
小3の頃に、「読み書き苦手」の「学習障害」が分かった時に、まずむすこはともだちに知られたくないと言うのがありました。
本人的には「障害」と言うのがかなりショックだったからです。
そう思っている割には、いつもともだちにわからないところをくよくよせずに「おいおい」と声を掛け、問題点を聞いていると言う事を先生から報告をもらっています。
簡単な事でも難しい事でも関係なくそんな調子で聞いているようでしたので、だいたい他の子は薄々「なんかある」と気付いていると思います。
ディスレクシアを知らなくても、少なくとも「なんで、わからないのかなー」ぐらいは疑問に感じている事でしょう。
中学生になっても基本的には人に本当の事は知られたくないということは変わらないと思います。
それを週1程度、通常授業を抜け出して「個別指導」を受けていると言うのを周りの人間がどう思うか?その辺の話を最初にしました。
教員には入学前から相談をしていたので校長以下周知されているようですが、生徒達に対しては誤魔化すような事はしないけれど、うまくやっていくと言う事でした。
こればっかりは始まらないとわかりませんね。
むすこの持ち前の明るくまじめに取り組む性格に任せるしかないとぼくは考えています。
担当先生の印象
担当の先生は若い男性(40前だと見ています)先生でした。ぼくよりはるかに若い!
スラっとしていてスポーツマンタイプ。とても優しい。
特別支援やセラピーさんによくいるタイプの印象です。
そんな先生にこう聞かれました。
「これだけは絶対抜け出してはいけない授業は何ですか?」
「体育です!」
「スポーツ好きなんですか?」
「幸いな事に運動系や情緒的な問題は無くて運動は得意中の得意なので、サッカーのクラブチーム入ってるんですよ。」
「ぼくも、サッカーやっていたんですよ!!」
「それは、食いつきますよ。」
よかったー、むすこにピッタリのタイプ。
そう言えば、担任の先生も学生の頃サッカーやっていて、Jのユースのスカウトもあったような人って言ってたっけ。
ご理解いただけるものがひとつでもあった方が、お互いやりやすいと思います。
特支教室については、まだ何も考えていないむすこ。
この分じゃ、「特支の方がおもしろい!」って言ってきそうです。
指導の内容
今後むすこに進める指導内容ですが、これまで小学校時代に通っていた個別指導の内容と、小学校で行ったテスト・プリント類を提示して話合いをしました。
おおまかには、小学校時代の個別指導の内容を踏襲して、作文、漢字や文字の読み等を中心に、宿題や定期テストのサポートをしていただけるようです。
特支教室では通常授業の補填をする訳ではありませんが、宿題と定期テストのサポートをしていただけるなんて!!
それに、お互い体を動かすのが得意なので、運動しながら学ぶ何かも取り入れようかと言う事を考えてくれているようです。
机にかじりついて授業を受けている事よりも「特支いいじゃん!」って、3か月後に言ってきそうな気がします。
そのうち「やって欲しいことありますか?」と先生に聞かれたら、教材は持参するので「触るグリフ!」って提案して見ようかなとも思います。
まとめ
今回は、「特別支援教室」の担当先生との2者面談の話を記述しました。
まだ、始まっていないので蓋を開けてみないとわかりません。
しかしながら、担当の先生も、担任の先生も、むすこの事をちょこちょこ調べているような印象を受けました。
ディスレクシアはこれまでそれ程問題にされていなかった事もあって、特支教室で面倒みるのは日が浅いのかもしれません。
それだけに、慎重に生徒と向き合おうと言うのが伝わってきました。
区としても、ディスレクシアの実例として今後これから続く指導の参考になるものとしていただいても構わないと思っています。
特性なのでそれぞれ違いますので型にはめることは危険ですが、今後のディスレクシアを抱えた方の為にもむすこを差し出したつもりでもいます。
一般的にこれまでの学習の仕方は「授業で学んで詰め込んだ知識を生活や将来に活かす」事が前提だったと思います。
でも、うちのむすこの場合は「生活や将来に必要なことを自分で考えて、授業内容で知識の肉付けする。」と言う学習のアプローチ方法です。
一般社会で望む方法と逆になっているのです。
文字の読みが苦手なので体感するのが第一なので、処世術としてそうせざるを得ないようです。
「経験から学んでいる」と言うのはそんな意味なんだろうなー。
その代わり、学んで習得したことの吸収力や論理的な展開の語りは凄いものがあります。
ある意味賢い、ある意味視野が狭い。。。。。。。。。
そんな事も話してきました。
マルチな人間ではないけど、自信が思う得意技で生きて行く、そんな人間でも必要とされる社会にしたいものです。
とりあえずは前向きに楽しんでご機嫌にいきましょう!
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