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ディスレクシア小6むすこ。
小学生としての個別指導はあと、1,2回でしょうか。
早いもんです。
前回やった文章の組み立て(作文)、ことばを深めてみる練習をしてみようと挑戦したら意外にできたそうです。
結構、作文は得意でいつもいい文章を書くなとは思っていたのですが、本領発揮できたようです。気分によるのかな?
それと、文章自体の組み立てで英語の文型等も教えてもらったようです。
いわゆる英文4文型と日本文の違いですね。
満点ではありませんがほぼ答えられてました。学校で習ったのかな?
主語とか述語とかも区別がついているようです。
クロスワードパズルできたの?
最初は出来なかったクロスワード
実はこの日にびっくりしたのが、ことばの「クロスワードパズル」が出来ていたことです。
最初にこの個別指導に伺った時は、全く出来ませんでした。
まさに同じもののサンプルがネットにありましたので下記リンクします。
もう少し初級編でしたが、小学4年生でこの程度のクロスワードでも歯が立たない時期がありました。
ことばの想起がまずダメ。それとマスを見るのも嫌だったようです。
今回は本格的な「8マス×8マス」
今回行ったクロスワードは簡易的なものでなく、「8マス×8マス」の本格仕様。
学校や日常での問題が出てました。20問ありました。
例)「今日の1日後は何と言うでしょう」
マスが4つ空いていたので「よくじつ」と答えなければいけません。
むすこは堂々と「あした」と書いていましたが、合ってるけど正解ではない。
ちょっと答えにひねりが必要ですね。
こんなちょっぴり引っ掛けっぽい問題ばかりでしたが、この「よくじつ」以外は全問出来ていました。
「すごいですね。これできたんですか?」と先生に聞くと
「はい、ここに来た時はもっと簡単なものでも全然できなかったですよね。」
「やりましたね。ありがとうございます。」
「ことばの積み上げがかなり出来てきましたので、想起が容易になりましたね。成長もあるんでしょうね。」
「この、クロスワードのマスは嫌がりませんでしたか?チクチクするとか、ゴチャゴチャしてて見るのも嫌とか。。。」
「あ~、それは全然無かったですよ。問題無しです。」
そうか、、、やったな。
今回のクロスワードパズルを見て思ったこと
- 頭の中で文字が積みあがってきた
- 語彙力が上がって、ことばの想起がだいぶ出来上がって来た
- ひとマス、ひとマス、落ち着いて見れるようになってマスをしっかり見られるようになった
- 問題文もひともじ、ひともじ見られるようになって、問題の意味も分かるようになってきた
- これらを総合してもこのような問題でも嫌がらずにできるようになった。
日常でクロスワードをやる訳ではありませんが、クロスワードが見れて、ことばを埋められるのは、地図を見られることにもつながっているのかな?と考えました。
そうか、、本当によかった。
ST先生はこのクロスワードがほぼできた事については、あまり関心が無かったようですが、ぼくはこれだけでも本当にうれしく思いました。
帰りの車の中で、
「クロスワード出来てたじゃんすごいね」とむすこに言うと
「うん、先生がヒントもくれたしね。」と途中買ってあげたファミチキをむしゃむしゃ食べながら答えました。
それでもいいよ。小学生新聞に載っていたのでも2年半前まで見るのも嫌がってたじゃん。
そう言ってると後部座席から「わたしはクロスワードパズル大好きだよ」とむすめが言いました。
おう、あんたはわかる。
こう言うの大好きだろ。わかる、わかる。
むしろずーっとやってられるタイプだな。
人には向き不向きがあるからね。
まとめ
あと、何回かな?
小学生の個別指導の事を記述しました。
成長と療育や学校、それとともだちのおかげで、出来るのことが増えてきました。
これら成長と共に、むすこの脳が現代社会に適応してきたことが、このクロスワードパズルひとつにしても感じることができました。
運動が好きで、ともだちが大好きなむすこは、多分今の世界のようにコミュニケーションに必要な「ことば」が無い世界で、原始時代のような世界だったら、この社会よりかなり過ごしやすい世界だったと思います。
むすこの頭が原始人とは言いませんが、原始時代に適合しやすいのは間違いないと考えています。
原始時代から長い時間をかけて文字・ことばを習得していった人類ですが、現にむすこのような、LDやディスレクシアの子は、義務教育の間にかなりのことばを覚えるのは高負荷です。
「中学生だから大変だ!」
「中学生は勉強が難しくなる!」
などなど言うおとな未だに多いらしく、昭和時代にぼくも言われてきました。
いやいや、強迫染みたことは言わずに、確実に改善しているのは間違いありませんので、彼の脳に合いそうなやり方で今後も続けていこうと思います。
かなり手探りなんですけどね。
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