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小6のむすこは、小学生最後の夏休みを満喫しています。
今住んでいるところは、ぼくが産まれた東京のとある隣の区です。
若い頃から感じていた今住んでいる区のぼくの印象としては、昔は宅地開発もあまり進んでいなくて、線路際にも畑がたくさんあって、冬になると土埃がたつそんな印象でした。
良い意味で田園風景が残っているけど、適度にひともいるそんな感じです。
ともだちの実家であるお屋敷のトイレは浄化槽を使っていました。
それがインフラも整備され、畑がマンションや宅地に変わり、コンビニやスーパーが建っています。
それに、砂利道もあったよね。
私鉄の線路も可能な限り高架線に変わり、日が当たらなくなった畑がいつの間にかスーパーや宅地に変わっていたりして、昔みたいに電車際の路地や農道で電車と追いかけっこのようなことも出来なくなりました。
こうして、脳内の印象と、現状の風景が乖離していくことに、自分の齢を感じるのであります。
むすこの脳内レイヤー
東京と言うと、どこも都市化が進んで、自然も、畑もない!と言う印象を持たれるかと思いますが、意外に東京は緑が多くて、たくさんの木が植えてある人工ではありますが公園がたくさんあります。
幸いなことに、うちの周りは公園が整備されていて、巨大公園も隣接されています。
夏は猛暑でたまらない印象のうちも、県境先の千葉の海沿いに住む母なんかは「あんたのところは暑いからな~」なんて来たがりませんが、公園の木陰に入ると不思議なもんで、結構涼しく感じます。軽井沢高原とまでは行きませんけどね。
そんなところを、朝リハビリをウォーキングすると気持ちの良いものです。
そんなところではありますが、その人工の自然に囲まれてむすこはここまで成長してくれました。
地図のこと
神経的な影響で地図のゴチャゴチャした図を見たがらず、それに伴い脳内での地図形成することが出来なかったむすこは、つい最近までは、どこかに行くにしても必ず誰かにともだちに連れて行ってもらう子でした。
遊びやサッカーコートの待ち合わせ場所にもひとりで行けない時は、こんな感じでともだちに電話をします。
「ねえねえ、〇〇公園のサッカー場いくじゃん、一緒にいこうぜ。9時に俺んちの前ね。」
「わかった、いまから行く」
こんな感じでともだちには有無を言わせない電話を良くしていたものです。
1年生の頃から、キッズケータイは必須でした。
よく電話する相手のお母さんがうちの電話代を気にしてくれて、スマホのLINEに変えようと提案までしてくれたぐらいです。
こうやって、ともだちと良く付き合い、スマホを駆使し、スポーツと自然に囲まれ、これから人として必要なことを蓄積していったことだと思います。
脳内地図レイヤー
そんな自分の弱点を補うように人をうまく使って世渡りをしてきたむすこですが今年になって少し変わってきました。
前に記述した、遠方のグラウンドにも行けるようになってきた事。
ともだちの家に遊びに行く時も、児童館に行く時も、あの広大な公園で待ち合わせする時も、きちんと場所を指定して、ひとりで自転車乗って行けるようになってきました。
そのおかげで、公園にカブトムシ取りに行けたし、プールも行けたし、児童館で卓球しにいくこともできるようになりました。
近所のことなので、普通の人にとっては当たり前の事ですが、むすこにしてはメガしんかです。
むすこの脳の中には、まっ平で何も置かれていない地図があったのですが、それに道路レイヤー、住宅レイヤー、公園レイヤーと積み重なっていって、脳内が複雑化されてきたようです。
人より遅れているけど、順調に複雑化されてきました。
先生からともだちからのアドバイスや補助もありますが、自分で少しづつレイヤーを重ねてきました。
学習レイヤー
このレイヤーの重ね方は学習の方法にもきっと役に立つと思います。
学習は積み重ねの部分もありますので、過去の途中のレイヤー習得できずに来ているものもあります。
何がわからないかが、わからないことも多くあります。
その困った時は、恥ずかしがらずにおとなを活用して聞いて来て欲しいと思います。
それがむすこは出来ると信じています。
思春期?
もう6年生なので順調に思春期入って来て、悪態ついて不貞腐れる態度を取るようになってきています。
犠牲者は小3のむすめです。
凸凹特性のむすめは、あれこれとやりたい事をやることが第一なので、道徳むすこの目には鬱陶しく映るので、いつもむすめはむすこに怒られています。
お兄ちゃん大好きなむすめは全く気にしてないところが大物感がありますが、むすこの小姑のようなきつい言葉はうるさくて仕方ありません。
この思春期も後2年ぐらい続くかなぁ。。。。その後はむすめだな。まぁいいや。
こどもとは言え。。。
とは言っても、普段はいつもごきげんで楽しいむすこです。
好きなサッカー選手の話やともだちの話を良くしています。
突然、唄を歌ったり、わけわからん英語でしゃべりだしたり。。。
脳の中が複雑化されればされていく程、おとうちゃんの知らないことを経験しているんだろうな。
今どんなことを記憶しているのか?考えているのか?全く分からなくなるんでしょう。
これまで学習関連では手をかけてきたむすこですが、自分とは全く違う頭の中に成長しています。
こどもとは言え全く違う脳の「ひと」とこうやって一緒にいられる時間をこれからも大事にしていこうと思います。
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