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脳梗塞に入院する前に、むすこに自転車を買ってあげた話を先月しました。
購入前に近所のあさひサイクルに下見に行った時は、ともだちやサッカーのコーチからから推奨されたブランドのものに最初はこだわっていましたが、コロナの影響で部品が入って来ないようで、その自転車メーカーのものは相当時間が掛かるということで、ぼくと同じ日本メーカーのものを購入しました。
自転車の部品って、パーツメーカーが大体決まってるみたいで、街乗り用ぐらいだったらどんなメーカーでも変わりはしないと、むすこも頭を切り替えて父と同じものを購入しました。
これを成長と言って良いのかわかりませんが、頑ななこだわりの気持ちが少なくなって、「自転車今欲しい!」と言う事と「でも、自転車来るの3か月先、、、どうしよう」という彼の中の問題に折り合いがつけられるようになったような気がします。
身長が現在145cmと小柄なので、一番フレームが小さいクロスバイクを購入しました。
小さいクロスバイクですが、もし近々に大きくなったら、妻にそれを譲るとしました。
そして、自転車を注文して1週間ばかりで届きました。
届いて以来、学校から帰ってからは毎日のように乗ってどこかに出掛けています。
よかったね。
地図が読めないむすこ
小6のむすこは地図を読むのが、未だに苦手です。
それに伴って、外出する時は大体ともだちに道順を教えてもらいながら行きます。
そもそも、発達性ディスレクシアで文字が読めない(読みずらい)事に加えて、地図のような大枠を見せながら、詳細を探さないと行けないものが神経的なものがあってみる事が苦手です。
いつも言っていますが、
「森を見て、木をみない、木が見えても、葉っぱが見れない」そんな状態です。
学校の地図帳で少しがんばって、情報の少ない地図は気が向けば見れるようですが、苦手なので地域の地理も人任せです。
自転車で地域を体感する
そんな、むすこ。
前述の自転車に乗るようになって、自分でがんばるようになっています。
地図は見ていないのは相変わらずですが、自分で行かないといけないところ、例えばサッカーのグラウンドや、区民プール、体育館、公園等です。
自転車で何度もともだちと行って、頭の中で道順を復習までしています。
サッカーの練習で、これまでひとりでいくのは難しかった隣の小学校も、
「おい、いける?」
「そんなの簡単だよ、行けるにきまってるじゃん」と頼もしい事を言ってくれます。
地図は読めない(苦手)なむすこですが、勘は良い方なので何とか道順を覚えてもらって大事なところは1人でいけるようにしてもらいたいです。
5キロ先の運動場へ
先日、サッカーチームの父兄から「もう遠方のグラウンドでも現地集合でもいいのでは?」と提案がでていました。
ぼくが、その提案に気付いたのはもう決定した後でした。
そしてその後、5キロ先のグラウンドで試合があるとの事。
じゃあ、仕方ない。地図を指さしながらむすこに聞いてみました。
「ここのグラウンドいける?」
「え、このグラウンド?大丈夫。ひとりでも平気だよ。何回も行ってるもん。」
「わかった、じゃあコーチにあんたは現地集合って言っちゃうよ。」
「大丈夫だよ。」
「いちお、何名か誘っていきな。」
「わかった、じゃあ学校で誘ってみるよ。」
と言うわけで、学校のともだちと一緒に行く事にしていました。
あのグラウンドは、住宅地の中も通るし、神社のところの恐怖の坂道もあるし、おとなでも一度行ったぐらいじゃ覚えられないところです。
そんなところを「いけるよ」なんて平気で言えるようになって、かなり道を体に覚えさせたんだと思います。
キッズ携帯で連絡取り合って、道を聞いていた頃が懐かしい。がんばりました。
まとめ
むすこは、地図が読めないと言う事もあるんですが、ひとりで知らない道を通るのが苦手と言う恐怖心もこれまではあったのだと思います。
これが、狭い道に入ってしまったら自分がわからなくということもあって、なかなか目的地までひとりで行くと言う事ができませんでした。
新しい自転車を買って、ともだちと走って段々と慣れてきたということもあると思います。
幼少の頃の「ひとりでどこも行けない」と言うむすこから少し変わってきました。
昔の心配が杞憂に終わることを感じるようになりたいですね。
自分でつかんでがんばって欲しいです。
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