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小6むすこは、4,5年生の途中まで、(今もそうですが)漢字を読むのが苦手でした。
かと言って「フリガナ振ってやるよ」と言っても、「ゴチャゴチャして読みづらいからいい!」と5年生の頃には言い出しして、ルビを振る事は止めました。
ルビさえ振れば、詰まる事はあまりなく音読もできました。
逆に言うと漢字さえ読めれば、短い文章なら感情を込めてよく読めていました。
ほとんど暗記していたので読んでいるとは言えるかどうかですが。。。。
学校で教える情報量がむすこには多い?
文章を読んだり理解することに混乱しているのは、むすこにとって学校で習う漢字一つ習う毎に覚えることが多すぎるのも原因ではないかと思います。
書き方(トメハネハライ)、読み方(音・訓)、送り仮名、意味、用例。。。。。考えてみると同時に覚えるのには多すぎです。
ぼく自身は当時、どうしてたっけなー 力業で全部覚えてたったっけな??
忘れてしまいました。
むすめはこう言うのを覚えて行くのは得意な特性なようです。兄妹で全然違うものです。
先生は、上から指示があった通りに教えて行く責任があるのはわかります。
これだけの情報量を一気に教えて、漢字ドリルノートに宿題出して、何度も訂正させて、テストして更に細かいところをチェックして、正しく書けるように何度も何度もやり直しします。。。。
ただでさえ「何度も書く」ことが苦痛な子たちが、追い打ちをかけるように、チェックを受けていくと、、、、そりゃ自身を無くしていきますわね。勉強への意欲も無くなりますわ。
「学校は好きだけど、授業は嫌い!」とむすこは良く言ってますが、こんなところからなんでしょう。
だから、家に帰ってきてまで、「がんばって覚えなさい」とか声を掛けたりするのは、むすこみたいな子には逆の結果に導いてしまうと言う兆し見えて、家では「困ったところ」だけ教えることにしました。
これが、こどもと顔を合わせて気持ちよく毎日おいしいごはんを一緒に食べれる秘訣だと考えております。
読みだけはやっとけよ
それでも、「漢字の読みだけは、出来るようにしとけよ」と何度も伝えています。
「書けなくても良いから、読めるようにしろ」とこれだけは一貫して伝えています。
そんなむすこ「読みだけは教」に入ったみたいに、漢字の読みを唱えるのが癖になっているようで、ブツブツ言うのを何度も聞いております。
「読みだけは教」の理由として以下のものが挙げられます。
- 漢字が読めなければ書くテストもできない。
- みんなで作った壁新聞が読めないと恥ずかしいだろ。
- 出掛けた時に看板等が読めないと困る。
- 妹(小3)に負けるような気がするだろ。
この中で「妹に負ける」というのが一番気になるようです。
兄貴の意地がまだまだあるようです。
こんな感じで、むすこみたいな学習障害の弱みを持っている子には、出来るだけやるべきことを少なくすることが効果的ではないかと思います。
どうせ、ドリル宿題はやらないといけません。それは仕方ないとして少しでも窮屈な気持ちから解放させて、むすこが何が強みか未だ分かりませんが持てる力が発揮できれば、自信へのつながり、成長への効果が生まれる。そんな気がします。
実際、割り切って学習に向かっているむすこには何となく自分の中から自信が湧き出ているそんな感じがします。
自信が付いて来た結果
音読や漢字を読むときに、わかっていても1歩遅れて読んでいたむすこです。
これをぼくは、何度か「頭の奥から取り出すように」と言う表現をしていました。
また「脳みその漢字データベースが出来ていない」そんな言い方もしました。
漢字やことばをぼんやり見えている状態で、読み方や意味を結び付けることが大変苦手でした。
「読み」に専念させていることに、漢字一つ一つが整理されてきて「漢字への不安」から解放されて、力を発揮させることが、少しづつ出来て来たように思われます。
漢字の読みの不安が減ったことにより、文章と言う文字列を意味のある「ことば」として見る事が出来てきているようです。
あれだけ嫌いだった、国語のテストの読解問題に取り組むようになったのもそれの現れです。
まだまだ、確度は低いですが、これを定期的に時間を繰り返すことによって、彼の頭の中が活性化して今後良い結果が得られればと期待したいところです。
まとめ
むすこに「漢字の読み」中心にやってもらっているこれまでの効果を記述しました。
もう小6なので、ぼくの方からごちゃごちゃ言うのは逆効果と考えていますので、
学校で習う事が多い中で、何が効果的なのか?何に困っているのか?その点をむすこを見つめながらアドバイスしていこうと思います。
これで、だめならここまでだろうと言う事を覚悟をしています。
むすこの目の前の霞がかったようなものが晴れていく手伝いをして行きたいと思います。
むすめの方は逆なんですよね~。見え過ぎちゃって隠したいぐらいです。
ここが難しい。。。。
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