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GWのむすこはサッカー練習と試合が入っていて忙しい。
アフターコロナになって、活動が大大的にできるはじめての6年生。
コーチ、監督、事務局、会長と熱が入るのが伝わります。
しかし、むすこたちせっかくの連休をサッカー漬けと言うのも窮屈。
そんな連休前に、何やらサッカーチームのともだちと3人でLINEグループ通話をしていました。
「おかあちゃん!こんどサッカー無いのいつ??」
「無いよ、全部入ってる」
「え~」
「じゃあ、一回ぐらい休めばいいじゃん。雨降りそうな時とかさ」(おとうちゃん)
「あのさ、じゃあさ休めばいいんだよ」(LINEに向かって)
スピーカーフォンにしているので話の内容は丸聞こえ。
どうやら、映画を見に行きたい子がいるらしい。どうしてもむすこたちも連れて行きたいようです。
「何見に行くの?」
「コナン!」
「なぬ、おまえコナン君見た事あるのかい?」
「ない!!」
まぁいいや、ともだちと一緒に映画を見に行くと言うのもみんな一つの経験だし、何かのきっかけになるかもしれません。
行って来い、行って来い。
そんな訳で、行く日が決まったのでその日はサッカーをお休みにしました。
初めてじゃない?サッカー休むの
色々言ってる子、まとめる子、だまっている子
色々言ってる子:Kくん
このKくん。お勉強は出来て頭も良い子です。サッカーや運動はちょっと苦手だけど1年生の頃からがんばっています。この間、小児用コロナワクチンの副反応が出ちゃった子です。
頭が良いのは良いんですが、頭が周り過ぎて、色々言っていました。
- 映画は午後から行きたい
- 朝ごはんも一緒に食べたい(せっかくの休みだから)
- 昼ご飯も一緒に食べたい
- 他のともだちはだれを呼ぼうか?
- サッカー練習はどうする?
- 〇〇公園で待ち合わせすると他のチームメイトに会っちゃうからずる休みがバレちゃう。
- あいつ誘ったら、他の子に悪く思われちゃわないかな?
- 悪く思われないような理由も考えなきゃ。
- その他諸々
そんなことを堂々めぐりでLINEで話を始めてしまい、収拾がつかないタイプ。
サッカー練習については、ぼくが横から「そんな楽しそうな事考えているなら、1日ぐらい休みにしろ」と言ったので解決。
朝ごはんは家で食べる事にしてましたが、集合は7時半とか言い出している。
軽くサッカーの練習して(結局サッカーはやるのかよ)、昼まで4時間ぐらい空くから「児童館」に行こうと言っていたのがかわいい。
しかし、午後からの映画に行くのに、なんで朝から集まるのかよくわからん。
普段、サッカーの時とかはおとながいるからか?ほとんどしゃべらないのに(低学年の頃はそうでもなかった)、LINEではすごいしゃべるしゃべる。
スピーカーフォンでじーっと聞いていたけど、すごくおもしろくて、かわいい。
まとめる子:むすこ
Kくんのマシンガントークをよく聞いて、余計な情報を取り除いて要点をまとめるのがむすこ。
「じゃあさ、K。結局朝は自分の家で食べてきて、8時半集合でいいな。」
「うん」
「でさ、昼はジョナサン?マック?」
「マック」
「よし、じゃあマック」
「映画は何時でいくらかかるんだよ。」
「2時半で、値段はええええっと。。。後で調べておく」
「1000円だよ」(おとうちゃん)
「1000円だってよ」(むすこ)
「お、1000円ね」
「じゃあ、決まりね。〇〇に8時半集合。昼はマック。2時半に映画ね。」
日にちもおおよそのスケジュールが決まりました。
そんな後も、ごちゃごちゃ誰々も呼ばないと言っているKくんであります。
ともだち思いの良い子なんですよ。
だまっている子:Sくん
このやりとりの間、まったく声が聞こえなかったのがSくん。
なんとこの子は、むすことは保育園から一緒で0歳からおともだち。
誕生日も1週間ぐらいしか変わらない。
11年の付き合いです。
この子のおかあさんは、何故かうちのむすこには信頼があるみたいで、
「〇〇くん(うちのむすこ)と一緒なら心配ないですよ」といつも言ってくれます。
よくわかりませんが、なんでそんなに信頼されているんだろか?
いちお、塾とか色々習い事に行ってるのですが、
むすこが「おい、同じ中学行こうな。」と常に言っているので、むすこのペースについつい乗せられている子の一人です。
「同じ高校に行こうな」とかまで言っているようで、人に言う前にお前こそ頑張れとむすこに言っております。
話をLINEグループ通話に戻します。
色々Kくんが言って、むすこがまとめて、最後にむすこが、
「おいS!わかった?8時半集合ね。映画は午後だってよ」って感じでかなり端折ってSくんに確認をしていました。
「お、わかった」
S君はこれだけ言って、グループ通話が終了しました。
まとめる癖
スピーカーフォンで聞いていて、全く個性の全く違う3人が話をしているのを聞けて面白かったです。
妻なんか、ずーっと下を向いて笑いをこらえていました。
この会話を聞いていて、むすこの役割と言うのがすごくわかりました。
あまり、ゴチャゴチャ感のあるものが苦手というのは会話の中でも発生するものなのですね。
自分の中で、必要なことをサッと記憶していて、余計なことを切り取っていくのは中々あの歳の子では難しいのではないかと思います。
ワーキングメモリが不足していること等が、こんな特性を産んでいるような気がします。
ともだちとお話しをするのが大好きなので、そんな中でそのようなまとめ方が得意になったのではないでしょうか?
昨日記述した、総合の授業、アクティブラーニング授業でもこの特性が役に立っているそんな気がします。
まとめ
むすこは、自分で話をまとめた後に言ったことばがおもしろい。
「よし、これでいい、後ぼくは、KとSに付いていくだけで良いから。」
次の課題は方向音痴と、地域の地理について興味を持つことだな。
でも、こうやってともだちの後に付いていきながら覚えて行ってもらえば良いと思います。
このむすこたちの「映画の日」は、結局雨が降ってサッカーチームの練習が中止になりました。
練習、ずる休みにならなくてよかったね。
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