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当時4年時だった去年の今頃、むすこは「5年になったら学級委員になる!」と息巻いていたことを思い出します。
夏休みの頃まではその希望は強く、立候補をしたと聞きました。
ところが、じゃんけんとか、先生の意向とかそんな事を言っていて(本当かどうかはわかりません)、色んな事情で自分は選ばれなかったと言う事でちょっと寂しそうな顔をしていました。
なんか、不可抗力があったようです。それなら仕方ないとむすこも納得していました。
それから、どちらかと言うと、リーダーになると言う積極的な事を好んでしなくなったように感じました。
決して、学級委員に選ばれなかったことがきっかけで、前のように自信を無くしてしまったと言う事では無く、どちらかと言うと「恥ずかしさ」というものが芽生えているようなものを感じる父なのであります。
普段は変わらないむすこ
普段のむすこは、前とほとんど変わらない様子で遊んでいます。
はたから見ると全く変わりません。
みんなに何をする?あれをしよう、これをしようと提案している事も相変わらずです。
ただ、みんな5年生の終わりにもなるとそれぞれ忙しくなってきたのか、たまにしか付き合えないともだちが増えてきているように感じます。
他のみんなも成長してきていて、そんな点も少し可哀そうです。
リーダーの話
話は戻りまして、相変わらず体育が好きなむすこ。
体育の球技授業でのチームの10人ぐらいのリーダーには大体むすこが選ばれてしまうそうです。
サッカー、バスケット、ティーボール、、、、、、
それぞれ、チーム内でのポジション決めの他に、誰がベンチにいて、交代のタイミングや、他チームの試合の審判をやる人間も全部むすこが決めているようです。
まるで、モバイルFIFAか?ウィイレのようです。
今の小学校の体育の授業って、先生が勝手に全部決めて「おい、体を動かせ!」と言う授業でなく、自分たちで考えて最善のチームを自分で作らせるってことをしてるんですね。
先生が、リーダー用にメンバー割り当て表を作ってきてくれて、それにそれぞれのリーダーが自分のチームを作っていくわけですが、それをぼくがランドセルの中にあるのを見つけて、
「これ自分で全部決めてるの?」
「そう、なんか体育の時はいっつもリーダーやらされちゃうんだよ。このチームは全勝だよ。」
ブツブツいいながらも、チームが勝っているのをうれしく話してくれました。
メンバーを見ると「あ~あのこね」的なやんちゃでおもしろい子もいるし、まじめそうな女子も何人かいる。
そんな凸凹チームをうまく言い聞かせながら、ディスレクシアなむすこがリーダーとなって成果を出しているのを思い浮かべるだけで、なんかおもしろそうで、頼もしそうに思います。
得意なもので活かす
クラス全体をまとめるような仕事までは、積極的にやりたいと思いたくないのですが、プロジェクトチームのようなスモールグループであれば、まぁまぁやってもいいかな?と
揺れ動くむすこの気持ちを垣間見たような気がしました。
完全に内に籠る訳では無く、得意なものを出しながら人を使っていく。
小学校のうちから、良い経験をさせてもらっていると思いました。
それと同時に、心身の成長と共に自分自身を見つめて行く思春期に知らないうちに突入しているんだなとも感じました。
まとめ
むすこのリーダーへの思いを記述してみました。
ディスレクシアで自分に学習に対するビハインドがどうしても、付きまとってしまって悩みとしてあると思います。
得意な事を活かすことによって、その悩みを悪い方向に向かわせないようにしてくれて、担任の先生には本当に感謝しております。(「いやいや、そんなつもりでやってないですよ。平等ですから。」)
まだ、ぼくと一緒にお風呂に入りたがるむすこですが、
「6年生になったら、ぼくひとりでお風呂に入る!」と宣言しています。
そうするとますます親離れが進みますね。
色々と悩みは尽きませんが、色々と楽しみです。
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