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ずっと前に買ってあげた詩集を完読したらしい小5ディスレクシアむすこです。
「やったー!読んだ」と言って「おとうちゃん、「ガラガラヘビの味」の作者何て書いてあるの?」(聞いたこと無いカタカナはひともじずつであれば読めないわけはないですが、連続とした文字としては読めない、読もうとしない。)とこの本の表紙を持って聞いて来るので、教えてあげました。
そして、クラスでやっている「読書キャンペーン」の表に書き込んでいました。
詩集ですが、この本が最後まで読めたのに半年以上かかりました。
この5年生の1年間でたくさん読めると、先生から賞状がもらえるそうですが、大きく出遅れているようです。
あえて、内容も聞かないし、感想も聞きません。
本なんかそもそも読めない子なので、本を広げたことと自分に達成感があればそれで良いと思っています。
それで良いと思います。
出来ない事を担任の先生が決めた目標にチャレンジしているだけエライと思っています。
次に読む本
くもの糸
この本は、4年生の夏休み時に読書感想文用に用意した本のうちのひとつです。
ぼくが読んだ瞬間「これはだめだ」と思って読み聞かせしようと思った本です。
本自体は平易に直してあって、普通の小学生が読むのに丁度良いし、良い本だと思います。
だめだと言うのは、うちのむすこには難しすぎたのです。
内容も想像力が必要ですので、「経験したことから学ぶ」タイプのむすこは相当苦労する本です。
案の定、当時は見向きもしませんでした。
代わりに太宰治の「走れメロス」短編一つをNHK for schoolの動画と本を併用して、「読書感想文すいすいシート」を完成させました。
そして、誤字脱字多めながら情感たっぷりの立派な感想文を学校で書いて来てくれて、うれし涙した記憶があります。
それから年月が過ぎて、この「くもの糸」を手に取ってくれて無駄にはならないかもと期待を半分かけています。
でも、難しいだろうな~
内容を知りたがったら、その時はまたNHKさんを頼ろう。
読むのはそれからでも良いでしょう。
ともだちの影響
本を手に取るのは、ともだちの影響のようです。
誰とでも学校でお話しをしてくるむすこは、「読書キャンペーンどこまで行った?」となることがあるみたいです。
もちろん、相当進んで「5000ページ読んでる」とか聞いて来るんだそうです。
それに少しでも近づこうと負けず嫌い根性がでて、自分で納得がいく程度には行きたいと思っているようです。
むすこは最初に少年サッカー小説をシリーズもので読んでいますので、意外にページ数は稼いでいます。まだ読めてしまった方です。
先生のお話しだと、むすこ以上に全く読めていない子もいるようです。
「お宅は、まだいいですよ。むすこさんの事を気に掛けていますから。。。。」と。
別に本が読めたからエライと言うことは言いたくありませんが、ともだちみんなが競っているものに参加できない疎外感というものを、その子は感じると思うのです。
そうだとしたらとても気の毒に感じます。
その「疎外感」を感じる少数派の子がいるからと言っても、先生としては「読書」ネタの課題をやめる訳にはいかないのです。
そんな「疎外感」と言うものを自分は味わいたくないと言う気持ちがむすこにはあるんだと思います。
たまたま得意だったサッカーの小説と、ともだちと話をしていて味わいたくない気持ちが合わさって、気持ちが奮い立ち不得意なものでもチャレンジするのだろうと思うのであります。
むすこなりに相当、苦労していると思います。
まとめ
最近のむすこの読書の状況を記述しました。
これだけ読むと、だいぶ読書が進んでそうに見えるかもしれませんが、全然そんなことありません。
ただ、日常生活のわずかな狭い狭い隙間に本と言うツールを入り込んで来ているに過ぎません。
全く入りこむことがなかった昔に比べていいかな、本を意識するきっかけになっただけ。
今のクラス担任にはそんな意味でも感謝しないといけません。
冒頭の「ガラガラヘビの味」の詩集をむすこが読んだ後にサラサラ読んでいた小2むすめ。
「ガラガラヘビって本当はどんな味するのかな?」
「毒あるんじゃない」
「うへッ」
30分ぐらいで読んでいました。。。。。。
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