うちの小5むすこと小2むすめは二人とも「給食」が大好きなようであります。
今の給食の食器だって、昔ぼくの時代のアルミアルマイト加工した食器一式トレー付きではなく、トレーは無くランチョンマットを持参して、強化磁器を使っています。
またカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)類に関しては、
「先割れスプーンって知ってる?」とむすこに聞くと
「なにそれ?」と言われてしまいました。
小学校の給食はお箸を使っているみたいです。
ぼくらの時代より児童の数も減って扱い量も減り、食器洗い場の機械の性能も上がっていると思いますので磁器食器でもお箸でも対応が出来るようになってきたのでしょうか?
また、アルマイト加工+先割れスプーンの食器類より、磁器+お箸の方が「味気がある」・「食育にいい」とかなんとか大人の判断からなのでしょう。
硬質陶器と言っても、チップには強いのですが落としたら割れますので注意が必要です。
でも、それも「落としたら物は壊れる。大事に扱いましょう」と言う教育になるかな?
ん?「目指せ完食?」って貼ってあるぞ。
給食完食が基本?
むすこは、給食が学校で好きなもの1番に挙げるぐらい好きになっています。余った食材をおかわりしたり、人気のあるものはじゃんけんしてまで食べているようです。
むすめだって、給食は楽しみにしていて家でいつも何が出たと教えてくれぐらいですので、給食は全部食べるのが基本のようです。
この間、むすめの教室に行った時に、あるスローガンが貼ってあるのが気になりました。
「目指せ完食!」
うん、それは出されたものを全部食べてもらうのは、作った方としては気持ちが良いと思います。
給食を食べている現場(教室)としては、作った人の気持ちになって全部食べさせるのが基本とする。
それは、それで良いのかもしれませんが、小2むすめのクラスでちょっと気になったエピソードを聞きました。
こどもの体調や許容に合わせてくれないの?
小2むすめと同じクラスの何人かが食が細く、給食が全部食べられないそうです。
それなら、次からは少なめによそってあげるなりしてあげれば良いのですが、そんな事もせず。
みんな平等と思われる量をよそうそうです。
全部食べられないのに、無理やり食べさせようとするので、給食時間通りに食べ終わることが出来ません。
そうすると、担任がヒステリックに「あなたが早く食べないから次の時間が無くなる!」「次の支度が遅くなるのは、あなたのせいです」等、怒鳴って無理やり食べさせたりすることが実際にあったそうです。(おいおい、虐待だよ。)
牛乳があまり飲めない子に対しては、飲めるだけ飲めるようにわざわざマイコップを持参していて、その事も事前にお伝えしているにも限らずに、自分はその事をすっかり忘れていて牛乳を全部飲まないことを咎めたり。。。。
その子は、幼児の頃はアレルギーでようやく治ってきて、自分で許容範囲を決めて飲んでがんばってるところです。
もう、7・8歳の小2児童に指導することば、態度では無かったのだなと呆れてしまいました。
今は、別件であまりにも児童に対して愛の欠片も感じない酷い態度をする担任でしたので、注意をしに行って表面的には酷いことは無いようです。
これでは、直接色々やられたうちのむすめが嫌な事がトラウマ的にフラッシュバックするのはわかります。
「ともだちと勉強は良いけど、教室全体が嫌だ」と言っていたのは納得です。
楽しいはずのごはんの時間でさえ、気を抜けなかったのですね。
給食の時間短い?
むすこに給食の時間を聞いて見ました。
時程が日によって違うこともあるので給食の時間が固定ではありませんが、食べる時間は「10分」の時もあれば「15分」ぐらいの時もあると。
もちろん、前の授業が延びて支度が遅くなればその「10分、15分」が短くなることもあるそうです。
むすこは「おれは、5分で食べて、校庭に遊びに行く!」とあまり参考にならない事を言っていました。
でも、「10分、15分」ではちょっと人によっては短いような気がします。
限られた学校での時間では仕方ないですが、ファストフード並み。
低学年は大変だ。
それを「次の支度があるから、急げ急げ」とか、食べきれない食事を「完食しろ!」と命令されても、それを気に病んで登校拒否の原因の一つにならんかな?
実際、長期では無いけどポツポツ休んでいる子がいるようですしね。
「完食」への妥協策を考えるのが監督者の仕事でもあると思います。
更に、「姿勢を正して、無言で食べろ」と命令されているらしい
「無言」と言うのは、感染症を気にしてでしょう。仕方ないかもしれません。
「姿勢を正して」と言うのは気になります。
人によっては「なんで、背筋を伸ばして正しい姿勢で食べられないのだろうね」とか言われそうです。
そんな簡単なことと思われることが出来ないのが低学年です。もちろん出来る子もいます。
だから「指導してるんだよ。」
あ~そうですか。
口答えしたらサザエさん一家なら家長に怒られそうですね。
でも、興味が移りやすいうちのむすめみたいのは結構難しいでしょう。
それでも、がんばって姿勢を正して食べてるみたいですけどね。表面上は。
別に、席を立ってうろうろするわけではないし。そんなことしたら怒鳴られるそうです。
怒鳴る必要は無い。
むすめでさえがんばってるんだ。
普通に注意してくれればそれで良いと思います。
そのうち空気を感じて出来るようになるでしょう。
まとめ
教室に「目指せ完食!」と殊更にスローガンを貼っているという事は、恐らく上からの指導を忠実に守って生徒に伝えているのだと思います。
若い先生だから尚更なのでしょう。
先生同士、どんな指導をされているのか知りませんが、給食の残量をクラス毎にチェックするような事をしているのでしょうか?
無理な子は残してはいけないのでしょうか?
この飽食の時代に好き嫌い、食べきれないのを悪としているのでしょうか?
フードロスの件でお上からの命令でしょうかね?
食器だけを変えても、前時代的な給食の方法と言うのは変わらない。
給食と言うのは、働く保護者にとってはすごく助かるものです。
無理やり食べさせられて、健康を害するようなことがあってもいけませんし、
それで苦しんで「不登校」になるようなら やり方を変える方法があるかもしれませんね。
バイキング形式とか、大・中・小選べるお弁当とか。色々あるじゃん。
ちなみに、むすこ・むすめの小学校の給食室では隣の中学校の給食も作っているそうです。
この間、「なんか量が多いな」と言う食事があったそうですが、みんなで何度もおかわりしてペロリと完食したそうです。
「よかったね。たくさん食べられて」
でも、それは手違いで中学生用の食事が来てしまったものだったそうです。
よく食べる5年生達です。笑える。
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