小5ディスレクシアむすこ。弱みは(重い順)、
- 読む事(視覚認知・音韻・語彙不足)
- 記憶
- 書字(まぁ、少しずつ読める字が書けるようになってきた)
こんなところです。
夏休みは思い切り自分で好きなように過ごさせました。
ところが、この夏休み最終日も目前になって、
「おとうちゃん、2学期っていつから?」ととぼけたことを聞いてきました。
「9月1日からだよ!」
何言ってんだこいつは?と思いましたが、本人は大真面目顔でしたので、
「なんで?忘れちゃったの?」と聞くと
「いいや、コロナで本当に学校あるかどうか気になったから」
「そう言う場合は、「学校は本当に9月1日からあるの?」とか知っているけど聞いて見たような言い方をすると良いよ」と教えときました。
たまに、こんな聞き方しかできない知人もいました。大学も出ているので勉強が出来ない訳ではありません、多分自分の頭ではわかった上です。でも、ことば足らずの表現をしてしまい、みんなに「何言ってるの~、〇〇ちゃんは天然だから」とか言われて疑われていたことを思い出しました。
疑われたからどうのと言う訳ではありませんが、日々発出することばには自分の思考や思想が垣間見られるので自分の主張を簡潔にしっかり主張できないと相手が勘違いしてしまって損をすることもあるんだろうと思います。
本人は気にしていないようでも「天然」云々言われたことにかなり傷ついていたら可哀そうなことです。
他人に対する質問等は、簡単でも良いので自分の主張をしっかり理解してもらうことが大事です。
ことばの想起の苦手さと言うのはだいぶ改善されてきましたが、まだまだ足りないむすこです。
遊びの中で、ことばの想起の改善が進むことを目指し、ことばでしっかり伝えることができればと注視してきた、この夏休みです。
遊びの中から見つけた「自由研究」
実は、むすこ「自由研究」についてはいくつもアイデアがありました。
- 腕立て・腹筋(毎晩30回づつ:本当にやってる)やって筋肉の付き方を写真に撮って比べる。
- 連続リフティング回数を毎日付ける
- フォートナイトのキル数をグラフにする。
- 3Dパズルゴム鉄砲ショットガンを作る
- パン作り
- 木星の観察
この中で採用されたのが「3Dパズルゴム鉄砲ショットガン」。
キットを作るだけなので、「研究」も何もありませんが、むすこが「これがいい」と言う事で親としては黙って採用することにしました。
ちょっと気の利く子でしたら、この「ゴム鉄砲」を作った後に「輪ゴムが何メートル離れている場合は何発、的に当たるか?」等をグラフにしようと思うでしょうが、うちのむすこの場合は、作るまでで終わり。
大事に大事に保管してあって、クラスのともだちに見せるのを楽しみにしているようです。
まぁいいやそれで。
その「自由研究」が終わったあとに、データの入力やグラフの作り方をエクセルで実演して見せたら、かなり食いつきがよかったです。
「これで計算も出来ちゃうの!!」
「表計算ソフトだもん。今まで習ったたし算、引き算、かけ算、わり算なんか簡単にできるよ」
「おれ、今度これ使いたい!」
さて、本当に使うかは別としまして、いきなり「データ入力」とか「資料作成」とか言われると未知のものを恐れるむすこです。
PCでこんなことでも使えると頭の片隅に入れといてくれれば、授業で「Googleスプレッドシート」を使って「データ入力」をしましょうと言われても、このことを思い出してくれて、自分で出来なくても無駄に恐れずにとっつきやすいのかと思います。
きっと自分で使える時が来ることでしょう。
自分で仕上げた「読書感想文すいすいシート」
選定した本の文章を拾いながらですが、何とか形にしてくれました。
完成した後に、「すげーな」と言ったら自分から内容を教えてくれました。
ぼくは読んでいないので内容は知りませんので正確かどうかはわかりません。
「読書感想文の鬼」である妻が「大丈夫よくわかってるよ」と言っていましたのまぁいいでしょう。
本当にがんばりました。
2学期に入って、学校で読書感想文に仕上げるそうです。
ここまで出来ていれば、合格でしょう。
最後まで出来なかったのは「安全シート」
「安全シート」と言うのは、学校・家周辺で危ない(変質者や誘拐犯対策)と思われる箇所をChromebookで写真を撮影して、「写真」「どの辺か?」「危ない理由」の3つを先生が作成したGoogleスプレッドシートのフォーマットへ記入し、伝送して提出するものです。
おとなのぼくから見ると、このような資料はいつも作っているので簡単じゃと思います。
でも、むすこにとっては未知である「Chromebookで資料作成する!」と言う事にビビッてしまい、最後まで手を付けられませんでした。
その心境を感じて「一緒にやろう」と言うと渋々資料であるフォーマットを立ち上げました。
「え?資料フォーマットを自分で立ち上げられたの?」
「うん」
てっきり、もう初っ端の資料の在りかから始まると思っていたのですが、この辺はわかっていたようです。
そして最初に聞かれたのがこれです。
「おとうちゃん、これが読めない。。。」見ると「挿入」とあります。
盲点として、小学生に教育的観点でPCをやらせるのは良いですが、ビジネス用のソフトウェアの場合、メニューバー等に読めない漢字が結構使われています。これが分からないのです。
「「そうにゅう」って書いてあるけど意味わかる?」
「わかんない」
「ここには画像を貼り付けることだよ。」
「あ~、それならわかる!」
いつもLINEやSkypeでの添付、簡易な画像加工ソフトでいたずら書きしてやっていることとリンクしたようです。
そこからは、ものの3分もかからず「安全シート」が完成です。
後は、資料提出送信ボタンをクリックして終了。
「えっ、これだけ?」
先生に「提出しました」とメールを打って報告していました。
高々10分程度のことで、未知の課題が片付き、また一つ経験をさせてもらいました。
まとめ
今年の夏休みは、宿題をやった以外は思いっきり遊んでいました。
常にともだちといっしょです。
外に行かない時は、オンライン上で遊んでいました。
まるで、電脳公園です。
家でもずーっと人と会話をしている状況です。
暴言、汚い言葉等が飛び交っていた時期もありましたが、彼らの中で善悪の区別がついてきたようで騒いではいますが、それ程おっかないことばも減って来ていると感じます。
他人との会話と通じて、彼らなりの折り合いをつけて学びがあった夏休みだったと思います。
しかし、いつも一緒に遊んでる子でも「受験する」って子もいるらしいけど、ずっとむすこに付き合ってくれて大丈夫なのかな?それとも相当優秀とか。。。。
そんな子の方が優秀な学校に行っちゃうものかもしれない。。。。そんな気がします。
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