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40年以上前に親から与えられた小学生向け国語辞典は、大きくて重いものでした。学校にも持って行ってたことがありますが、何度も持っていくうちに手提げが切れてしまったこともありました。それだけで辞書はあまり好きになれなくなり、ネットが普及してからは全く利用しなくなりました。
今は学校に国語辞典を持ってこいと言う指導がされるらしく、うちのむすこも必要だと言う事で、1学期に買い与えて2学期が終わるまでずっと学校に置いてありました。
学校に置いてることはさぞかし利用しているのだろうと思って、どれどれと辞典をめくってみると。
綺麗なのです。全く活用した後がありません。
それはそうですよね。文字を読むのが不得意なのに、辞書を見ろなんて拷問に近いでしょう。
それと、フォントが見づらいかな???と専門家みたいな分析をしちゃったりしてます。
でも、親としてはそんな事は言ってられません。
読めないのは仕方ない、でも嫌いになるのは、頭の柔らかいうちに吹き飛ばしてやりたいと思って本屋さんを物色してみますと良さげなのがありました。
三省堂 例解小学国語辞典第7版 とらデザインを購入
こんな可愛いデザインの辞書があるなんて、今の小学生はうらやましい!
誰が考えたのでしょう、この「とらデザイン」、むすこもとら年。丁度いいです。
しかも、UDデジタル教科書体 フォント採用。ここが気に入りました。
「これを使え!」と言ってしまうと。びびってしまいそうなので、食卓とか居間の本棚にそっと置いておくことにします。かわいいデザインなので、子供用とバレてしまうと思いますが、親も積極的に使ってそっとそっと彼の心に浸透させてみようと思います。
ちょっと比べてみようと思います
右の方、あ、UDデジタル教科書体です。このブログと同じ書体です。
こうやってみると、字に対する苦労が無い方にはどっちでもいいと思ってしまいます。
比べてみますと、まずしょっぱなの「こ」。左は不自然なところがはねています。
あと、「け」とか「あ」とか、左のフォントはデザイン的には良いと思いますが、そうは書かないよねというところが気になるところ。それから、字間の空け方がバラバラ。それも気になる。
これは毛筆で書いたような字体が基準になっているのですね。今の時代に合わせてペンで書かれているような字体なので、こども達には非常によろしいのではないかと思います。
これによって、ディスレクシアが不得意とされる、文字の太さの強弱が抑えられています。
色々好き勝手に言ってますが、ぼくは内容のことではなく、字の見え方だけを指摘させていただいているだけでありますので、そこのところはご承知くださいませ。内容はどちらもオールカラーだし、絵も適度に、漢字の書き順も掲載されていて、素晴らしいと思いますよ。
字に対する問題を抱えてない方は、好みで選べばよろしいのでは?と逆にうらやましくなります。
ディスレクシア疑いの子は、選択肢が狭いので、苦労します。
昨年買った辞書と、とらデザインの辞書の違い
著作権のこともありますので、これぐらいにしておきたいと思います。
昨年買った辞書
内容をわかりやすく伝え、楽しそうな体裁にされていて、親しみがわいてきます。
一番売れている辞書らしいので、友達と合わせて勉強したい場合は良いかと思います。
とらデザインの辞書
字を見やすく、内容はいかにも「辞書」と言う感じです。
あまり、装飾も無く、文章的に字の一体感があって、フォントも見やすいです。
(大人の意見で恐縮ですが、ぼくはこっちの方が好みです)
字面だけではわかりませんが、
これから辞書を購入する際のご参考にされていただければ幸いです。
まとめ
小学生の国語辞典。字が見やすいか? 内容がわかりやすいか? 楽しそうか?
昔のように親が勝手に買ってきて与えるのではなく、
実際にこどもと一緒に本屋に行って買うのが一番かと思いました。
(進級シーズンを過ぎた6月とかに本屋行ってもあまり置いてませんのでご注意ください。去年のうちがそうでした。)
追記
追記:2020年7月30日
むすこ、意外にも辞書が好きと言う訳でなく、辞書のメカニズムが気に入ったみたいで、結局昨年買った小学館の辞書を愛用しています。
三省堂のとらの方は「かわいい」ということで、妹が使用しています。
妹の方も、辞書のメカニズムが気に入ってるようです。
まだ1年生なので、漢字は半人前なので使う度に大騒ぎになるのですが。。。
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