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小4ディスレクシアむすこ。
今年、読字が困難だった事の他に分かった事として「ことばの想起」が課題に上がりました。
「ことばの想起」
音韻意識が高くなかったり(低くはない)、カナ文字の読みの習得との関係が悪かったりすると頭の中の辞書が編成されていなくて、しりとり等のことばあそびや読みに支障が出てくるような感じらしい。
うちのむすこは、小さい頃から「しりとりやろう」と積極的に言ってくる方でしたので、「ことばの想起」が小学生になってまで出てくるなんて夢にも思いませんでした。
しかし、調査してみると「ことばの想起」が悪いのが明らかなのがわかりました。
少しづつ訓練していくうちに、興味が沸いたり、長くない文章であればスラスラ読めるようになってきました。
これは「ことばの想起」練習の賜物だと思っています。
その練習の一部を振り返ってみようと思います。
「 」がつくことば
最初はこんな問題から、このプリントは「さ」がつく画に〇をつける問題。
ひらがなの「さ」だったり、カタカナの「サ」でも音が同じであれば〇です。
これをやったのは7月ですが、この頃はこの程度のものでもうまく一致しないものがありました。
特に、ひらがなとカタカナの文字の差が苦手だったようです。
一般的な施設の問題
これは、すららさんからのプリントです。8月終わり頃やりました。
知識の無いことも分かったので良い問題だったと今でも思っています。
教材で一度見たにも関わらず全然書けませんでした。
取り敢えず、ヒントと答えを見せたのでここまで書けましたが、字も乱れています。
自信と頭に想起ができないことが字に現れています。
電車はあまり乗らないので、ちょっと難しいかと思いますが、せめて公園にあるものぐらいは思い出して欲しかった問題です。
これ以来、おそらくともだちと公園で遊んでいる時に遊具にも気を配るようになったような感じです。
少しずつ答えられるようになってきました。
自分の興味以外は全く見ていません。
その為に、知っていても頭のインデックスが出来ないのでした。
そして12月ここまで出来るようになりました
これは、昨日やったプリントです。
2,3か月前までなら、嫌がって中々取り組めなかったようなプリントです。
難しいかな?と思ったのですが、すぐに全部書けました。
細かくみると、つっこみを入れたくなる問題ですが、これで正解です。
よくここまで想起できるようになりました。
笑えないけど笑っちゃうのが
「しょうゆー」です。
いちお訪ねてみました。
父:「しょうゆはしょうゆだよね?」
むすこ:「そうだよ、しょうゆー」
父:「しょうゆーって伸ばすの?」
むすこ:「伸ばさないよ、しょうゆー」
父:「だって、ここ「しょうゆー」って書いてあるよ」
むすこ:「え?間違えた!!」
頭の中では「しょうゆ」
言葉に出すと「しょうゆー」
書字も「しょうゆー」
なんなんだ?よくわかりません。
もうすこし観察してみます。
何でこんなことになるのか?心当たりのある方、教えてください。
まとめ
今年の初め頃はもっとひどかったのですが、ここまで出来るようになりました。
でも実は、これでようやく小学3年生程度まで来たレベルです。
4年生レベルになるともっともっと高度になっているようです。
これは、成績を上げると言う問題でなく、将来困らない程度に暮らしていけるようにと思ってやっていることです。
ことばの想起ってコミュニケーションレベルでもとても大切だと思いますし、読字の方はもっともっと生活に無くてはならないことだと思います。
むすこが嫌がらずに、将来への準備ができるように進めていきたいと思います。
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