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小4ディスレクシアむすこ。11回目の個別指導に行っていました。
夕方帰る頃は冬なので真っ暗です、暗くなってからの自転車は危ないのでリアランプとしてセーフティーライトを購入しました。
これを付けて走るのが楽しみでご機嫌で出かけてくれました。
結構光量があって夜は目立ちます。バチバチ点滅モードで帰りましたが、自分を守るためにはこれぐらいのものは付けておいた方がいいなと思いました。
良いものを買ったと思います。
今回の個別指導
やはりというか、カタカナの弱さと言うのが先生が気になるものの一つだそうです。
コロナ休校の時に、カタカナの特訓を「すらら」でやりましたので、文字自体は覚えてくれました。
そこから一歩踏み込んだ表現、促音・撥音・拗音・長音に取り組んでもらっています。
いっぺんに取り組むとまた混乱してしまうので、今回は「促音」の練習をしていただきました。
それともう一つ「語彙力」不足。常識的な用語に弱いところがあります。
そんなところを中心に勉強させていただきました。
小さい「っ」「ッ」
促音
小さい促音の「っ」をある言葉の正しい入れる問題です。
例えば、
「せけん」の中にちいさい「っ」を入れる→「せっけん」
こんな問題です。
話しことばでは合っているのですが、カタカナ文字になると
「パンッフレト」 → 答え「パンフレット」ですね。
「ハンッモク」 → 答え「ハンモック」
なんなんだ?よめねーよ。
こんな感じになってしまうそうです。
カタカナは普段使わないからこんな事になるのかもと先生はおっしゃっていましたが、どうなんでしょうか?そうとも言えないような気がします。
本気で間違って覚えてるような気もします。
小さい頃にそうやって覚えてしまって、間違いを頭の中で上書きが出来ていないようにも感じるところもあります。
ただ、ことばで発するのは間違いなく言えるそうです。
注視しないといけませんんね。
ことばの意味(語彙力を試す)
せっかくなので、ついでに促音問題で出たことばの意味を聞いて見たそうです。
- パンフレット(知らない)
- せっけん(何で出来てるかは知らない(ちょっと難しいかも))
- ひっこめる(ことばが出ない → 答え:かくす)
- シロップ(「甘い」とか言うことばも出ない)
- そっくり(「似てる」と言えない)
全部聞いたことはある言葉です。知らない訳ではありません。
先生の狙いとしては、ひと言で良いので、簡単な説明がでれば良いのですが、出てこないようです。
これらは、生活に密着した言葉です。
本を読めないむすこには、生活の一部から吸い上げないと中々マスターできないでしょう。
今、学校で習ったことばを一生懸命忘れないように唱えている姿もありますが、すぐに忘れてしまいます。また、とっさに聞かれると答えが導き出せないと言うこともあるのでしょう。
生活上のことばを知っているのに答えられないというのは、ぼくにも責任があると思います。
自分の言うことに責任をもってむすこに伝えることも大事なような気がしました。
なぞなぞ あいうえお
「あ」行のものが出題されるプリントと、「い」行のものの2枚やったそうです。
「あ」行のものはよくできていたそうですが、「い」は難しいようで出来はよくなかったそうです。
例)
うみにいて、足が10本あるものなんだ? → いか
こんな感じの簡単な問題です。
すみません。
問題文は忘れてしまいましたが、「いけ」「いと」等のなぞなぞは、わからなかったようです。
読解問題
今回も物語の説明文の読解問題をやったそうです。
現地でやったものは「浦島太郎」。
先生曰く、ぼくの予想に反してよくできているようです。
文章も読めるし、質問の背景まで説明できて、読解力はあると言う風に言ってくれました。
(うーん。ほんとうか?)
音読はもちろんひらがなの筆記はできることは必須ですが、お話の5W1Hや、問題の疑問符の理解もきちんとできているようです。
調子がよさそうでしたので、もう一問やってもらおうと思ったらしいですが、「家でやりたい」と言うことだったそうですので、「つるのおんがえし」が宿題になりました。
やはり疲れたのでしょう。できるかな?
クロスワード
わからないものを「後回し」にする訓練
植物の名前のクロスワードです。
植物と言っても、専門的な花の名前を答えたりするのではなく、「たね」、「はな」、「くき」、「たんぽぽ」等おなじみのものを埋めていきます。
むずかしくは無いですが、ど忘れすると答えられません。
むすこには最適な問題です。
この問題の狙いは、わからないものは「後回し」にする訓練になるそうです。
昔から、テスト等の問題で、出来ないとそこで止まってしまう癖があるむすこです。
まじめに1からやっていくのは良いですが、せっかく先に知ってる問題あるのにもったいないと思っていました。知っているのに取り組んでない問題があってもったいないと思っていたことが何度もありました。
「わからない場合は、飛ばして後の問題からやるんだよ、全部できなくていいから」と言っても言ってもだめでした。
ところが、最近わからない問題やめんどくさい問題は飛ばして、後ろのすぐわかる問題からやるようになってきました。
(何で急に効率よくやってくるんだ?)と不思議に思っていました。
それは、このクロスワードの訓練のおかげだったのですね。
口で言ってもわからない。体験しないとわからないのはこう言うところから来ているようです。
しかも、そのことがテストの点数が上がってきているきっかけとなっています。
(100点はほとんど無いですよ。。。。)
つながることば
最後に、「つながることば」と言うものを行ったそうです。これは読解の基礎となります。
関連することばで答えるようなことだと思います。
例えばこんな問題です。
聞くのはみみ。見るのは。。。。。? → 答え(目)
野球は打つ。サッカーは。。。。。? → 答え(ける) むすこの答えは「ゴール」!
サッカーのところは気持ちはわかりますので、笑ってしまいました。
「ゴール」したいんですね。
小学校3年生程度の問題だそうです。
ようやく、1年遅れぐらいまで到達してきました。
まとめ
今回、テストやプリント問題でわからない問題を飛ばす技術を身に着けたのは、個別指導のおかげとわかりました。
やはり、この手のこどもは口で言ってもわからないと言うか聞いてないんですね。
短い時間に手を動かし、体を動かし、体感して自分のものにしていくむすこのことがよくわかりました。
そういえば、都道府県名を覚えるのに、家中をぐるぐる回りながら歌にして忘れないようにがんばっていることをよく見かけるようになりました。
机にかじりついて勉強するのが苦手であるならば、学校でも。。。。。それはだめですね。
小さい頃から知っている子で授業中歩きまわる子がいて「うるさいんだよ」と言っています。
(悔しいかな、そんな子に限って自分だけ成績が良い。。。。。。。)
自分もいっそ歩き回って覚えた方がいいんじゃないか?と思いますが、生真面目なむすこなのでそれは自制がかかっているようです。
むすこの特性を知っているだけに、解放してあげたいのですができないもどかしさがあります。
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