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こんにちは。今回はうちのむすこの「感覚過敏」と思われることを見ていきたいと思います。
これに対する言葉として「感覚鈍麻」と言う言葉があるそうです。
むすこが何らかの学習障害が分かる前から、多少そんなことが気付くことはありましたが、「感覚過敏」と言うものが一般的な言葉として存在するとは知りませんでした。学習障害と分かって色々調べるうちに思い当たり、知ることになりました。
そもそも、「感覚過敏」なんてそれぞれの個性なので良い事と思いがちですが、本人にとっては生活に支障をきたこともあるので、きつい事もあるんだろうなと思う今日この頃です。
「感覚過敏」って何だろう?
そもそも「感覚過敏」って何でしょうか?ぼくもうまく説明できないので、引用させていただきます。
感覚過敏は、聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚などすべての感覚領域で、さまざまな刺激に対して起こります。ひとつの感覚だけに過敏性がみられる場合もあれば、複数にわたって生じることもあります。
LITALICO 仕事ナビより
うちのむすこの場合、泣きわめいたり、体に急激な重い症状が出ること等極端なことも少なかったので、育て関わりにくいこともなかったのですが、ぼくがあまり周囲の事を気にしない性格なので「あれ?なんでそここだわるの?」と思う事がしばしばありました。
「感覚過敏」の7分類図表
ぼくもむすこの特性について、メモしているのですが何がどれなのか?どういう症状か?そもそもそれって症状なのか?専門的なものが多いので本を読んでも中々分類できるのが難しいところです。
そこで、「感覚過敏」丁度良いわかりやすい図表がありましたので引用させていただきます。
この表を拝見すると、五感だけではなく、前庭覚(ぜんてい:内耳-平衡器ですね。運動感覚や位置感覚をつかさどるものですね。)+固有覚(こゆうかく:(からだの)位置覚、運動覚、抵抗覚、重量覚)この7つの分類に分けられるそうです。
うちのむすこの場合の感覚過敏と思われること
早速、むすこの場合のこの7分類にあてはめてみたいと思います。
聴覚過敏
- 地下鉄に乗ると、音が耐えられず耳をふさいでいる。(イヤーウィスパー必須、外を走る電車は大丈夫)
- 掃除機の音は小さいころから嫌いで逃げ回る。
- 遠くの物音にも敏感(聞こえてしまう)。
- サッカーで後ろから迫る敵の足音は逃さない。
- ゲームでも音が聞こえすぎる様子。
視覚過敏
- 白い紙が苦手
嗅覚過敏
- 化粧品等、強いにおいは苦手
- 食べ物の強いにおいも苦手
- 芳香剤もだめ。
- 新車のにおいもだめ。
- 殺虫剤、電子蚊取りも匂い無しがいい。
味覚過敏
- 洋菓子の甘いものは苦手
- 基本的になんでも食べるが、食わず嫌いはある(食べさせると食べる)。
触覚過敏
- 少しでも丈が長いズボンは異常に嫌がる
- ひものあるズボン・帽子(自分ですぐに切断する)も嫌がる
- 少しでも大きい上着もだめ。
- 裾が長い上着もだめ(カットソーなんか最悪)
- 洋服のタグはだめ。(ユニクロの長いタグは天敵)
- 靴もサイズ、足の形にぴったり合ったものでないとだめ。
- イライラすると自分の頭を叩いている。
- くすぐられるのが好き
- 食べ物によって触感の悪いと思うものは食べない(例:なす)。
前庭覚
- 幼児の頃、車酔いはひどかった。
3歳の頃、補助なし自転車に練習無しで自力で乗り始めてからだったと思いますが。今は車酔いも改善。運動神経の発達により、ほぼ問題無し。
逆に、方向感覚がなくなると不安になるのか、車酔いをすることも時々ある。
補助なし自転車の効果があるような気がしました。
固有覚
目立った症状は無し。
強いて言うと、自転車のサドルの高さが合わなくなるとうるさい(固有覚かはわかりません)
思い当たるのはこれぐらいですが、もっとたくさんあるような気がします。
よその子もこの程度は普通のことでしょうか?むすめもぼくもあんまりこの辺りは気になりません。
対策
ぼくたち、親は大体の事は頭の中に入っているので、むすこに出す前に気を付けています。
最近では、「あなたはこうだからこうするんだよ」と言って、大人になっても自分で意識できるようにしています。
だめなものを無理に押し付けてもだめなので、自然に対処させてあげようと心がけています。
それが、ディスレクシアで自信をなくしていたことに良い改善になっているような気もします。
こどもの特性を見つめ、理解してあげることが大事かなと思っています。
まとめ
「感覚過敏」については、「学習障害」へのつながりも予想することも、理解することも無く過ぎ去って行ったことだと思います。
何がどうつながっているかわかりませんが、彼の脳みそは一つしかありません。
勉強する脳も、お話する脳も、ご飯を食べる脳も、運動している脳も、全部一緒です。
症状はバラバラで見がちですが、絶対にどこかでリンクしていると思います。
つまり、学習障害にも何らかのつながりが絶対あるはずです。
その部位ごとに対処していきながら、全体にどんな結果があるか見ていきたいと思います。
昔なら特にぼくの親世代ですと「神経質な子だね」と見離し、一生そういうレッテルを貼ってむすこを見ていくことでしょう。
そういう人には一生かかっても理解できないことです。
逆に、ガサツで適当なところもいっぱいあるのにも関わらずにもです。
今は、色々な情報が公開され調べていくことが可能です。良い時代になったものです。
むすこをこれからも見つめていき、大人になる準備をそれとなく伝えていこうと思います。
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