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なるほど、今年は「平成29・30年改訂 学習指導要領」の小学校はスタートの年だったのですね。
新型コロナ禍で社会がストップしてしまった中、スタートを挫かれてしまい現場は混乱してしまっていることでしょう。
この指導要領が決まったころは、朝、普通に会社に行って、普通に学校に行くことがこれまでのあたり前の日本の風景でありました。そんなイメージで成り立っていた日本の下で成り立ったのが「新学習指導要領」なのでしょう。これが極々あたり前だったことがこのコロナ禍であっという間にあたり前の日常がなくなってしまいました。
まだまだ、緊急事態宣言下の中ですが、それぞれの地域でどうやってこれまでの遅れとその「新学習指導要領」にこれから進めていくのか現場の先生方からそんな焦りが聞こえてきそうな今日この頃です。
「学習の遅れ」って?
当初の休校宣言は年度末で、まあいいかなと言う感じでした。そんな平成30年度。
こども・親としては長い春休みだなあと呑気な事を言っていたのですが、4月になっても学校は始まらず。なんとか下の子の入学式と上の子は始業式は3密に気を使っていただき行っていただく事ができました。
しかしながら、運悪く、入学式、始業式の日の夕方に緊急事態宣言が発令されて翌日からの授業も令和2年度も初っ端から学校が無くなってしまいました。
ぼくの住んでいる、東京に関しては都合よくGWの終了と同時に緊急事態宣言の解除とはいかず、未だにこんな状態。
ここんところの世間の意識の無さから、6月からもどうなるかわかりません。
現場学校の先生方は、何とか遅れを取り戻したい、学校再開の目途と予測をしながら学校暦を眺める毎日なのでしょう。
その焦りと上から突かれるから、あの課題プリントの山が出てくるかと。あの反復プリントの山はうちのディスクレシアむすこには出来ません。しかも習ってないところもあります。そこで、担任の先生には電話でお伝えしました、うちにはちょっと無理でしょうと。。。。
(なんなら自由研究的な方が能力を発揮します。うちのむすこ。)
うちの子が先生方が望んでるような当初の学習計画の遅れを挽回することができるとは到底思えませんが、もちろん出来る限りはやっていくつもりです。
しかしながら、中央政府から見ると地方に比べて東京の休校解除における学習の遅れと言うのは人数的にもおそらく将来の日本の死活問題と考えていることでしょう。東京以外の地域から学校が再開されると、地域等の格差が生じてしまう。
遅れてしまった時間は取り戻せないので、他の代替案を出して実行していくことも必要じゃないかなと思います。
現実は課題プリントしか出てきません。
しかし、「学習の遅れ」ってなんなんでしょうね。国が良かれと思って作っていただいた指針に過ぎないような気もします。そのカリキュラムを学校から提供されることは必須なのでしょうか?
そんなことも疑問に思ってきました。
あ、でもこういうサイトは作っていただいてますね。
学びを止めるな!
新しい学習指導要領
今回良い機会ですので、今年から始める「学習指導要領」についてウェブサイトを見てみました。外国語教育やプログラミング教育が始まる等個別のことは抜きにみて、どんな学習を目指しているのか、どう児童生徒を誘いだそうとしているのかそんな観点で見ていくとおもしろいと思います。
テーマは「生きる力」です。
前々から我々社会人が望んでいる自発的な人間を育てると言うあたり前のことが今回の狙いです。それが「生きる力」と言うテーマにつながっているのでしょう。とっても良いことだと思います。
もちろん、学年によってはでまだまだ知識が足りないところは先生が補う必要があります、先生方から学習内容の伝達をしながら「資質・能力」向上を図っていこうということかと思います。
以前の、学校の授業は眠かったですね。ぼくも高校の時なんかよく寝ていました。アクティブラーニングを活用していくとも書いてありました。それで、眠たいと言ってる時間はなくなるかと思います。
ただ、全ての児童・生徒がその授業に順応できるとは限りません。
ぼくは、うちのむすこのようなディスクレシアの子にはどのような効果があるのか不明です。是非むすこにも「面白い!ためになった!」と言える授業をプロの先生方にはお願いしたいと切に思っているのであります。
授業参観が楽しみです。
まとめ
今回はつらつらと適当な事を記述してしまいましたが、
でも、やっぱり思うのは、その地域ごと等の格差というのが「授業の遅れ」とか「習得の差」と言うことで片づけていいのかなあと思うのであります。
せっかく「資質・能力」の育成をやっていただくことになっているのに、この大変なコロナ禍を全国的にくぐりぬけた後に「学校教育は変わったなあ」と言うことが予想ができなくて仕方が無いのです。
こんな時に親はどんな動きをしたらいいのか?自問自答が続きます。
追記
追記:2020年8月27日
これだけ学校を休みにしたおかげで、夏休みは3週間。暑い最中始まりました。
ある学校では、カリキュラムを消化すること懸命で、真夏の校庭で体育をし倒れたと聞いています。
緊急事態制限が解除されて学校が再開され「授業の遅れ」ばかりを気にされて予定されていた行事も中止・変更され、「生きる力」と言うスローガンは何なのだろうな?と思わざるを得ない状況なのでしょう。
何も変わらない学校教育現場、どんどん変わって行く世の中の状況の間をどうこれから対応していくか?3か月経っても自問自答が続きます。
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