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このブログを始めて、間もなく5年が経ち、記事数も1700近くになりました。
このブログをやっていなかったら、子ども(特に中2の息子)の生態をじっくり観察することはなかったと思います。
学習面で「なんかあるな」と感じたのは、小1の頃でした。それから「この子、文字を読めていないのでは?(意味がわかっていない)」と確信したのが小3の最後でした。
それから、学習に関してかなり苦労していると診断された、いわゆるディスレクシア。
それまでは、自分と同じように、小学校の学習は授業を聞いていれば理解できるものだと考えていましたが、できないものはできないと悟り、その代わりに好きなことを伸ばそうという考えにシフトしました。
しかし、「どうして小学生程度の勉強ができないのか?」という私の価値観は頭から払拭できず、大人になって「困るから」という理由をつけて、最低限の学習能力くらいは身に付けさせようと、いろいろと試みてきました。
でも、それは息子には大きな負担で、すんなりできるものではありませんでした。
ストレスもたまったでしょうし、分からなすぎて父親に怒られるのではないかという恐怖感もあったと思います。
最低限であったとはいえ、学習を親が無理強いしたことは本当に申し訳なく思いますし、それでもよくついてきてくれたと思います。
中学生になった今、思春期で意味もなく不機嫌な時もありますが、それでも学校生活を頑張って送っていると思います。
これは本人の資質が大きいですが、学校の先生や友達の関わり方も影響していると思います。
学校でどんな生活をしているのか全くわかりませんが、今度の面談で担任の先生によく聞いてみようと思います。
さて、夏休みです。
少し前に夏休み廃止の記事について記述しました。
息子もたまたまその「夏休み廃止」の記事をインターネットで見てしまい、心配して聞いてきました。
「おとうちゃん、夏休みもう無くなるの?」
「ああ、あの話ネットで見たの?」
「うん」
「あれね、よく読むとそういう調査の話だよ。夏休みは無くなった方が良いと言う人が少数いるってこと。学生の夏休みが無くなったら大変だよ。アメリカなんかどうする?もう夏休みのはずだよ。大丈夫よ、心配しないでね。」
どうやら記事の触りだけ読んで、心配になったそうです。
光熱費はまぁいいとして、お昼の用意が面倒という気持ちもわかりますが、夏休み廃止を望む親御さんの気持ちも理解できます。
でも、「夏休み命!」の息子には「廃止」という文字を見ただけで焦るのも無理はありません。
今年はサッカーもいっぱいやるし、合宿、家族旅行、それに「友達と勉強する!」と言っているので、夏休みはあっという間に過ぎてしまうことでしょう。
そんな息子を見ていると、この夏休みにどれだけ成長してくれるのか楽しみで、「廃止したいなんて言わないでくれよ」という気持ちが強くなります。
息子は、仲間と戯れ、外で走り回るのが一番です。
勉強出来なくても、体力と対人関係をあたりまえのように高めていきたい子もいるんですよ。
それは学校の授業中では得られないものも多いと思います。
なので、今年の夏休みも思い切り好きなことをしてほしいです。
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