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個人的には、美術には興味はあまりなくて、誰かが飾ってくれて綺麗であればそれで良いと思っている方です。
美術品にはそれぞれ意味があるというのは何となくわかっていたけど「どうせ作り物だから」とそんな考えもあります。
絵を描くのもあまり褒めてもらった事がなくて、それどころか親に「お前が絵が下手くそ」だと小さい頃から何度も言われてきたので、図工や美術自体に苦手意識もあります。
子供の頃に「作品にはあなたの考えた通りに描こう、それでいい。」と言われていたら、確かにうまくはないけど自分の作品に意味を込めることに下手くそなりに一生懸命やっていたかもしれません。
だから、今日に至って美術品に造詣深く学ぶことなくなんとなく眺めるものと言うことでここまで来てしまいました。
逆にうちは、妻と小学生の娘が美術が大好きな方です。それだけでも尊敬してしまいます。
そんな娘が春休みに入る前に唐突に「春休みに地獄の門が見たい」と言い出したので、自営で比較的時間の取れる僕が「まじ??僕が上野まで連れて行くのか??」と言うことになってしまいました。
別に嫌では無いのですが、いまの時期桜が咲いていて大混雑だろう上野公園に行くのは、未だ病気で片麻痺が多少残っている僕には辛い。
でも、西洋美術館だけなら駅前だし、長時間でなければ何とかなるだろうと言うことで、年度明けて娘と二人で西洋美術館に突撃する事にしました。
上野公園というところは、娘にとって天国のような場所で何度も来ています。
動物好きなので動物園はもち、科学も大好きでシロナガスクジラで有名な科学博物館にも何度も行ってます。
それで美術好きでもありますので、大人に近づいてきたこの時期に今大人向けの美術館も見ておいた方が後々の事に役に立つかもしれんと言う事で、お父ちゃんも頑張って行った訳です。
上野の山には、他にも美術館があるし、博物館もある。散歩にもいい。
僕は上野桜木とか、谷中、根津には縁があったところなので車でも徒歩でも連れて行ってあげられるし。
まだ、制覇していないところもあるので、そのうち全部行くことになるだろうと思っております。
西洋美術館へ突撃、そして散財・・・・
さて、当日は大雨。
大雨なのに、上野駅公園口は桜の季節と言う事で、ツーリスト達で大混雑。
公園口の真ん前に以前は山を登って来てぐるっと寛永寺に行く道路が通っていて信号待ちなどで歩行者の邪魔をしていたのですが、それが無くなったのでみなさん安全に公園の方へ向かうことができます。
傘を二人でさして、美術館まで1、2分歩くと・・・・
「ほら、地獄の門あるよ。」と外から見える地獄の門を指さすと。
娘、大興奮!
「わー、これだ!これだ!」
駆け寄って写真をバシバシ撮っていました。
「あれ?考える人のでっかいやつは?」
「あっちにあるよ。」
「あ、ほんとだ!考える人と地獄の門は関連があるから隣におけば良いのに。」とごもっともなご意見。
ちゃんとこの二つの彫像のことを自分なりに整理してきたみたいです。
さすがだ、興味ある人はちゃんと調べるのね。僕なんか「びじゅチューン!」見るまで知らなかったよ。
恥ずかしながら、ほんと最近の話です。
大雨にもかかわらず、傘をさして外の彫像品をひとしきり見ました。
そして「お父ちゃん中行こう!」
美術館の中は、外の喧騒と打って変わってさすがに静かで落ち着いています。
キリスト様の絵が多くて、娘が理解するにはちょっと難しそうでしたが、いちお全部見てきました。
「お腹すいた!」と中のレストランでデザート付きでたくさん食べて
最後にミュージアムショップでお目当ての「モネ睡蓮柄のくまちゃん」やペーパークラフト、ボールペンを購入して大満足な1日でした。
帰ってきて早速ペーパークラフトを作り始めていました。
そんな細かいのお父ちゃん見えないよ、よくできるね・・・・・・
次は、両国の北斎美術館に行くそうです(何回目だい??)。
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