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保育園の造形工作

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小4むすめの安住の地(良く行くところ)はいくつかあるみたいです。

ひとつは「家」。最近綺麗に整理した机の前に1日中でもじっと座って何かをしています。

それと、「児童館」「交番」、、、、最後に「(出身の)保育園」があります。

その保育園では、夏休みにもう卒園された児童に「お手伝い」と称して、保育士さん1日体験なんてものをやってくれます。

その1日体験は、大体まだ下の子がその保育園在園している子が中心になっています。

従って、親が勝手に申し込んでいるケースが多くて、しかも1,2年生が中心。

そんな6,7歳の子が1日体験なんて言っても、実際は「幼児が2,3人増えているような感じよ~」、副園長さんから笑いながら聞いたことがあります。

つまり、仕事なんかやってくれなくても、楽しんでくれればそれでいいなと鼻っからお手伝いは期待していない様子であります。

保育園の方針なので、特にそこはそれで先生もそのつもりなら良いなとぼくも思っています。

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保育園に工作を作ってあげているむすめ

むすめにとって安住の地であるこの「保育園」には、学校帰りに気が向いたら寄ってるみたいで、「このあいだも来てくれたわよ」と先生と近所でばったり会った時にお話しをしてくれます。

そして、何をしているかと言うと「工作」。表に立ったお手伝いはしないようです。

保育園では園児用に、色々と手作りの作りものをしています。

それを、うちのむすめが手伝いと言うより、自ら「こんな感じのものがすてきじゃなあ~い」とプロデュース(笑)して作ってあげているようです。

この間の七夕飾り、ペーパーで作ったバースデーケーキのお飾り、天井から吊り下げたり壁に貼る動物や花のプロップス・・・・

材料を提供すると指示や注文もしないでもササっと作ってしまうみたいで、たまにしか行かないとは言え保育園的にも重宝しているようです。

更に、おとなが作るよりも、年齢的に近いむすめが作ったものは、園児の心に刺さるようで、バースデーケーキのお飾りはむすめが作ったものが人気があるとこの間も園長先生が見せてくれました。

うん、確かにむすめ作の方がストーリーが見えてきて楽しそうだ。。。。

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小4にしてお手伝いに初めて行ったむすめ

そんなむすめ。

卒園したての1,2年生の時は、園長先生に「夏休み、お手伝いおいでよ」と言われても、首を縦にふりませんでした。

「いつも、寄ってるからいいよ」と。

そして、4年生の夏休みのある日の午後に「ちょっとボランティア行ってくる」と行って保育園に出掛けていきました。

「予約してあるの?」

「ううん、してないよ。先生がお手伝いに来てって言われたから行ってくるよ。」

「へ??」

ぼくは、お手伝いにいくからには、親からの承諾がいるのかと思っていましたが、しかも午後からの重役出勤???

アポなし??

でも、むすめがそう言うので彼女を信用して送り出しました。

もちろん、大事にしているテディベアも連れていきます。

しばらくして帰って来てからたくさんの作りもののお土産を持って帰ってきました。

「これね、保育園で飾るものだけど、失敗したものだから持って帰っていいよって言われたの。」

「あ、じゃあ、こどもたちと遊んだわけじゃないの?」

「違うよ。造形工作してきただけだよ。」

そうなんだ、むすめの保育園のお手伝いとは園児と一緒に戯れるのではなくて、本当に先生の大変なところの地味なお手伝いをしに行くだけなんですね。

だから、予約も無しに行けるんだ。まるで職員ヅラです。

なんだかんだ言って、むすめは小さい子が大好きです。

どんな子が居たよと楽しそうに話してくれます。

そんな子達が、喜んでもらえるものを作ってあげることに喜びを感じているむすめです。

もう少しお姉さんになったらもっと良いものを作ってあげられるかもね。

親が何も言わなくても貴重な体験をたくさんしてくるむすめです。

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むすこにも提案してみました。

そして、その日はサッカーがお休みで暇そうにしていたむすこにも。

「おい、おめーも一緒に保育園のお手伝い行って来い!」と言うと。

「やだよ。絶対ヤダ!」

一緒にサッカーやったら楽しそうなのにね。

中学生になったむすこを見たら、園長先生も喜ぶよ。

恥ずかしがるむすこです。

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