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夏休みに教材を持って帰って来てどんな教え方してるのか?明るみに。
中1むすこの英語の宿題を見て愕然としたことがありました。
それは、「英単語を書かせる宿題」。
ワークブックやプリントがありましたが、ワークブックを覗いてみると、”なぞり書きをして、品詞、意味、そして5回書く!”
そんな、宿題が1学期に習った英単語がびっしり!
「あ~、未だに書かせる神話がこの21世紀現代の学校にあるんだ~」と愕然としました。
このワークブックだけを取り上げると、これは日頃から使っていて、テスト前に先生のチェックのために提出するものです。
要するに、1学期で終わらなかったところで丸々宿題で12ページ。学年全員だそうです。
このワークブックに書いて覚えられる子は先生の思惑と合致しているので、さぞかしテストの成績も良かったでしょう。
それに、こんな簡単なのにワークブックが1学期の範囲が終わらなかった事に不思議に思っているかもしれません。
しかし、現実の問題として12ページが残っている事になって楽しい夏休みを削ることになりました。
むすこに聞いてみました。
「このワークブックさぁ、書いてテスト前に提出してたの?こんなに初めて見る単語ばっかり書いてがんばったね。」
「そう、大変だよ。」
「でもさ、書き映してるだけで、覚えていないでしょ。提出することばっかり考えて。」
「うん」
「本当はさ、マスターすることが目的じゃん。でも、それじゃ覚えられないよね。」
「覚えてる、暇無いよ。」
暇が無いと言うのは言い過ぎですが、書くことに専念してしまって、燃え尽きてそれ以上出来ないことが予想されます。
しかも、12ページもワークブックが残っていると言う事は、いかにも効率の悪い進め方なのかな?と言う事も感じます。
そりゃ、書いてばかりじゃ先進みませんよね。
夏休みに全教科の教材を持ち帰って来て色んなことがわかってきました。
回顧録:英単語なんか書いて覚えた事はほとんど無いよ
ぼくの中学・高校時代も含めて、英単語の覚え方を先生から強制されたことはありません。
親は「書いて覚える教」の信者だったので、散々親からは「書いて覚えろ!!」と怒られましたが、言われても怒られても、ぼく自身は英単語単体を書いて覚えた記憶はありません。
唱えて、例文の中で定着させて、それでも英語特有の綴りで分かりにくいものを確認の為に書いたぐらいです。
そうでないと、あの膨大な量の英単語で英文読解問題に対応するのは難しかったと思っています。
妻もそんなことを言っていました。「英単語なんか書いて覚えたこと無いよ。」
書くと、勉強をしたと言う証拠が残るから、それが親もそうですが、先生もやらせたと言う仕事をした気になるんじゃないかな?
それは、教える側の”自己満足”と書きます。
「作業?」「鍛錬?」「苦行?」勉強と学校が嫌いになっちゃうよ。
ぼくとしては、一定数繰り返し書くことが苦痛になり逆効果になる子もいると言う事を知って欲しいのです。
それはただの「作業?」「鍛錬?」「苦行?」・・・勉強と学校が嫌いになっちゃうよ。
この間、3者面談の時も担任に「書くだけじゃだめ」と告げました。
担任の先生は、企業勤めされた社会経験があるので他人のこともよくわかってくれます。
でも、教科毎に先生が変わるとどこまで伝わるのか不安です。
その不安を解消するために、来学期はアクションを起こさないといけないかもしれません(うしし)。
それと、むすこの特性に合わせた学習を取り入れる事。
「塾に行くしかない」と余所の事情も知らずに無責任なもの言いをする、救いようのない奴もいましたが、むすこ、むすめの特性がわかっているのは親しかいません。
大変ですが、むすこたちに付き合っていこうと思います。
来学期も自信を保てるように。
そして、こどもたちがご機嫌に過ごせるように。
実は英語を聞き取れているむすこ。
実は、びっくりしたことがあります。
むすこはYoutubeのサッカーやゲーム動画で外国人がやっている動画をよく見ています。
ところどころですが、英語で言っている事を解説してくれるのです。
「え?わかってるの?」
「うん、聞き取れてるよ。おとうちゃんわからないの?そう言ってるじゃん。」
「あんな、早口なのに??」
“好きこそものの上手なれ” まさにそんな感じです。
それに毎日フォニックス発音の勉強をしている努力の賜物です。
英語の授業は嫌いだけど、英語は嫌いじゃないんだそうです。
どうする?先生??文科省??
その子によって勉強の仕方は変えた方がいいぜ。そろそろ。
うちみたいなのは書かせる代わりに、英単語の発音を録音したもの渡した方がよっぽどマスターできるぜ。
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