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私立中学校に行った親御さんとの立ち話

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小学校運動会の続きです。

小学校の校庭は陽当たりが良いです。

良い時もありますがそのせいで、初夏の運動会の日差しは長時間になるととてもつらいです。

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問題児だったと思われていた子、私立中学に無事通ってる!

そんな事で、むすめの応援席の後ろのわずかにあった木陰に逃げ込んでいたら、いま小4むすめと同じクラスのむすめさんがいて、むすこと同級生のお兄ちゃん(しかも保育園から一緒)がいるおかあさんが頭を下げなら何か言いたげに、ぼくに近づいてきました。

このお兄ちゃん、今では中学受験して私立中学校に通っていますが、保育園時代~小学校まではかなりユニークな特性の持ち主(多動性、特に頭の中が)で、小学校の頃は特支教室に1年生の途中からお世話になっていました。

詳しい診断までは存じ上げないのですが、おそらく「発達障害」の群に入るものと思われます。

学校へは常に遅刻で、いつも「この時間で間に合う??」と言う時間にうちの前で急ぐ様子もない彼に会ったりしました。

むすことは幼少の頃からおともだちなので、慣れたともだちということで授業中やそれ以外問わず、理不尽な事を言われたりやられたりよく絡まれていたそうです。

むすこだけじゃないですけどね。

道徳少年のむすこはそんな遠慮・配慮のわからない彼の事が小学校に上がった頃から大嫌いで、「あいつといっしょの教室に行くの嫌だ!」と、そんな理由もあって小学校の特支教室は拒否したと言う経緯があります。

あの「誰でもOK!みんなともだち!」のむすこに嫌われてしまう子なんて余程ひどかったのでしょう。

って言うかその実情は知ってはいました。それも含めて学校ですしね。

彼の方はそう言う子だと認識していたので、別に特別な子とも思っていなかったのが正直なところです。

しかしながら、他の周りからは厳しい目があったようです。

いちお言っておきますと、そのおかあさんもおとうさんも立派な方で、とてもよく話をしてくれる良い方です。

おかあさんなんて、その後輩にあたる他の子のお母さんには「あの先輩!憧れの先輩だったよ!」と言われているような方です。

そんなんで、色々と事情は十中八区把握していたのであります。

それはそうと、親の方はこどもの事ごときでそんなわだかまりはありませんので、そんな特性を持ちながら都心への通いは大丈夫だろうかと軽く心配をしていたところにおかあさんが自らぼくの方へ寄って来たと言う所です。

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その彼は学業は優秀です。侮れない。

その彼(仮にA君とします)は、正直言って勉強は得意です。

学習に関してはかなり優秀です。

やればやるだけ勉強の成果があがりそうで、理解が速い子です。

それが現時点ではデメリットになる部分もあるんですけど。。。。

それだけに小1の頃は文字を読むのに苦労していたむすこをからかうような事を言ったりしていましたので不幸にも問題児のレッテルを貼られてしまっていました。

そんな学習は優秀な彼、4年生から有名進学塾に行っていたので、ちゃんと塾の方針通りにできれば御三家狙えると勝手に想像していました。

結果小学校卒業式の時、おとうさんの話だと、第一志望はダメだったけどその下の中学には行きますとのことでした。

受験なんて運も有ったりする部分もあるし、彼の特性から言って多分ねー勉強計画や予定が塾から指定があってもそう言う型にはまった事が苦手な子なんで、そこでちょっと抜けてしまったこともあると思います。

その下って言ったって上位校です。ぼくも知っている学校で高校時代部活かなんかで行ったこともあります。

「やったね、よかったですね。」とうれしくなりました。ほんとうによかったよ。

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その彼のおかあさんとのよもやま話

学校

で、運動会の木陰での話に戻りまして、A君のおかあさんとの話です。

「A君、元気に通ってます?」

「あの~、この間学校の先生との面談がありまして~」

(きたきた!いつもの吐き出し聞いてあげましょう。)

「うちのこ、授業中ずーっと寝てるらしいんですよ。先生にもどうしましょうか、起こしましょうか?寝かせときましょうか?聞かれましたけど、、、知っているなら早く教えてくれればいいのにぃ、もう何て言ったら。。。」

(お悩みのようです。)

「え???それは、うちのむすめと一緒じゃないですか!! 」

「え?そ、そーなんですか?」

「それは、人に寄ると思いますけど、A君の場合は授業が詰まらないんですよ。今のところカンタンすぎて。」

「えっ?」

「だって、あんな理科の顕微鏡の部品名覚えたり、プラスマイナスの計算問題を何度もやったってA君なら全部わかっちゃってるし、それをやったところでゴールも見えないし、何度もやるのが辛いんだと思うんですよ。忘れたなーとかちょっと不安だなと思った時に試験前に自分で見返せばそれでいいんじゃないですか?」

「じゃあ、寝かせておけば・・・」

「その方が、心の健康のためには良いと思いますよ。学校も寝かせておくなら寝かせておくってスタンスでしょ?」

「特に、怒られもしないみたいですし。」

「そのレベルの中学高校だとそう言う子が多いんじゃないですか。伝統的に多分、だから先生も慣れっこなのかな?転勤も無いですしね。」

「ぼくの高校(私立)もそう言う子ばかりでしたよ。ズーっと寝てるのになぜか大学は六大学のどっかには受かってるって言う、今はどうしてるか知りませんが。。。。。大丈夫ですよ。」

「あと、何でも現地集合なんですよー、来週も那須に校外学習なんですけど、現地集合で、、、、もー心配ですよねー、行けるのかしら??」

「あー、それも学校からバスで連れて行くなら学校集合もわかりますけど、電車で行くんですよね?それこそ、電車で行くなら早い方法を自分で見つけて行く方が良いんじゃね?と考えてしまう子がほとんどじゃないでしょうかね?そんな非効率な理屈はA君の学校の子には通用しないんじゃないですか?先生もそんな思考だと思います。レベルの高い学校って学力云々もあるけど、日常生活に対応するレベルもそうやって急速にあげちゃえるんでしょうね。A君の事情もわかりますけど、変わると思いますよ。
ぼくの中高も、箱根に遠足だ!と言うと現地集合、現地解散。多摩湖周辺でマラソン大会!と言えば現地集合現地解散でしたからね。中1生は大変そうでしたけど。何度かやれば心配無しですよ。似たようなともだち作るのも手ですしね。」

そんな知った話のように偉そうに話をしてしまいました。

彼女(おかあさん)も、話をしたくてうずうずしていたような感じでしたのでよかったみたいです。

抱え込んではいけないと思います。吐き出すことは大事です。

他に諸々とよもやま話身の上相談っぽい話をお話しをさせていただきました。

ぼくとしては、違う世界の話が聞けて、おもしろかったです。

そんなこんなで話している間に、怪しい男女で何を盛り上がってるのと他のおかあさんやうちの妻も集まってきちゃって、お互いのむすこさんの現況を話し合う場になってきてましたので、適当にぼくはその場から口を挟むのをフェードアウトしました。

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うちのむすこの話

うちのむすこに関しては、もっぱらサッカークラブチームに関する事をよく聞かれました。

そのおかあさんにとっては、小学校時代からスポーツばっかりしている子の世界を知らないから新鮮なようです。

現地集合現地解散の話を聞いて、今うちのむすこも自転車のレベルですが練習や試合のグラウンドに現地集合現地解散を通しています。

地図が読めないむすこでしたが、それも段々緩和されてきて自転車の範囲ならGoogleマップを使えばどこでも行けるようになりました。

「片道10キロあるところに学校終わった後に自転車で行ってる。」なんて言うと驚かれますが、私立中学でもまれているA君と同じようなことをクラブチームで経験させてもらっていて、むすこにとっての成長へのチャンスを与えてくれているのだろうなとおもったのであります。

まとめ

運動会でお話しした私立中学校の話はおもしろいですね。

偏差値が上位とか関係なく、難しい試験を通ってそれなりのレベルの中の子が集まるので、似たような個性が集まるんだろうなと感じました。

他の大学付属中学に行った子も、御三家に行った子も、女子御三家に行った子も、その子の6年間を思い返すと「あ~っぽいね~」と思われるような子が多いような気がしました。

ですので、そのA君もそれなりに彼に合った中学に入学できたようでそれはそれでよかったと思います。

小学校時代は特支教室に6年近く通っていたような子が、私立の中学に行って個性を発揮して、クラスのみんなから拍手をもらって、将来を自分で考えた道を拓けるようなことができたら素晴らしいことだと思います。

その、第一段階での「授業中の睡眠」と「現地集合現地解散」と言う心配事は、決して無駄では無かったと思う日がいつか来るはずです。

自分で今はこんなもんで良いと思っていても、成長するに従い習得すべきものがハイレベルなものにななり、そのレベルの中で周りからの無言のフィードバックや反応から自分自身の基準が主観過ぎたなと考え、修正する時が来ると、自分の経験からそう思うのです。

決して数字には出来ない事。当然それも大事なのです。

それをわかってくれるのは傍にいる人だけです。

ぼくは、大した人間じゃありませんけどね。

むすこ、むすめに対してはそんな事を考えて見ています。

お互いの個性の塊むすめの話にもなりましたが、その話はまた今度。

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